少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 5901
感想 : 900
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089953

感想・レビュー・書評

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  • 湊かなえ作品初。伏線が回収されて物語が繋がっていくのは面白かったです。

  • 2人の高校生が交互に入れ替わり物語が進む。
    なぜ人の死ぬところが見たいのか理解できなかった。
    もう少しひっくり返るような展開が欲しかった。
    話のテンポは良く、一気に読めた。

  • 著者の本を初めて読みました。「イヤミス」との前評判だったため覚悟しながら読みましたが、自分の中では思ってたよりもスッキリとした終わり方でした。

    最初は、二人の少女の視点を行ったり来たりする構成に戸惑いましたが、伏線が絡み合いながらも最後はしっかりと繋がっており、感服して、すぐに二周回目を読んでしまいました。

  • 遺書で始まり遺書で終わる。ただのハッピーエンドでは終わらない後味がなんともいえない

  • 話がスムーズに展開していて面白かったが、簡潔すぎてよくわからない部分もあった。この方の本はあまり読んだことがないので、もっといろいろ読んでみると特徴がわかるかもしれないと思った。

  • 残酷さと優しさの隣り合わせ。

  • あらゆるところに伏線が張られており、さすが湊かなえの作品といえる。

    2人の少女の無邪気さと残酷さが際立ち、圧巻であった。

  • まさに「因果応報」
    遺書で始まって遺書で終わる。

    「敦子と由紀」
    「タッチーと昴」
    「紫織と星羅」
    三組の友情関係が印象的だった。少年たちに見事に騙された!すべてが繋がってて凄い。

  • 最初の遺書は誰のものか最後まで予想できなくおもしろかった。また、どんどん伏線が回収されていくのは爽快で読んでて気持ちよかった。でも、割と予想できるものが多く、少し物足りなさを感じた。
     作中で印象に残ったシーンは、敦子が老人ホームでみんなわたしの悪口を言ってると思い込み施設から逃げ出そうとしたところ、みんなが自分に死ねと言っていると勘違いしているおばあさんに会って"可哀想"と思っているシーンだ。第三者の目線で見るとみんなから嫌われることはあり得ないとわかっているのに自分のことになると冷静に考えらてなくなる。実際に私もこう言った思考に陥ることがある。だから、みんなから悪口を言われてると思うのはやっぱり勘違いだったんだなと安心できた。
     メガティブ思考の人にこの本をおすすめしたい。敦子に自分を重ねてながら読むことで少しでも自分を責める様な考えを見つめ直してほしい。

  • 「告白」のような衝撃的なイヤミス感はなく、全体を通して、湊かなえさんっぽくない印象。でも、いい話で終わるのかな、と思いきや最後にはやっぱりイヤな雰囲気に…。話の伏線が面白いくらいに全部が繋がってて、もう一度読み返したくなった。何度も読むことで味が出てくる作品なのかもしれない。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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