新装版 ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫) (文春文庫 ひ 7-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167531058

感想・レビュー・書評

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  • 飽きずに面白く読めた。
    人生を斜めから見たような
    主人公、17歳の少年も
    最後は衝撃を隠しきれない感じ。

    勝ち逃げ・・みたいにならす
    真犯人をみつけ、真相を探れたのは
    お見事。

    17歳のわりには、老けた会話に笑える。

    時代を越えて、10代の少年少女は美しい。

  • 読み終わってから知りました。
    この本1988年の作品なんですね!
    たしかに携帯やネットなんかが出てこないとは思っていたけど・・・
    でもそんなことは関係ないですね、面白ければ。
    ただ主人公が凄すぎる気がして・・・

  • 刑事の父親を持つ高校生と、夏のある事件のお話。

    青春モノを期待して買ったのですが、どっちかというと
    これは推理小説ですね。しかも、2時間サスペンスドラマに
    あるようなかんじ。事件そのものは全然複雑じゃない。

    主人公&父親&同級生の女の子。
    みんな一癖もふた癖もあるようなアジのあるキャラなので
    全体的には面白かったのですが、推理小説じゃなくて
    恋愛・青春モノにしてくれた方がもっと楽しめたような気が…

    主人公と○○さんとの仲も結局描ききれてないし、
    なーんかもったいないかんじだなぁ~

    携帯なんて普及する前に書かれた話にしては違和感なく
    読み進められたのは、「時間」に縛られない魅力はあるって
    ことでしょうかね。この点は素敵だと思いました。

  • 親父から聞いた情報をたまたま出会った同級生に話したことから始まる。
    軽はずみな行動で犠牲者を増やし後悔したはずが
    ・・・同じようなことをまたした。
    (読んでいて、自殺するのではないかと思ったが)
    一高校生がここまで出来るのかというギャップはひとまず置いといて
    (金田一とか、コナンとか、とはちと違う)
    最後は、こっちじゃない気がする。
    動機を知りたくてなのかもしれないが・・・
    一応解決したようだがなんかひっかかる終わり方。
    でも、あっちに行ってもハッピーエンドにはならんか

    戸川(シュン)・・・刑事の息子
    酒井麻子・・・テキ屋(やくざ)の娘
    村岡先生・・・担任(英語)

  • 高校二年の夏休み、同級生の女の子が死んだ。刑事の父親と二人で暮らすぼくは、友達の麻子と調べに乗り出したが…。開高健から「風俗描写が、とくにその“かるみ”が、しなやかで、的確であり、抜群の出来である」と絶賛され、サントリーミステリー大賞読者賞を受賞した、青春ミステリーの歴史的名作。

  • 本書は夏が来ると読みたくなる青春ミステリーの名作である。昔、映画化されましたが、ストーリーは変わっているし駄作でした。(ヒロインを演じた和久井映見は可愛いかったけど)
    本書は何回読んでもニヤリと笑ってしまいます。

  • 第六回サントリーミステリー大賞読者賞。そして、1988年の作品です。

    最後の最後にまさかの展開ですが、 ミステリー色は意外にも薄く、その分、他の要素が濃いなと感じました。

    解説にあるように…恋する女の子は、時代を超えて可愛らしい。戦う男の子は、世代を超えてカッコいい。それは年をとっても変わらない。時代が移っても古びない。

  • 昭和の香りのする青春ミステリ 漂う気だるさと暑さが妙に心地良い 主人公への好みは読み手によっては賛否別れるのでは?

  • 2011/10/25
    自宅

  • ミステリーの謎としては軽いけど、飽きずに読めた。解説を読んで、恋する高校生の可愛さが、青春ストーリーだった。

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著者プロフィール

1950年、群馬県生まれ。業界紙記者などを経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』で第103回直木賞候補。著書に『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の思惑』、「船宿たき川捕り物暦」シリーズの『変わり朝顔』『初めての梅』(以上、祥伝社文庫刊)など。2021年10月、逝去。

「2023年 『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の策略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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