家守綺譚

著者 :
  • 新潮社
4.06
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本棚登録 : 3505
レビュー : 630
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104299034

作品紹介・あらすじ

たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいる途中は評判の高いこの本を私は楽しめているのかなんだか不安で、集中力を欠くことも多かった。
    ところが、いったん読み終えてみると物語の舞台となった京都の外れだろうか、訪れたこともないこの地を綿貫とともにゴローとともに時には漂い時には立ち止まりとすっかり知り尽くしたような気分になるのだから不思議だ。
    私もキツネやタヌキに化かされてしまったのか。

    夏の終わりに読むにふさわしい本だった。
    秋の夜長に虫の音を聞きながらページをめくるのも良いかも。
    気負わず力まず物語の世界を楽しむのが良し。
    私の乏しい草木の知識では景色がすぐさま目に浮かぶなんて無理な話。
    そこはネットの力を借りながら(笑)
    いや、ドクダミくらいは分かりましたよ。
    庭に毎年のようにわさわさとはびこりますから。
    匂いもさることながらその生命力の強さには参ってしまう。

    河童やらカワウソやらに化かされるなんて日常的だった時代。
    物の怪の世界も人間の世界も境界線があいまいで恐れることもなく。
    いいな~、この緩い感じ。
    隣の奥さんとか和尚とかその緩さの代表格。
    むしろ妖怪なんてあたりまえじゃないって位の構えで。
    長虫屋も良かったな。カワウソの孫ってなんだよ(笑)

    関西に住んでいたら週末にでも作品の舞台になった地へすぐにでも行きたいところだけど。
    いや、残念無念。
    ここは続編の「冬虫夏草」を読んでまたトリップすることにしますか。
    面白かったです。
    良い作品、ご紹介ありがとうございました(*^_^*)

    • vilureefさん
      nico314さん、こんにちは!

      ええ、ええ、機が熟すまでですよね(笑)
      とくにこの作品は急いで読む本ではなくじっくり腰を落ち着けて...
      nico314さん、こんにちは!

      ええ、ええ、機が熟すまでですよね(笑)
      とくにこの作品は急いで読む本ではなくじっくり腰を落ち着けて読む本だと思いますから焦らずマイペースで読んでくださいませ(*^_^*)

      私も続編の「冬虫夏草」を読みたいとは思うのですがなかなか落ち着かず・・・。
      で、私も今池井戸潤読んでますーー!!
      やっと回ってきた「銀翼のイカロス」です。
      もしかしてご一緒ですかね??
      2014/09/29
    • nico314さん
      vilureefさん、こんにちは!

      はい、それです!
      先程読み始めました。もうすぐ、きっとスイッチが入りそうな予感がします。
      vilureefさん、こんにちは!

      はい、それです!
      先程読み始めました。もうすぐ、きっとスイッチが入りそうな予感がします。
      2014/09/29
    • nico314さん
      vilureefさん、こんにちは!

      ようやく読みましたよ!
      読み始めた瞬間、「これ好きだわ~!」と気づきました。
      この感覚、「かの...
      vilureefさん、こんにちは!

      ようやく読みましたよ!
      読み始めた瞬間、「これ好きだわ~!」と気づきました。
      この感覚、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」以来です。
      現在「村田エフェンディ滞土録」を読んでおります。
      2014/10/18
  • 着古された和服の生地に、柔らかな筆字で『家守奇譚』、
    ひと枝の南天が紅を添える、美しい表紙。
    見返しに描かれた白鷺、一面の雪景色の中の白い笠と黒い衣。
    最後の頁にぽつんと添えられた、家守の這う蔦の挿画。

    この物語の世界を余す処なく表現してくれている装丁に
    読者として深い感謝を捧げたくなるくらい、素晴らしい本です。

    湖、疏水、用水路、田圃、池、床の間の掛け軸の水辺。
    主人公の綿貫が住まう、亡き旧友の家を取り巻く湿った空気が
    この世のものではない存在を呼び寄せるのでしょうか。

