1Q84 BOOK 2

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534235

感想・レビュー・書評

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  • 中だるみ感が否めない。

    【 ある年齢を過ぎると、人生というものは失っていく連続的な過程に過ぎなくなってしまいます。】

    確かにそうかもしれない。
    大切な人、大好きな家族、若さ、
    それは誰もが避けて通れない。

  • 青豆とリーダーのシーンはハラハラドキドキ。
    でもそれ以外の思想的な部分は間延び間が。。。
    今後の展開も期待できそう。
    BOOK3に移ります。

  • 『野菜株式会社』の発想は実に愉快だなぁ。各野菜を擬人化してお見事。

  • 1より良かった、3が早く読みたくなりました

  • 1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じようにhttp://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou19601.html

  • ☆以前に読了

  • 2回読むことで、1回目に味わえなかったものを発見したり、新しいことを見つけたりすることができた。1回目と2回目の間に自分に起きたことも、読んだ印象の違いに影響している。2回読むことの価値は高い。

  • 面白い!ぐいぐい引きこまれる。物語はいよいよ終盤へ。悲しい結末にならないことを心から祈ります。小説って本当素晴らしいなあってかんじさせてくれるいい物語ですね。村上春樹ってやっぱすごいな。

  • 止まらない

  • BOOK1で並行して進んでいた話がだんだん交わってきて面白くなった。
    面白いけど、怖い。途中からドキドキが止まらなかった。
    1984年も1Q84年も、原理的には同じ成り立ちのものだ。君が世界を信じなければ、またそこに愛がなければ、すべてはまがい物に過ぎない。

  • 20140211

    天吾とふかえりが交わった意味が私にはよくわからない。
    牛河ってねじまき鳥にも出てきたような出てこなかったような。

  • だんだん入り込んできた。
    青豆さんみたいに身体中の筋肉伸ばしてみたい。

  • 関係がありそうでないように見えた青豆と天吾。
    リトルピープルは善悪を超越した大いなる力であり、太古から存在したもの。光と影があるように、そのリトルピープルに対する存在として、絶対的運命の下、青豆と天吾がいた。どうなることやら。

    本著者作品の個人的な印象は、主人公に覇気がない。虚無感に満ちている。生きる意欲が欠如している。青豆と天吾が、実は幼少の頃から深く愛し合っていたというのならば、もっと生きようという姿を見たかった。この本の雰囲気は、絶対的運命には逆らえないみたいな姿勢ばかりだ。BOOK3が気になるようなならないような。

  • 物語が進まないため、286ページでストップ。

  • 物語の世界に入りこんで、いっきに読んでしまった。青豆さん!どうなるのか、BOOK 3 に行きます。

  • 青豆と天吾が遠い意味で繋がる巻である。

    クールな青豆さん(と自分自身で言ってしまう所が好き。)が、天吾に関わるときだけは無性に可愛くて仕方なく思える。。。
    ハゲが好きなんじゃなかったのー!

    ふかえりと繋がった後、天吾が二つの月に気付き、二つの月を見上げる天吾に青豆が気付く。
    このシーンは再読しても、ぐっとくる。
    会いに行くべきか、行かざるべきか。
    プロフェッショナルとしての勘と、恋する少女の間で揺れる青豆さんの葛藤、ああ、やっぱり可愛い!(笑)

    ドウタとして現れる青豆の清廉な描写や、牛河のねばっこい不気味さなど、キャラクターから放たれる空気が見事!
    その空気感が各シーンをきっちりと作り上げていて、非常に面白い。

    そんな中での天吾がやや薄味。
    なんとなく図体のデカさが想像できない。

    この巻の直接的なオーウェル引用は、牛河から発せられる思考犯罪の件くらいかな。
    さて、後半に向かおう。

  • あれだけ話題になった作品を今になって読むのが、僕らしいというか何というか。しかもわざとBOOK2までをまず読みました。元々ここまで刊行されて後に3が出たので、その感覚で読もうと思いまして。
    静謐で美しい物語。それが読後の感想です。村上春樹作品はほとんど読んでいないのですが、どの作品を読んでも、なるほどこれは人気が出るはずだと思わされます。暗喩に満ちた物語は、彼と彼女の物語があなたの物語になり私の物語となる。読者に委ねるという意味合いとは別に読者それぞれの物語を生じさせるのかも知れません。
    初めの内は青豆と天吾の章に相手の名前が出てこなかったので、微妙に平行世界なのかなとも思いました。もしくは天吾が紡ぐ物語が青豆の章になるのかなと。しかしそうではなさそうだと判ったら、いつどのように二人が出逢うのかが気になっていたのですが、まさかの結末に驚かされながらもこれしかないという締め方に感服しました。しかしそれもまだ続きがあると知っている身だからこその感想なのかも知れません。刊行時に読んだのならまたラストに味わう感覚は変わったのかも知れません。
    自分の中で少し熟成させてからBOOK3を読もうと思います。

  • ぐいぐい引き込む作者の筆力は圧倒。しかし消化不良の感は否めない。潜伏する多くのメタファーを読み取れない自分の読力なさ故か。不条理な世界に対するオトシマエがない。全ての登場人物を正当化しすぎ。読後の余韻に引きずられながらもやもやが残ります。正直な感想です。

  • 2巻が一番だれてくるかも。

  • 好きか嫌いかは別としても、読者を引っ張っていく力がすごい。BOOK3にどう続いていくのか気になるところ。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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