特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 7-2)
- 早川書房 (2013年4月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151794520
感想・レビュー・書評
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★3.5。
第一作目『特捜部Q ―檻の中の女―(http://booklog.jp/item/1/4151794514)』よりも、事件としては“だいぶ普通”の事件。それでも、その奥深くに隠れている事の真相は、第一作目と負けず劣らず複雑怪奇ではありますが。
いやぁ、寄宿学校というのはヨーロッパの上流階級ではごく普通の子弟の教育機関なのですが、それが良いこともあり、そしてこの物語の様に悪いことにもなると。ちょっと思ったんですが、日本が欧米との交渉において中々勝てないのは、この寄宿学校ネットワークの埒外に日本がいるからでしょうね。
この第二作目から登場人物が増えますが、中々とらえどころのないキャラクター。それがこの先どのように化学反応を起こすのかが楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の現在とは異なる時間が流れているなぁと思うとともに、読んでいて胸が痛む。しかしそれをおもしろいと思う気持ちもある。
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シリーズものの2作目。新たな同僚の追加があったり、元同僚とのサブストーリーの伏線を張ったりと楽しみな要素も多いが、肝心の話の筋は良くあるパターンというか、結末の意外性が薄く及第点。それでもハラハラさせる読み応えは筆者の卓越した筆力か。
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このシリーズ、目を覆いたくなるような残酷な描写が多くて、そういうのは苦手なはずなのに、どんどん時引き込まれる。次、早く読みたい。
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前作よりボリューム増だが、質が高くなったとは言えない。冗長でミステリ的な面白味は皆無。今後もこの水準ならもう読まないかも。5.0
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シリーズ第2作をようやく読了。冒険サスペンス小説としても読める一級品!