    木肌を撫でてくれる綿貫に懸想して、もの言いたげに揺れるサルスベリ。
    そんな彼女(?)のために、根元に腰を下ろして本を読み聞かせる綿貫。

    床の間の掛け軸の水辺から、ボートを漕いで現れ
    生前と変わらぬ口調で語りかける亡き友の高堂。

    風流を解し、河童を救って仲裁犬としてその名を轟かせ、
    隣に住む犬好きのおかみさんから、主人の分の食糧まで融通する飼い犬ゴロー。

    雷に打たれて孕んだ白木蓮の蕾から、天をさして昇っていく白い竜。

    庭の片隅で、満開になる木槿に助けを借りて降臨する、儚げなマリア像。

    竜田姫の竹生島参りの侍女が乗り移った、上半身は女人、下半身は鮎の人魚。

    黄泉の国へと嫁入りする幼なじみに白いサザンカの花を手向け
    幻の汽車を待つ間、綿貫と共にゲーテのミニヨンの歌を口ずさむ、ダァリヤの君。

    墨をたっぷりと含ませた筆でしっとりと原稿用紙に書きつけられた文字が
    ゆらりゆらりと形を成して実体化してきたような摩訶不思議な感覚に
    うっとりと呑み込まれ、いつのまにかその湿った空気を肌に纏っている。。。

    そんな世界まで連れていってくれる、稀有な物語です。

    • nejidonさん
      はじめまして。フォーロー&コメントをいただき、ありがとうございます。
      読まれた本のすべてにレビューを書かれていることに感心することしきりです...
      はじめまして。フォーロー&コメントをいただき、ありがとうございます。
      読まれた本のすべてにレビューを書かれていることに感心することしきりです。
      さてどの本にコメントしようかしらと物色して(笑)していたら、この本にたどり着きました。
      ずいぶん前に読んだのですが、印象に強く残っている一冊です。
      異形のものをこんなに美しく愛おしむように書いた作品は珍しいですよね。
      また素敵な作品に出会ったら教えてくださいね。楽しみにしています。
      なお、猫は15匹に増えました。可愛いから構いませんが、時々大変です・笑
      2013/02/26
    • まろんさん
      nejidonさん☆

      コメントありがとうございます!
      暇に任せて長々と書くばかりのレビューを物色(♪)していただけて、光栄です。
      本を開い...
      nejidonさん☆

      コメントありがとうございます!
      暇に任せて長々と書くばかりのレビューを物色(♪)していただけて、光栄です。
      本を開いたとたん、湿った空気がたちこめて
      乾ききったお肌も潤ってしまいそうな、風情のある本ですよね。

      なんと、10匹でもうらやましいのに15匹ですか!
      もはや猫天国ですね。素敵です。
      プロフ写真の、頭にみかんをのっけてカメラ目線の猫ちゃんにも
      見るたびうっとりしてしまいます(笑)
      これからもどうぞよろしくお願いします(*'-')フフ♪
      2013/02/26
  • 亡き親友の家守りをすることになった主人公と、庭の木々、草花、池、川、山、亡き親友など、主人公の周りにある「気」たちとの交流を描いたレトロなファンタジー。

    それはついこないだ、ほんの百年と少し前らしいが
    筆者の豊かな想像力を持ってすると、物書きの地味でたわいない日常の暮らしは、日々楽しい出会いに溢れるものとなるんだなぁ。読後感の良い作品だった。

  • 亡くなった友人の家を管理する事になった主人公の一年間。春夏秋冬折々の草花と共に不思議な出来事が起こる。サルスベリに嫉妬されたり、亡くなった友人が掛け軸から度々現れたり…。小鬼、河童、カワウソなんかも出てきて梨木ワールドらしい不思議な世界だ。
    100年前の頃の話だが、昔は自然と触れ合い、共存しながら生きていた。この本の中の世界もあながちフィクションではないような気がしてくる。
    以前読んだ「村田エフェンディ滞土録」の村田さんの事が少し書かれている。

  • 確かに以前読んだ記憶はあるのだが、
    逆に
    「読んだ。」
    と、いう記憶しかないのが信じられない。

    人がまだ
    人以外のモノ達をどこにも
    追いやってはいない頃の物語。

    モノノケ達は
    人を怖れずに(と、いうか好意を持って?)
    共に生きよう、としていた。
    人もまた
    それを当たり前の様に受け入れてきた事で
    「生き方」の選択肢がごく自然に広がっている様に思えた。

    (前に読んだ時は
    彼らの声が聞こえていなかったのかな…)

    あぁ~
    家守を通して聞こえる
    その者達の声が愛おしくてたまらない。

    木々が揺れる音、
    鳥の囀り、
    家の軋む音、
    雨音に
    庭で吠える犬、
    まるでそれらが総じて
    言葉を綴り、物語と化した様な
    きっとすぐ隣にあったはずの世界。

