NOVA 10 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
- 河出書房新社 (2013年7月5日発売)
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感想 : 13件
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- Amazon.co.jp ・本 (648ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309412306
感想・レビュー・書評
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最終回らしい、好きだったのだがなぁ。
最初が良い。55歳のおばさんの現実味あふれる実生活とそれを乗り切るための妄想。「妄想少女(菅浩江)」は好みの作品だ。諦念と言う概念がいい。仮想敵の諦念と私も闘おう。
「メルボルンの想い出(柴崎友香)」は大阪府大の方。でも作品の意味がサッパリわからない。
苦手な「味噌樽の中のカブト虫(北野勇作)」は相変わらず面白くない。
ゾンビの「ライフ・オブザリビングデッド(片瀬二郎)」も意味不明。中丸がなぜライフのあとだけにあるの?
X電車が好きではなかった作者さんの 33年ぶりの新作「地獄八景(山野浩一)」もやはり合わず。地獄巡り?
だから時間SFに期待して「大正航時機綺譚(山本弘)」へと進む。なかなか楽しい落語風ドタバタで良かった。
次の「かみ☆ふぁみ!(伴名練)」はタイトルのイメージ通り意味不明でパス、
同性愛の「百合君と百合ちゃん(森奈津子)」はサッパリ面白くない。
「トーキョーを食べて育った(倉田タカシ)」には少し期待。終末世界だから。でも、説明不足なのか、作者さんが勝手に世界に閉じこもったのか、乗れないまま読了。
いい作品の予感があるダウン症とライフログのお話は「ぼくとわらう(木本雅彦)」は、再読したい。後半のミームの部分は私にとって新鮮な解釈に思えるから。
そして苦手な「(Atlas)〔3〕(円城塔)」。やはりパス。
「ミシェル(瀬名秀明)」には大いに期待したのだが、腰痛のせいか乗り切れなかった。再読候補だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示