- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150113520
感想・レビュー・書評
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カバーがね、こっちなのよ
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書かれた年代と描かれた世界観、構想がすごい。個人的にストーリーは尻切れとんぼに思えたが。
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メタバースという言葉の元になったサイバーパンクSF、ということで25年くらい前の単行本(訳本)を手にとった(こちらは上下巻構成の文庫本だが)
原書はちょうど30年前の1992年に出たもので、この時代から外挿した未来像なので、今読むとローテク感を感じるところがあり若干スチームパックっぽくも感じるが、それも楽しみましょう、ということで。。
メタバースの描写はたしかに面白いと思うが、決してストーリーの本筋ではないので、「メタバース」とはを求めると若干肩透かしを感じるかも。
純粋にSFを楽しむという心持ちで読むことをおすすめする。
立ち向かう敵も、アメリカンっぽく明確です。
神話や宗教の(味方によるとオーバーテクノロジー的な)解釈と現代テクノロジーを重ねて人間をハックしてる視点も好きです(基本的にはサイバーパンク好き)
30年前の視点としてこれだけプログラマーやハッカーの重要性が描写されているのも、著者の先見の明の現れかもしれないなー、と感じた -
メタバースの原典、その語源となったもののコンセプトを描いた小説、と紹介されることが多い本書。その下巻。
メタバースという言葉について押さえておきたい向きにはぜひ下巻巻末にある著者による「謝辞」に目を通していただきたいです。そこに「メタバース」という言葉が生まれた背景が告白されているから。
さて、巻末の「謝辞」は本編を楽しんでから目を通すとして、作品本体はどうだったでしょうか。ヒロとYTのスピードについていけましたか。
自分は「メタバース」を理解する目的で本書を開いたため、なんだか最初からボタンを掛け違えたような収まりの悪さを感じてしまいました。
しかし、こちらも巻末に収められた「訳者によるあとがき」で紹介された「ローカス」での書評を知り、納得。
誤解を恐れず、分かる人には分かるかもしれない例えでいうと、ニール・ステーウンソンは小松左京に対する「筒井康隆」的立ち位置で存在感を出した作家であり、少なくとも「スノウ・クラッシュ」はサイバーパンクを「筒井康隆」的に描くと…そんな作品です。 -
上巻の感想にも書いたが、設定そのものは面白いものの、あれもこれもと情報を盛り込み過ぎてどこかまとまりのない印象になっている。キーとなる神話や宗教などは日本人にはあまり馴染みがない人も多いと思うので、そこが読みづらくさせているのかも。幕切れも個人的にはイマイチ。決してつまらないわけではないのだが、万人受けする作品ではないかな。
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訳が分からない部分もあるが全体として面白い
カバーイラストもいい感じ
表紙 8点鶴巻 和哉 日暮 雅通訳
展開 6点1992年著作
文章 7点
内容 770点
合計 791点 -
(上下巻共通)
ポストサイバーパンク SF だそうですね。
移動についての小説って感じが強いです。
サイバースペースについては、より現時点での技術に近い感じで SF っぽくないですね。
現実をモデル化したようなスペースと VR による視野って感じ。
そんなに SF している感じでもないかな。
ネズミモドキのエピソードはよかったな。
ピザ配達については、あまり印象に残らなかったけど。