ホワイトアウト (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (637ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270210

感想・レビュー・書評

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  • 2014.10.2(木)¥250+税。(-2割引き)
    2015.11.21(土)。

  • 緻密な描写により臨場感がすごい。ドキドキして一気に読んでしまった。

  • 20150814

  • ダムの構造に関わるシーンが若干難しいですが,犯人,人質,警察などの視点がそれぞれ描かれることで,雪山と事件の緊張感を持続的に楽しめました.

  • う〜ん、冬山に登ったことがない身にとっては、冬山の厳しさが身にしみる。

  • ジャンルはアクション・サスペンスで、映画で言うとハリソンフォードの「逃亡者」のようなスリリングな逃亡劇です。舞台は豪雪地帯の水力発電所とダムです。とにかく寒そうな描写が延々と続きます。雪山がクライマックスの舞台となる「マークスの山」を思い出しました。
    ダムがテロリストグループに占拠されて、職員を人質に警察が身代金を要求されます。一緒に登った雪山で友人を失い、自分は生き残って罪悪感にさいなまれる主人公が、人質を助け出そうと孤軍奮闘します。富士山で遭難事故に遭った片山右京さんを思い出しました。良く練られたストーリーですが、後半まではなぜか退屈でとても長く感じられました。また、ダムに詳しくない私には、その複雑な構造が分かりづらく、理解しようとするのが面倒でした。
    アクセス不能なほど雪が積もっていて、警察が全然役に立たないんです。また、ほとんど食べないで雪の中を走り続けるスーパーヒーロー主人公が、湖が凍るほどの寒さに放り出されて、凍死しないのも不思議。あと、走行中のスノーモービルに乗った二人が会話するシーンが長く続くのですが、あんなに落ち着いて話せないと言うか、相手の声も聞こえないのではないかと思いました。
    ラストは意外な展開が複数待ち受けていて、そこまで読んでやっと「なるほどね」という感慨を得ました。ダムを乗っ取るというアイデアは確かに画期的とは思いますが、作品全体を通して描写が無駄に細かく、心に響かないんです。何ででしょう?
    また辛口読書感想文になってしまいまい、恐縮です。

  • 2001.8.31 読了

  • 配役見てから読んだので
    織田裕二と松嶋菜々子がウザイ‼︎
    松嶋菜々子嫌いだから余計鼻についてしまい、
    イメージいれるのは失敗でした。
    話はいかにも映画ちっく、
    よく遭難してる女をホワイトアウトから
    見つけ出せたな…
    雪はまじ白いぜ⁈

  • スケールの大きいハリウッド映画のような小説でした。
    冬山の恐ろしさをとっても上手く書いていて、それにテロと友情、愛、命の尊さなど織り込んでて面白かった。

    そのわりには、なんだかエンディングがあっけなく、もっとスッキリばっしりと犯人を逮捕するのかな?と思ってた私にはちょっと期待外れだったかな?
    まぁ、冬山を舐めんなよ。
    っていうことを言いたかったんだろうけど。。。

    それと、もうちょっと奥田の活躍を書いてもらいたかったなぁー。とも思った。

    富樫の責任感と正義感が凄い!
    しかし、自分だけが助かったことに対する後悔と、そうすることが間違ってなかったのに罪滅ぼしのために、千晶を助ける執念深さは人間離れしてるよなー。

  • 何年ぶりかの再読。忘れていましたが、結構雪山の内容が多かったんですね。当時は夢中になって読んでいた記憶がありますが、今は若干出来すぎ感もありました。でも 、富樫の男意気は十分感じました。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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