青が散る (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348021

感想・レビュー・書評

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  • さわやか、でもほろ苦い作品。
    登場人物一人ひとりが懸命に青春を生きているさまに心が揺さぶられる。特に祐子がいい!
    引き比べて自分の大学生活の情けなかったこと…もう一度やり直したい…

  • 宮本作品では一番好き。高校生の時「読書週間」で無理やり読まされた。そのときは本なんてどうでもよくて、もっとほかに楽しいことがあったから、読まずに友達にあらすじを聞いて感想文を書いた(笑)。オトナになって、読み返してみて感動…という、うちの本棚に長いこと捨てられずに残っている本。青春時代は、真っ只中にいるときはそのきらめきに気づかない。失って初めてその時代の貴さに気づくことができるのだとこの本から知った。

  • 青春の眩しさ、儚さ、緑の匂い。
    大きな人生の中で、我々は何を失い、何を手にして生きるのか。
    じれったく、もどかしく、何かを恐れ立ち止まり、何かに駆られがむしゃらに腕をふり、けれど、前に進もうにも進み方さえ分からない・・・そんな青さが詰まった名作。
    青い。そして、人生はでかい。

    さすがの宮本輝作品。至言で溢れている。

  • 一日で大学生活を4年間送ったような気になった。
    名作っすわ。
    大学かー・・・キラッキラし過ぎててなんかちょっとだけ虚しくなってくる。

    面白い。

  • 自分が好きな宮本輝の定番の名作です!
    活字が好きになるきっかけになりました。
    青春っす。
    何度も読み返しちゃいますね。

  • 自分の大学生活がなんかすごく
    つまらないものに感じられてしまった
    記憶があります。
    これだけ濃い4年間が過ごせていたらなー。

  • まさに青春!大人でももちろん楽しめるが、ぜひ青春まっ只中の高校生〜大学生に読んでほしい。

    青春の真っ直ぐさ、純粋ゆえの危うさ、狡さ、生きることの難しさ…

    切なくて苦しくなるけど、なぜかきらきらと輝くような小説です。

    輝さんに、またこんな作品を書いてほしい!

  • 体育会テニス部員だった自分にとってこの物語はあまりに辛い。青春はもう戻らない。だからこそ自分にとって他の何よりも美しく映る。大学一年のときに読んでおけばよかった。

  • 大学浪人時代に何回も読みました。
    邪道と王道のテニス道の話。白壁にあつまる様々な面々…。(ひたすら司法試験の勉強をする木田が好きでした。)もう一度読み直したいです。

  • 人間の駱駝が生きていく。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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