ホワイトアウト (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (637ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270210

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介
    日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間! 荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失で亡くした友の婚約者を救うために――。圧倒的な描写力、緊迫感あふれるストーリー展開で話題をさらった、アクション・サスペンスの最高峰。吉川英治文学新人賞受賞。

  • 連鎖からだいぶ空いて2作品目を読了した真保裕一。
    いや〜冒険活劇?というのか、とにかくこの作品は面白すぎる。
    ちょっと他の作品も読み漁ってみたくなった。

  • 雪山にあるダムを舞台に繰り広げられるクライムサスペンス。大自然(雪山)の厳しさを刻々と描いたシーンが凄い。
    序盤で密かに張られていた伏線が終盤で一気に回収されていく構成が鮮やか。

  • 引き込まれるように一気読み。傑作です。最後まで富樫と千晶の会話シーンが無いというのがなんとも!

  • 『奪取』ではまって読んだ真保裕一作品。ハラハラする展開は、さすが。最後のシーンは、ちょっと泣けてくるくらい。

  • 黒部ダムに行くので、ダム小説でも再読しようかと。奥遠和という響きだけで十分わくわくしてしまうところからして、昔この本をどれだけ好きだったのか思い出す。当時とはけっこう嗜好が変わって、大白ダムでの会話など今読むとちょっと恥ずかしくなるようなところもあるのだけれど、やっぱり昔はまったものは今も特別だな、と思う。

  • 雪山にあるダムを過激派に占拠され、死んだ友人の婚約者を助けるため一人のダム員がスーパーヒーローの如く駆け回る話。

    人間より自然の方が断然怖い。
    ダムなんて写真見るだけでもゾッとするし、
    雪の中で動けないなんて本当に怖くて想像もしたくないなー。
    夢に出てきそう。

    確か織田裕二主演で映像化されてましたね。
    ちらっとしか観たことはないけど、どんな風になっているのかが気になる。

  • これめっちゃ面白かった!!!
    あらすじを説明するより、「ダイ・ハード雪山編」という言葉で全てが伝わると思う。能力が高過ぎる一般人が大活躍する話。アクション映画を観ているようだった。
    皆さんダイ・ハードを観る時に人生の機微や教訓や哀愁を感じたいと思って観ますか?観ないでしょ?この本もそんなものいらんのです!もっとガーッとやってガッとしてグッとしてドカーンっていう感じで読めばいい!豪快な本です!
    豪快な本に描写力が相まって最高のエンターテイメントでした。ごちそうさま!!

  • 評判どおり、
    真保さんの作品「奪取」と並んでこれもおもしろかったです!
    映画の登場人物の俳優たちはだいたい聞いていたので(織田裕二とか松嶋菜々子、吹越満あたり)想像しながら読み進めて行きましたが、
    そうですね、どちらも甲乙つけがたいですね真保さんの作品の中では。

    映画の方はまだ観てないので今度観てみよ。
    &原作また後で読んでみよ。

  • やはりこの人は長編が面白い。
    これまで読んだ真保作品では「奪取」が一番でしたが、この作品はそれを超えたかもしれません。
    読み終えたばかりですが、いつかはもう一度読みたいと思わせる作品でした。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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