特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 7-2)
- 早川書房 (2013年4月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151794520
感想・レビュー・書評
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2014年5月16日読了。
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特捜部Qシリーズ第二弾。なかなか好調だ。はぐれ者カール・マーク警部補と助手のアサドの絶妙なコンビに今回新たにローセという女性アシスタントが加わって3人のチームになった。カールはもてあまし気味だけど、このローセがなかなかのやり手でチームにはなくてはならないピースになっている。今回の事件は20年前の暴行殺人事件。容疑者はすでに逮捕されて服役中。だが裏がある。ということで特捜部Qの出番となった。犯人たちとその手がかりとなる女性の存在は早い段階でわかっているので、あとはそれをどう追い詰めていくかだけだ。犯人たちの過去の悪行とか異常な殺戮嗜好とかの描写が多くてちょっと中だるみ気味だが、最後のあわやという緊迫感とリーズナブルな結末はまずまずか。まあやはりカールたちの魅力だな。次も読むぞ。
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特捜部Qシリーズ第2弾。
暴力的で胸が悪くなるシーンも多いのだが、読む手が止まらない。
相変わらずの特捜部Qメンバーに、また変人の新メンバーが加入。
しっちゃかめっちゃか感たっぷりでありながら、意外に地道に事件の核心へ迫っていくそのギャップもいい。
読み続けていきたいシリーズ作品。 -
シリーズ2作目。新キャラ登場。なかなか先が読めない展開でスリルがある。悪い奴の描写がそれっぽくおぞましい。メインキャラといい人物描写がなかなか。ラストは哀しいけど胸がすく。
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お伽噺という評がありましたが、この現実にリアリティを感じるべきなのかもしれません。
リアレテも様々です。 -
シリーズ2作目。
これもおもしろかった。1作目もそうだったけど、犯人が常軌を逸した、かなり狂った人たちなのよね…。
3作目はカールのプライベートもかなり動きそうだし、デンマークで賞を獲ったというし、楽しみ(^^) -
特捜部Q第二弾!今回はもう最初から犯人は誰なのか判明していて(少なくと読者には)どうやってそれを立証していくかという形の捜査が進められていきます。コールドケースを扱う部署の話なので捜査過程の描写は地味めですが、犯人サイドの動きと双方を描写することで緊迫感を高めています。それにしても犯人グループの異常な嗜虐性と彼らが育った環境の「冷たさ」には慄然とするものが。猟奇的かつ哀しい主筋に対して、カールをめぐる家族や部下との関係、過去の事件など様々なサイドストーリーが良いスパイスとなり、また救いにもなっています。
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これまた一気読み。新しい登場人物がまた、個性的で。結構残忍で暴力的なシーンも多いけど、ところどころ笑わせてくれるので飽きずに投げ出さずに読める。
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面白かった。
特捜部のメンバーが増えるとは思わなかった。ローセもいいキャラしてるな。