ホワイトアウト (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 361
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  • Amazon.co.jp ・本 (637ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270210

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号・913.6/Sh
    資料ID・310005650

  • 何かあまり好きではなかった。残念ながら

  • 映像化より小説のほうが○。

  • 手に汗握って一気読み。

    まさにハリウッドのアクション映画「ダイハード」を小説にしたよう。
    ダムを武力で乗っ取ったテロ組織にたった一人で闘いを挑むダムのエンジニアを応援する手に力が入る。
    特に男同士の友情モノに弱い私はどっぷりとこの世界にはまってしまった。
    脇のキャラクターの造形も素晴らしい。
    冒険小説なのに人間ドラマでも読ませてくれる。

    怒濤のようなアクション描写の連続に、息をつく間もない。
    ページの分厚さと、読了の時間ってまったく比例しない典型的な一冊。

  • 220
    面白かった。最後のそう来るか!という展開にやられた。
    同著者、読了2作目。
    2013年ベスト4作。

  • 雪山と巨大ダムを舞台に複数のテロリストに立ち向かう男の物語。まさにダイ・ハード的な展開で、ブルース・ウィリスを主役に据えたい感じだ。山岳小説としてよりも、アクション、サスペンス、エンターテインメントとして楽しむべき小説。

  • 極寒の冬山。描写が細かく目の前に浮かんできます。ストーリーはちょっと物足りなさが。映画を見てみようと思いました。またダム見学も楽しいかも。

  • 【ホワイトアウト】 真保裕一さん

    全てが凍る厳冬期、日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムがテロリストによって乗っ取られた。
    運良く人質となるコトを免れたダムの運転員・富樫輝男。
    二人の同僚が凶弾に倒れ、なおかつ10名近いダム関係者が人質として監禁された。
    人質の中には彼の亡くなった友人の婚約者も含まれていた。
    富樫は無謀にもテロリストに立ち向かう。彼がテロリストに対しアドバンテージを
    握っているのは奥遠和のダムに関する知識と我が庭の如くに歩きなれた山に関する
    知識のみであった。
    テロリストは一切の通信手段を切断し、唯一持ち込んだ無線機により警察との交渉を始めた。
    犯人の要求は50億。
    ダムを破壊すれば下流域の街がダムの濁流に飲み込まれてしまう。
    雪と悪天候のため、警察はただ犯人の言うなりになるしかない。。
    富樫は持てる知識を総動員したった一人でテロリストにゆさぶりをかける。



    スリリングな本でした。『雪』が富樫の敵になったり、味方になったり。。
    福井晴敏さんの「亡国のイージス」にどことなく似ている読書感があるかな??
    面白さは、私としては「亡国のイージス」の方が上でしたが、
    この本も面白く読める本でした。。

  • 映画化されただけのことはあり、面白かった。
    冬山の厳しさ、ダムという特殊環境、それを用いたテロ と思わせて、実は・・・という展開も面白い。
    みてないが、映画はどうなのだろう?

  • 日本最大の貯水量を誇るダムで働く主人公、富樫。
    そのダムが武装グループに占拠され、
    職員と麓の住人を人質に50億円の要求が突きつけられた。
    富樫は一人で敢然と武装グループに立ち向かう。

    極寒の冬山と対比する富樫の熱さ。
    月並みな表現ですが、
    緊迫するシーンの連続で手に汗握る展開で、面白かったです。

    ですが、確かに圧巻されたものの、
    ラストはどこか物足りないところがあります。
    それが何なのかは上手く言えないのですが、
    絶賛とまではいかない読後感でした。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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