13階段 (文春文庫 た 65-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801809

感想・レビュー・書評

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  • 純一の家出の真相と怪我の理由が最後わかるのかと思って読み進めたら手紙で知ることができたが、とても悲しい話だった。
    南郷も結局奥さんと離婚。それでも無罪になったらいつかは、ベーカリーは開業できるのだろうか。

  • 死刑制度と被害者加害者と。それを囲む人々と環境と。ミステリー要素も抜群で、満場一致で大賞に選ばれたのも頷ける。大変興味深い作品だった。

  • 死刑制度とか刑務官のこととか冤罪とか犯罪とか、いろんな要素が絡み合っているのに、ストーリーが整理されているのでぐいぐい引き込まれる。結末にたどり着くまでの推理とか葛藤とか、どきどきしながら読んだ。あんまり面白かったので一度読んでもう一度全部読み返した。

  • 面白いとゆうか、すごいためになった。
    死刑制度についてよく分かったし、考えさせられた。
    改めて、本を読むことの素晴らしさを感じた。

  • 死刑制度について考えさせられる本。
    執行する側にこんな苦悩があることを
    初めて考えました。
    読み始めた時は,内容が重そうなので
    止めようかとも思いましたが
    どんどん引き込まれて一気に読みました。

  • ほぼ、一気読み。
    2回騙された。
    最後は切なくなります。
    死刑についても生々しく描写されている。
    お迎えシーンは、夢に出てきそう。

  • 『ジェノサイド』に続き、高野作品二作目。死刑執行人の苦悩の描写には胸が締め付けられた。これ程とは・・。とにかく凄いとしか言いようがない!これを機に死刑制度について自分なりの考え方を明確にしたい。裁判員に選出された時のために。

  • 先が気になり、ぐいぐい引き込まれた。

    死刑執行が近づいている死刑囚に冤罪の可能性があり、その証拠を見つけてほしいと依頼された、元刑務官と前科がある青年の話。

    死刑執行がどんな感じなのか、刑務官がどんな気持ちで執行するのか、生々しかった。

  • 死刑を知ることができました。

  • 途中から結末が予想されたけど、結局思ったような展開ではなかった。どんでん返しをすることに力点が置かれず、種明かしがあるたので嫌味を感じなかった。読後、爽やかまではいかないが嫌な感じもない。

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著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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