- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120057281
感想・レビュー・書評
-
新聞の連載で読破。
ここ最近の新聞連載小説の中でもとても面白かった。
盛岡?かな、伝統行事のことも知ることができたし、見に行きたいと思った。
更生のサポートをする仕事があるなど、きちんと表現するあたりは、さすが柚月さん、という印象です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
補導委託制度から親子間の長年のわだかまりが氷解しつつあるあり方を描いた作品。
近くにいる者ほど気がつかないもの。親としてのヤセ我慢もあるだろうし、子として直接聞かなくとも自分のことはわかっていて欲しいとの願いもある。
平易な文章ながら、終わりのほうは、ぐっとくるものあり。
久々に泣ける作品を読んだ。 -
盛岡市にある南部鉄器の工房が舞台。親子の話だが、40代の息子が親に大事にされてなかったとか言ってるのが、40にもなってまだそんなこと言ってんのかよと白ける。
-
目に見えるものが、全てではないですよね
でも、言葉に、しないと伝わらないのも、事実で…
今の世の中、相手の顔色を探りながら会話しないといけないし、言葉にしたからといって、良い訳でもなく、難しいです
ただ、家族は、探りあうのじゃなくて、楽しいこと、辛いこと、共有しあうのが、いいのかな〜と思います -
家族の関係性について、とてもリアルな物語で引き込まれた。
終盤は考えさせられる場面も多く、本を閉じて自分の家族のことを考える良い時間がとれた。 -
家族だから伝わらない想いがある――。非行少年を預かることになった不器用な父と子。『盤上の向日葵』の著者による、傑作家族小説。
-
補導委託についての物語。
舞台は岩手南部地方、非行少年の行動理由や父親の過去などのミステリー部分はありますが、家庭小説と銘打っているように、著者には珍しい不器用な家族たちの人間ドラマでした。
ちょっと三浦しをんテイストな感じもしました。
補導委託とチャグチャグ馬コを知れたことは勉強になりました。
著者の家族が東日本大震災で亡くなっているそうなので、故郷の岩手を舞台にして希望のある物語にしたかったのではないでしょうか。 -
なにしろ 良かった! 柚木作品 万歳!
-
味方と応援者は違う。なるほど。