アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫 ふ 21-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417069

感想・レビュー・書評

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  • この秋にドラマ化。米倉涼子。岩下志摩。楽しみだな。

  • 予想していた以上の展開の速さにビックリ。展開が速いため、内容がしっかり盛り込まれているにも関わらず、あっという間に読み切れる。シリーズ物らしく、幹となる謎は残しつつもきちんと一つの小説としても落ち着くべきところは落ち着かせていて、読了感もちゃんとあるところがさらに良い。主人公のキャラが特殊ではあるが、他の登場人物もそれぞれ特徴的で、うまい具合にかみ合っている。シリーズとして今後の展開も楽しみ。

  • 物語はさておき、終始こちらの予想からはみ出さない展開だった。

    続きがあるが、さて、どうしたものか・・・

  • 2020/08/16

    アウトバーン
    組織犯罪対策課  八神瑛子

    深町秋生 さん

    女刑事。八神瑛子

    柴田よしきさんのRIKOシリーズや、
    誉田哲也さんのストロベリーナイト
    みたいな感じ。

    久しぶりの、
    ヤクザ抗争、流血。
    激しかった

  • 途中ぐらいまではイマイチだったんだけど、後半にかけて続きが読みたくなった。不思議な魅力。
    早く、旦那さんのこと知りたい。

  • 初めは余り入り込めないな〜って、なんとなく読み進めてたんだけど、中盤後から夢中になってた。

    頭もいいし、度胸もハンパないし・・それに美人らしいし。

    最後、瑛子を助けた富永が気になるな!

    シリーズみたいなので、旦那の死の真相も気になるから読み進めてみようと思います。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    暴力を躊躇わず、金で同僚を飼い、悪党と手を結ぶ。上野署組織犯罪対策課の八神瑛子は誰もが認める美貌を持つが、容姿から想像できない苛烈な捜査で数々の犯人を挙げてきた。そんな瑛子が世間を震撼させる女子大生刺殺事件を調べ始める…。真相究明のためなら手段を選ばない、危険な女刑事が躍動する、ジェットコースター警察小説シリーズ誕生。

  • 躊躇なく被疑者を殴り、同僚に低利で金を貸し付けて飼いならし、暴力団や中国マフィアとも平気で手を結ぶ――。警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事・八神瑛子は夫を亡くして以来、その美貌からは想像もつかない手法で数々の事件を解決し、警視総監賞や方面本部賞を何度も受けている。そんな瑛子が管轄する区域で広域指定暴力団・印旗会の組長の娘が刺殺された。瑛子は、悪徳刑事の排除を目論む上野警察署署長・富永昌弘から監視される中で、独自に捜査を始める。だが、その矢先、手口が同じで、被害者の容姿も似た刺殺事件が、富永らキャリア警官から不審の眼で睨まれながらも、なりふり構わず連続殺人事件の真相に迫ろうとする瑛子。その胸中には、夫の死を自殺と断定した警察組織への激しい憎悪が渦巻いていた。孤独で冷徹な女刑事の魂が躍動する、新・警察小説シリーズ第1弾!!

  • 主人公である八神瑛子が優秀な刑事であることは間違いない。
    だが、彼女は精霊潔白という言葉とは真逆のところにいる。
    警察官としてはもちろん、人として許されない領域まで入り込んでいく様は、もはや捜査とは呼べないものも含まれている。
    それでも立ち止まらずに突き進んでいく裏にあるものは、瑛子が抱え込んでいる過去がある。
    何かに追い立てられるように働く瑛子の姿は、どこか歪な異常性を感じさせる。
    署長である富永は瑛子から感じられる不穏な空気を感じとり監視体制を整えるが、空振りに終わってしまう。
    瑛子が本当に求めているものは、いつか手に入るのだろうか。
    完璧に作りあげられたような瑛子のキャラクターは、警察組織の中で生き抜いていくため、目的を果たすために瑛子自身が意図的に作ったものだろう。
    暴力団組織との関係も、情報収集のやり方も、警察官としては適切ではない。
    それでも、甘んじてその道を選んだ瑛子という女性の強さを思う。
    次はどんな活躍を見せてくれるのか。期待したい。

  • 手段を問わずに捜査を進める美貌の女マル暴刑事ということだが、女性というだけでその手法はマル暴であればそこまで珍しくはないレベル。派手さの割にストーリィ・ラインはシンプルで、尚且つ、犯人の展開にもサプライズがあり、単純に警察小説として面白い。バイオレンスとエロスが多目なので、好みは分かれるかもしれないが、瑛子の造形にも深みがあり、第一作の時点はまだまだ見えない部分が多く、先が気になる仕上がり。三話目で完結だし、これは当たりのシリーズかも。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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