    でも、今は見えない世界。

  • 早く早くと先を知りたくて読む本と、出来るだけ時間をかけて読みたい本との2種類があるとすれば、これは確実に後者の本。
    著者は、先日「沼地のある森を抜けて」で第16回紫式部文学賞を受賞したばかりの梨木香歩。
    「家守奇譚」は2004年の作品です。
    梨木さんの本はもうこれで何冊目かしら。
    いつもの如くゆっくりと咀嚼しながら、心に染み込むように読みました。
    近頃売れる小説は具体的に答えを提示してしまっているものが多く、その分リアリティは増すのですが、読み手の想像力を奪ってしまうという欠点があります。
    この作品はまさにその逆を行くもの。
    こちらの独自のインスピレーションを、めまいがするほど刺激してくれます。

    物書きの主人公・綿貫征四郎が、かつての親友でありすでに亡くなった高堂の実家の家守として住むことになり、そこで起こる数々の奇妙な出来事や不思議な生き物たちとの出会い。その一年間を、花の名前になぞらえながら28の章で綴っています。
    怖ろしいのか、それとも可笑しいのか、毎回のように現れる高堂や、もめ事があるたびに仲裁に行く飼い犬のゴロー、庭のサルスベリに惚れられたり、祠にマリア様が現れたり、池から河童が出てきて脱皮していたり、三角錐の角を持った小鬼がふきのとうを摘んでいったり、と挙げればいくつも不思議な話が出てきます。

    「カラスウリの花」を写真に撮ってきたのは、その章が特に印象的だったせいです。
    天井から屋根裏まで茂ったカラスウリの葉を眺めているうちに細い絹糸のようなものが降りてきて、つたって昇っていくと、いつしか自分が「家守(ヤモリ)」になっていたという夢の談。
    夢から覚めると干からびた家守を見つけるというオチなのですが、登場人物たちがあまり驚かずに受け入れていくので、読み手も自然にその幻想的な世界に引きこまれ、自分も一緒に不思議な体験をしているような気分になるのです。

    四季折々の情景描写も美しく、複雑な心理描写も取り払われ、短めの文節の中に多くの光景を浮かび上がらせます。
    饒舌な人間、饒舌なブログや本、それらすべてが苦手なわたしは一級の芸術品を愛でるような気分で読み終えました。
    ひとつ面白いのは、主人公は新鮮な気持ちでひとつずつ対峙しているにもかかわらず、近所の和尚や隣のおかみさんは眉ひとつ動かすでもなく、当然のように相づちを打って流していること。
    これが一層可笑しさを増しています。
    祖父母の時代には、こうだったのかもしれませんね。
    自然との共同生活には自然への畏怖があって当たり前だったし、小さな生き物にもそれなりの役割と物語があったはずです。
    狸や狐の悪意の無い悪戯も、共存していれば起こり得ること。
    神話も伝説も当然のように存在していた頃、それはつい最近までそうだったはず。
    失われた物たちへの微かな哀惜も感じつつ、本を閉じました。
    「文学」を「文から学ぶ」と定義づけるなら、この作品はまさしく「文学」そのものでした。

    • nejidonさん
      hiromida2さん、こんにちは(^^♪
      こんな古い古いレビューに、ようこそいらっしゃいました・笑
      (しかももっと古い伊坂作品↓にま...
      hiromida2さん、こんにちは(^^♪
      こんな古い古いレビューに、ようこそいらっしゃいました・笑
      (しかももっと古い伊坂作品↓にまで、ありがとうございます!)
      この後庭にカラスウリを植えて、夏の早朝幻想的な花を眺めています。
      そんな・・達者でもなんでもないですよ(^^;
      hiromida2さんのように、感動がストレートに伝わるのが一番です。
      この本棚には載せてない小説が殆どなので、梨木さんの本も少ないかな。
      お好きな作家さんが見つかったのであれば、本読みの愉しみもグンと増しますね。
      これからも楽しみにお待ちします。
      hiromida2さん、ありがとうございました!
      2020/05/21
    • hiromida2さん
      nejidonさん、こんにちは(^^)
      度々、失礼します。こちらこそ、ありがとうございます。目下、今一番好きな作家さんは伊坂幸太郎さんなんで...
      nejidonさん、こんにちは(^^)
      度々、失礼します。こちらこそ、ありがとうございます。目下、今一番好きな作家さんは伊坂幸太郎さんなんですが、nejidonさんもおっしゃってたように、いつ読んでも面白い事は分かってるから、安心して読めるのですが、色んなジャンルやまだ読んだ事がないけど…興味を惹かれる作品が多すぎて…nejidonさんのレビュー見るだけで、私よりな読みたい本が沢山で、積読本も増えた(笑)少しずつ、マイペースに読破してゆきたいと思ってます。毎回、楽しみにしてる素敵なレビュー
      ありがとうございます…こちらこそ、よろしくおねがいします。
      2020/05/21
    • nejidonさん
      hiromida2さん 、こんばんは(^^♪
      再訪して下さってありがとうございます!
      こんな本棚でもお役にたてて嬉しいです(#^^#)
      ...
      hiromida2さん 、こんばんは(^^♪
      再訪して下さってありがとうございます!
      こんな本棚でもお役にたてて嬉しいです(#^^#)
      積読本の悩みは皆さん同じようで・笑
      大丈夫、本はいくらでも待っててくれます。
      そして、いくら積んでも叱られません。
      hiromida2さん のペースで楽しみながら読まれればもうじゅうぶんかと。
      ノルマもありませんし、仕事じゃないから全然無理する必要もないし。
      お互いぼちぼち参りましょう。
      こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
      2020/05/21
  • 万物に神様が宿っていた時代。
    何の前触れもなく、ただそこにいるものとして出てくる者たち。
    雨の日、掛け軸から舟にのってやってきた亡くなった友人。
    さるすべりに恋され、たぬきに化けられ、河童の衣を取り戻しに河童の少女が訪れる。
    何が起こっても、そんなものかと受け入れる主人公。
    そんなちょっと不思議な日常を、四季の移り変わりとともにつづった一冊。

