ハーメルンの笛吹きと完全犯罪: 昔ばなし×ミステリー【世界篇】 (河出文庫)
- 河出書房新社 (2021年1月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309417899
作品紹介・あらすじ
【目次(全8篇)】「空色の魔女」 仁木悦子「笛吹けば人が死ぬ」 角田喜久雄「メルヘン街道」 石川喬司「絵のない絵本」 鮎川哲也「青ひげよ、我に帰れ」赤川次郎「遠い美しい声」 小泉喜美子 「みにくいアヒル」 結城昌治「赤い靴」 加田伶太郎
感想・レビュー・書評
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青柳碧人さんの昔話ミステリ的なものかと思ったら違った。世代の差かもしれないが前も新保さんの編集本であれ?と思ったから好みの違いかも。鮎川哲也がこんなグロいものを書いてたことに驚き。加田伶太郎は既読。他の方達のは‥‥。
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仁木悦子が読みたくて購入。
思いがけず赤川次郎の「幽霊列車」コンビに再会。懐かしく読みました。 -
なじみのある作家さんが多いので読んでいて楽しかった。
赤川次郎さんは、映画などをモチーフにする作品も多いだけあってさすが。夕子のキャラが、ちょっと違って感じるのは初期のものだからかな。
小泉喜美子さん、ミステリでなくて意外。 -
昔から、お伽話は、大好きだった。
兄の為に、両親が、戦後購入した時は、箱入りの『少年少女世界文学全集』100巻は、相当高価であっただろうけど……
最後まで読んだのは、兄達より私だった。(笑)
その中でも、お伽話は、読みやすく、よく読んだものである。
世界の、慣習やしきたり、宗教など、日本の事でさえ、余り理解できていない時、色んな国の話は、深く、心に残っている。
この本は、そのお伽話に、ミステリーをプラスしての話であり、8人の作家が、描いている小説である。
「笛吹けば人が死ぬ」なんて、物語から、よくもこんな風に想像させる話になるものなのだと、感心させられる。
赤川次郎氏が、よく、題名に、昔の諺などをアレンジしたものが多いけど、やはり、直ぐに手にして、読みたくなる。
新装改題編、三十年余り前の本だと知ったけど、この年になると、1年は、アッと言う時間であり、三昔も、この間の如き……(笑)
北村薫氏を女性だと思いながら読み始めた時を思い出す。
最後に、今の時代と違って、女性の物の言い方が、書かれてあったけど、違和感なく、読んでいたのは、やはり、古い人間かも知れないと、自分の事を確認してしまった。
御笑味やご笑納という言葉は、よく手紙文で書いたけど、最後に『御笑読』と書かれていたのを見て、こんな言葉もあるのだと、笑ってしまった。
欲を言うと、活字が小さかった事だけど、この歳を重ねた者の月日と同様に 面白くて、アッというまに読んでしまった! -
赤川次郎さん懐かしい!
今読んでも面白いんだ!
三毛猫シリーズくらいしか記憶になかったけど、三毛猫含め他のも読みたくなりました。きっとかなりの作品数だろうから楽しみが増えて嬉しい!
初の加田伶太郎さん。王道ミステリーしてて好き!
少しホラー要素も加わっていて怖かった~。
アンソロジー作品は、読みたい作家さんが増える点がいいね。 -
ちょっと知らない話もありましたが
世界の昔話を元にしたショートでした。
原作とは かなり離れた感じになっていますが
楽しめました。
色々な作家さんが 一度に読めるので
お好みの作家さんを見つけるにも良いですね。