三千円の使いかた (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050701

感想・レビュー・書評

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  • 私もお気に入りのものを見つけるよりもとにかく安いもの!!質より量!
    という事をよくしでかしていまして、本当に欲しいものを見つかるまで買わない!としている人たちをみていると、
    私は安物買いの銭失いすぎて勿体無いのかな、、、?と、
    年々歳をとるとともにそんな自分がなんだか嫌でした。

    そんな中私が働く書店でこちらの本がとても人気で、三千円の使い方で人生が変わる??
    と、何かに縋るような何かが変わりそうだと図書館で予約していました。

    4ヶ月待ちで読めたこちらの本、
    とってもとっても良かった。
    家族仲が良いのが羨ましい。

    人生の目標、夢をはっきりとさせて、
    小さな事で良いから始めてみよう!
    と、明るい気持ちで読み終わりました。
    何歳になってもお金は大事だ。


  • ここまで終始お金のお話だと息切れてしまいそうだなぁと危惧したが、それぞれ家族が抱えている問題を提起する上ではわかりやすかったのかも。充分に肩入れしやすくなったし、最終章に向けての布石であったのかな。節約も肩肘張らずにできるようになれれば御の字。

  • 三千円の使い方で人生が決まる

    お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない

    お金について、考えさせられる。預金の利率が子どもの頃と比較したら随分低くなったし、税金は上がって、所得格差は広がっているようだし。
    奨学金の問題は特に、慎重に考えるべきだったなと反省した。奨学金の利子の高さはかなりの負担になるんだなぁと。

    お金の使い方は考えなければいけないけれど、それに縛られて、今を楽しめなくなるのも意味が無い。全てはバランスなのだろう。

  • 思っていたよりちゃんと物語になっていて驚いた。
    お母さんもおばあちゃんもいいな。
    自分のことを真剣に考えてくれる人がいるのは本当に心強い。こんな親になりたいと思った。

  • お金は大切。
    お金について話し合える家族の関係っていいよね。
    日本の奨学金が借金じゃなく、給付奨学金が普通になればいいのに。

  • まずタイトルに惹かれて、一気に読み終えました。
    最近小説をたくさん読んでいたのですが、この本は特に現実味があるし、いい意味で生々しくてとても良かったです。
    三千円と聞くと、たったの三千円かと思ってしまいますが、この本を読んで考えを改めさせられました。
    人生いつ何が起きるか分からないので、納得するものを買ったり、自分なりにいいものにしていきたいですね。

  • 一気読み

    題名に心奪われた
    おばあちゃんとかが教えてくれる教養みたいな言葉に弱いのです

    この手の小説は、定期的に読みたくなります

    テーマは 金✖️家族✖️老後 。
    うわー現実ってこんなに厳しいんやって絶望しかけるんやけど、家族って助け合いやなぁってじわじわと心が暖かくなって、頑張って生きてみようか
    と思える、読書体験、好き

  • タイトルがまず秀逸◎
    明日から家計簿つけ始めよう
    そして自分らしく満足できる三千円の使い方を探していこうかな

  • 人は3000円のつかいかたで人生が決まるよ。これは一生懸命生きるあなたのための家族小説。楽しい節約アイデアも満載。

  • お金の話しというよりは、それぞれの年代の人生の話しで、読みやすくて面白かった。

    「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない」が本当その通りと思い共感。
    お金が全てとは思わないけど、お金をないがしろにすることもまた違う。
    お金を大切に思い、自分の人生と二人三脚で大事に扱っていきたいと思った。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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