ホワイトアウト (新潮文庫)

著者 : 真保裕一

• 新潮社 (1998年8月28日発売)

感想・レビュー・書評

[サムぽんさんの感想 · 2023年10月8日]

最初から最後まで緊迫感が続き、それがとっても面白かった！これは傑作！

[みおさんの感想 · 2023年5月6日]

主人公は物語を通してほぼずっと雪山歩いてる。それなのに面白いのすごくない？

[0927tsunematsuさんの感想 · 2023年3月18日]

雪が舞い散る寒い日に読み始め、花粉が飛び散る今日読み終わった。
読み進めたいという気持ちにならなかった。
女性の人質は料理係？主人公の行動も、犯人グループの裏切りも、なぜこの事件を起こしたのかも、すべて？？？である。

[さぬさんの感想 · 2021年8月5日]

小説の方が面白い

[愛ちゃんさんの感想 · 2021年4月28日]

テロのお話では
自分至上最高作！

[Masanoriさんの感想 · 2020年1月19日]

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間! 荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失で亡くした友の婚約者を救うために――。

[Rocketman3さんの感想 · 2018年10月15日]

まさに日本版「ダイハード」。映画向きである。寒さや熱に対する身体的反応の描写がよくできている。雪崩で終わるのはお約束といった感じだが、その後千晶と死んだ友人を間違えるところがよい。自分が死なせてしまった友人の恋人を助けるために戦うという主人公の動機付けの設定がうまい。

[konnoeさんの感想 · 2018年10月8日]

<u><b>山岳小説特有の硬質な文章をお楽しみあれ</b></u>

<span style="color:#cc9966;">日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループ「赤い月」に占拠された。職員、ダムふもとの住民を人質に、要求は50億円。警察が右往左往する中、昔自分が失った同僚の婚約者を救うために、同僚を奪った雪山に勝つために、一人のダム運転員が立ち向かう。</span>

山岳小説と言えば、井上靖『氷壁』と高村薫『マークスの山』（マークスは山岳小説ではないか？）くらいしか読んだことがないけど、なかなか好きかもしれない。
前々から、かなり面白いと評判は聞いてましたが、硬質な文章で最後までサクサクと読める。

[toyosuke1206さんの感想 · 2017年4月1日]

深い雪に閉ざされた巨大ダムをテロリストが占拠。ダムに通ずるトンネルは一本のみ。その道も爆破で封鎖され、警察も手足が出せない。そんな中、ダムの運転員が1人テロリストに戦いを挑む。。。
遠い昔に映画で見たうっすらとした記憶があるものの、原作を読むのは初めて。緊張感溢れる展開で、あっというまに一気読み。改めて映画を見直してみたいな。

[鴨せいろさんの感想 · 2017年3月30日]

頭の中に滑らかに入ってくる文章の間から立ち上る雪山の寒さや過酷さに、読んでいて身が引き締まります。暖かい場所に場面が切り替わるだけでどこかホッとするような。
加えてストーリー自体の緊迫感もあるもんだから、貪るように読み切りました。
また、登場人物の心理描写も丁寧にされていた点も読んでいて感情移入しやすかった要因かもしれません。

著者プロフィール

真保裕一（しんぽ・ゆういち）
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう！』『ローカル線で行こう！』『遊園地に行こう！』『オリンピックへ行こう！』の「行こう！シリーズ」、『ダーク･ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」