村上海賊の娘(二) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 202
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349794

感想・レビュー・書評

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  • うーん、、、主人公の景が全く活躍してないのでイマイチ面白くない。
    宴に参加して、戦を見物して最後は突然、味方の陣で暴れ回って捕まって終わり。

    特に、景が途中まで戦を面白がって見てたのに、終盤「源爺たちは騙されてたんだ!」って突然正義漢になるのが凄い違和感。一応理由は書かれてるけど、今までの景なら「騙されちゃってバカなやつらだ」くらいな気がするのだが。

    イマイチ主人公に好感度が上がらなかったのだが、その辺の急な変わり様と自分勝手に暴れ回るシーンが不快で一層心が離れてしまった。

    あと戦いのシーンは面白い部分もあるのだが、やっぱり基本的に漫画のような大雑把なシーンが目について、リアリティーがない。
    結果、他の歴史小説と比較して、命のやりとりをしている緊迫感が足りず、話にのめり込めない。

    一巻はまだ面白かったが、この内容では正直続きを読むか思案してしまう。

  • 前巻の終盤に登場した七五三兵衛がめちゃ格好いい!めちゃくちゃな泉州侍の中でもピカイチで侍って感じかとても良い
    村上の娘の景も惚れるんではと思う
    一向宗の戦わせせ方は酷くて本当に親鸞の教えを踏み躙ってると思う、キリスト教も同じか
    そして最後に登場した織田信長!どんな活躍をするかが楽しみでしょうがないです

  • がっつり戦闘に入りました。
    大将も出てきました。
    これから本番ですね。

  • 七五三兵衛の放つキャラクターの魅力で一気に読めた第二巻。義清と七五三兵衛の関係も良かった。

  • 信長に必死で立ち向かっている

  • 本願寺の明け渡しを迫る織田信長とそれに対立し阻止しようとする毛利軍の戦い。兵糧攻めを受ける本願寺に海路から兵糧補給を援護する毛利軍。その主力である村上水軍の姫である景とそれを迎え撃つ泉州海賊との壮絶な海戦は迫力満点だが、最後はまるでターミネーター。映画化すれば面白そう。
    しまなみ海道サイクリングの予備知識として読んだが、海賊の成り立ちと歴史がわかって非常に興味深かった。

  • 当たり前だけど、通信機器がない時代の戦ってこんな行き当たりばったりなんだなあ…と思った。

    戦が展開、進んでいく様子がよくわかった。キャラクターもいきいきしていてわかりやすくて、面白く読める。

  • 戦の様子が臨場感たっぷりで、一気読み!
    戦を遠くで見ている人たちの視点で、戦局を冷静に読ませる文章も上手い。
    織田信長がついに登場したところで2巻は終わり。
    早く3巻を読みたい!!

  • 詐欺と宗教を考える。

    (以下抜粋)
    ○「でも、絶対に叶わない望みだってあるんぞ。どうするんだ」
    このとき、頭の片隅でおぼろに浮かんだのは、叶わぬ望みである合戦のことだ。
    「知れちゃら」
    七五三兵衛は、そんな景の問い掛けを一笑に付した。
    「叶わんまま死ぬだけじょ。せやけんど踏ん張った自分ちゅうもんだけは残る。へこたれたらあかん」(P.118-119)

  • 2019.11.24
    泉州の海賊!かっけー!
    これからどうなるか見もの
    謙信どうしたよー!

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