絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102071052

感想・レビュー・書評

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  • 痛いほど共感して救われた本。
    カフカの変身に感銘を受けて、この本も読んでみたくて手に入れたが一生を共にしたいと思えた本だった。
    下手な自己啓発よりよっぽど心に染みる本だ。
    マイナスとマイナスを掛けるとプラスになるように、絶望は笑いにもなり希望も湧き出てくるのだ。
    病気にだけは絶望せずに、むしろ辛い現実から解放されほっと安心しているところがカフカらしくて笑ってしまう。

    頭木さんの解説とあとがきも解りやすく良かった。

    本当につらくて何も出来ないときにも良薬になるが、普段の生活でページを開いても不思議な力を与えてくれる。

    ★5



  • ポジティブな人、ポジティブな本、ポジティブな考え方にうんざりした時、帰ってきたくなる。
    絶望名人に代わりに絶望してもらえて、心が軽くなる。

  • 「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。」なんてネガティブな(笑)しかもそれが恋人に宛てた手紙だなんて。悲しい時に悲しい曲を聴くように、ポジティブな言葉を聞くことすらシンドイ時には、このネガティブ発言集を読むと逆に元気になるかも。最後の方では「もうええ加減にせいや」って腹を立てる元気も出てくる。

  • 記録。

  • なんだかそれほどインパクトの強い言葉でもなかった…
    カフカは絶望しきったけれど
    その言葉からの絶望さは自分的にはイマイチかも…

  • 2018年版新潮文庫の100冊のうちの一冊、として挙げられていた。

  • 自分以外で絶望と仲良くなるのも悪くないと考える人に初めて巡り会えた。

  • マイナスな力も力のうち

  • カフカがいかに悲観的な人なのかはよくわかった。
    全体的につまらない...解説が薄い。

  • 4

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著者プロフィール

1883年プラハ生まれのユダヤ人。カフカとはチェコ語でカラスの意味。生涯を一役人としてすごし、一部を除きその作品は死後発表された。1924年没。

「2022年 『変身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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