小学五年生 (文春文庫 し 38-8)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 182
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167669089

感想・レビュー・書評

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  • 重松さんの中には小学生が住んでいるのか?て思ってしまう。
    毎回、様々な年代の話を書くのがスゴい。

  • ちょうど娘が小学5年生だということもあり 以前から気になっていた短編集だったので読めて良かった。タイトルの通り小学五年生の少年の話が17編。ショートショートという感じで出先で読むにはうってつけ。母親の見舞いにバスで通う少年の不安がつぶさに描かれている『バスに乗って』は実際に重松さんがこういう経験をしたのでは?と思うくらい少年のリアルな気持ちが伝わってきたし、『ケンタのたそがれ』も良かった~いわゆる大人から見た「乱暴な子」の心持ちは寂しさの裏返しとかの繊細なものなのだろうなとしみじみ共感した。

  • ところどころ号泣。
    短編集っていうのが良かった。すばらしい。あったかい。
    重松清さん初めて読んだけど、こんな感じなんだ!他も読みたい!ってとても興味湧いた。すごく好き、だし、すごく共感する。私の中にもまだ小学五年生は存在するみたいだ。というか、年齢を重ねるごとに子どもになっていく気がする。情けなくて、すこし誇らしい。

  • 重松さんらしい。

    男の子もただ子供なだけじゃないですね。

  • 男性の、もっとも心の底のほうにある記憶って、
    こういう話の類なんだろうと思う。
    現在進行形として読んでみることで、
    小学5年生の男の子のリアルを思い出すきっかけになるように感じる。

    重松さんのように、こういう深い愛情のこもった目線を、
    僕はいつまでこどもたちに向けつづけけられるであろうか。

    性に関する記述とかもかなりでてくる。
    そのままこどもに読ませてしまうのもどうしたもんだか。
    ちょっと気になる。

    2011/04/30

  • 子ども版人間交差点。

    著者いわく、人生で大事なものは、みんなこの季節にあった。

    世の中が、教科書どおりにいかなくなり始めるような、そんな季節なのかもなぁ〜っと思いましたです。

  • 重松清 さすが! すごーい!!

    一編につき20ページにも満たない短編集

    でもでも!!一つ一つの物語に「うん、うん!!!」
    http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-214.htmlより

  • 今ははるか昔、確かにすごしたはずの小学5年生の時。
    そんな昔を思い起こさせてくれる17の物語は、どれも
    読んだあとにさわやかな印象を残して終わる。
    確かに小学5年生にじめじめしたのは似合わない。
    読めば、小学5年生の自分に向き合うことができるかも。

  • 少年の葛藤

  • 短編集。一話一話のシチュエーションがバリエーションに富んでいて驚かされる。全部を長編で読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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