ウォッチメイカー 上 (文春文庫 テ 11-17)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705886

感想・レビュー・書評

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  • いやー、何故か読むのにすごく時間がかかった。
    ストーリィも決して面白くないわけではないのだが、終始「映画でいいじゃん」の言葉がつきまとう。
    映画を文字に起こしているだけのようで、なんとうか、味気ない。
    何度も言うが、ストーリィは展開も早く飽きさせない感じで、面白いのは事実。

  • 食わず嫌いだったジェフェリー・ディーヴァーにハマるきっかけがこの作品

  • おなじみの登場人物とまた会えて、それだけで顔がほころぶ。
    そこにライムとは正反対のアプローチをする、ダンス登場人物。キネシクス、楽しみすぎるー

  • ボーン•コレクターのシリーズとは知らずに読んだが、多いに楽しめた。

  • 最初から犯人がわかっているタイプの小説です。
    なのでハラハラ感はいまひとつですが、
    それぞれのキャラクターが個性的で
    これは映画化すると楽しいだろうなーと思いました。

    あと、特筆すべきは「キネシクス」という職業。
    とても興味深かったです。
    尋問と事情聴取のエキスパート。
    わたしも身につけてみたい!

  • 話の流れは、王道の推理小説といった感じで進んでいきます。
    面白いですが、自分が翻訳小説が苦手ということもあり、ちょっと違和感を感じたのが残念です。

  • 笑ってしまうほど精緻で完璧なデーヴァーの代表作。

    あの『ボーンコレクター』のリンカーン・ライムのシリーズだが本書のみでも全く遜色なく楽しめる。

    よく「ギャフンと言わせる」というが、実際どんなまいっても「ギャフン」んどとは口にしないよね。
    しかし、このラストには全く「ギャフン」とさせられる。

  •  「ボーンコレクター」のリンカーン・ライムシリーズ。
     <ウォッチメイカー>と名乗る連続殺人犯が現れる。彼は、被害者を残忍な方法で殺し、現場にはアンティークの時計を残していた。

     アメリアの父の話と、尋問のエキスパートの登場が印象的。
     でもって、ラストに向かってたたみかけるどんでん返しがすごかった。

     さすが、ディーヴァーです。
     
     今までのシリーズで、なんだかんだとよーするにアメリアはファザコンなんだなと思ってたんだけど、それが生きてるというか、それゆえに苦悩する彼女が切ないです。
     でも、彼女のパパは格好いいよなぁ。
     所詮、アメリアの主観を通しての父親像なので、当然かもしれないけど、でも、やっぱり格好素敵な人です。
     
     こういう所に、しかも誰かを通して、素敵な人物を描けるのが毎度すごいと思う。

     そして、証拠だけが全てで尋問なんて、と思っていたライムの価値観を変えたキャサリン・ダンス。
     彼女のバックボーンもきちんと描かれていて、今度は彼女の物語が読みたくなりました。

     って、彼女のシリーズも出てるみたいですね。(「スリーピングドール」「ロードサイドクロス」)
     文庫化が楽しみです。

     安定した裏切りのない(ストーリーは二転三転しますが)面白さでした。

  • 上巻を読み終わりました。

    いまのところ2つの事件が同時並行しています。
    新たに尋問の専門家が出てきていますが、彼女がこれからどのように絡んでいくのか注目です。

    まだ全体がはっきりしないので、評価は★三つで。

  • このシリーズは最初の2作ほどを読んだのだが、その後は犯罪の内容がいまいち興味を惹かなかったため放置していたのだよね。
    でも、本作は帯の惹句にまんまとひっかかってしまって、つい久々に購入してしまった。

    で、面白かったことは面白かったんだけど、そして、意外な結末に驚かされたことも確かなんだけど、この作者の場合、これがある程度パターンなんだよね。順当と思われた犯人とその動機が2回、3回と覆されるっていうの。だから、ある程度予期しながら読んでしまう。
    で、こういうこと言うのは何だけど、『CSI』みたいな犯罪もののドラマを見てて「ああ、こいつ凄い怪しいけど、残り時間からすると真犯人は別だな」とか思うのと同じで、残りのページ数から考えて、どう考えても話が二転三転するってわかっちゃうんだよね。
    シリーズ初読なら、それでもいいだろうけど、何かもう少し何とかならないのかなぁと思ってしまう。

    それと、結局のところ、私は異常心理による犯罪がすきなのね。いや、職業殺人者も十分に異常な心理であるし、本作における犯人はかなり興味深い精神構造ではあるけれども、余り病的じゃないんだよな。いや、これも正確じゃないか。病的だけどウェット感がないというか、怖さや気味悪さを余り感じないんですよ。職業ということが介在するとそうなるのかなぁ。

    まぁ、物凄く鬼畜な発言であるのを承知で言えば、私は同じ連続殺人なら猟奇的で陰惨な異常者によるそれが読みたいんだな。うん。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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