    とにかく無駄というものがなく、ひとつひとつの話が一幅の画のようで美しい。
    またゆっくりとお茶を飲みながら読みたい。

  • これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。
    「Amazon内容紹介」より

    最近の本なのに、それを感じさせない日本語.
    仄かな幽玄.精神の世界.
    境界のあいまいさを感じる作品.生と死の境界、この世とあの世の境界、今と昔の境界、人と自然の境界.
    八百万の神を信じる文化の権化.

  • 再読。何度読んでも楽しい。
    亡くなった者も、植物も動物も、異界のものも、全てが穏やかに共に生きている。
    綿貫の『隣のおかみさん』の言葉を借りればそれが土地柄であり、後輩で編集者の山内の言葉を借りればそれが常識になる。
    しかし犬のゴロー、綿貫ではないが『おまえはいったい何者なのだ』と言いたいほどの大活躍。様々なものたちの仲立ちをしているらしい。
    だが綿貫もなかなかの活躍振りであり、サルスベリに懸想されたり桜に暇乞いをされたり、狸に化かされたり狐に助けられたり、カワウソに魚を贈られたり。
    続編も再読してみる。

  • こんな素敵な本だったとは知らず…

    湖で亡くなった友人・高堂の実家を、彼の父親から任されて住みながら管理することになった、綿貫征四郎の一年。

    人ならぬもの…植物や動物が何故か彼の前に頻繁に現れ、高堂も、疏水をたどってか、ときどき水辺を描いた掛け軸の中からボートで現れたりする。
    学生時代のように気軽に言葉を交わすものの、そこにはやはり、違う世界に住まうものの隔たりが確かにあるのだった。

    古い民家。
    時々風を通して家を保って欲しいということだが、綿貫は、戸は開け放ち、ムカデもマムシも入れ放題。
    湿って踏み抜いた床下から延びた蔓もはびこり放題。
    来るもの拒まずで、まことにアチラの世界へのガードもゆるく、何度も化かされたり取り込まれかかったり(笑)
    それでも危ういところでこちら側に踏みとどまっている。

    短編のタイトルはすべて植物の名。
    文章そのものも、ふんいきも美しい。

    犬のゴローさんがまことに男前である。

    サルスベリ/都わすれ/ヒツジグサ/ダァリヤ/ドクダミ/カラスウリ/竹の花/白木蓮/木槿(むくげ)/ツリガネニンジン/南蛮ギセル/紅葉/葛/萩/ススキ/ホトトギス/野菊/ネズ/サザンカ/リュウノヒゲ/檸檬/南天/ふきのとう/セツブンソウ/貝母(ばいも)/山椒/桜/葡萄

    時々植物名を検索しながら読んだ。
    「貝母」の別名が「アミガサユリ」だったことを知り、本文中の謎か解けたり、「セツブンソウ」の写真の美しさにびっくりしたり。

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著者プロフィール

1959年生まれ。作品に『西の魔女が死んだ』『丹生都比売』『裏庭』『からくりからくさ』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『海うそ』『椿宿の辺りに』など、絵本に『ペンキや』『蟹塚縁起』『マジョモリ』『ワニ』など、エッセイに『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『水辺にて』『渡りの足跡』『風と双眼鏡、膝掛け毛布』『やがて満ちてくる光の』『ほんとうのリーダーのみつけかた』『炉辺の風おと』などがある。

「2020年 『よんひゃくまんさいのびわこさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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