アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫 ふ 21-1)
- 幻冬舎 (2011年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344417069
感想・レビュー・書評
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八神瑛子の活躍を描くシリーズ第1弾。
真相究明のためには、非合法なことにも手を染める彼女。
女子大生刺殺事件の真相究明に乗り出す。
徹底して自分を貫く強さ、結果的に周りを味方にしていくある意味の人望、
魅力的な女性刑事の誕生となった。
物語の展開も早く、刺激的で楽しめる内容。
ストロベリーナイトのような長く続くシリーズを期待したい。 -
警察小説にニューヒロイン誕生!ということで期待したが、音道貴子ほどのインパクトはイマイチ。
夫を殺された事件を、事故とかたずけた警察への復讐心が行動原理だとか。シリーズなので、次回作に期待しようか。 -
最近あまりない、バイオレンス系の警察連続ドラマを見ているようでした。
もしかして、私が知らないだけで既にドラマ化されてる?
ある事件をキッカケに、警察組織を信用しなくなった女性刑事の暗躍をスピード感たっぷりに描いています。たまにはこんな感じの話もドキドキして面白い。
続編「アウトクラッシュ」をすぐに読みたい!
最近の警察ものは、いいかげんネタ切れ感があるし、映像にして描写が残酷だと、すぐにクレームが来る。作るほうも大変ですね。
小さい頃に「Gメン」や「西部警察」を怖がりながらも見た世代には懐かしく、更に今の時代のシェイプされた涼しさ(寒さ)も感じられます。
表紙の写真と裏表紙だけみて手に取りましたが、面白かった。 -
刑事モノは結構好きで読んだりしますが、女性刑事モノ結構好きだなぁ。。と思ってましたが、組対の刑事が主人公のは初めてかなぁ。。。
八神刑事カッコイイなぁ~。
ハードボイルドっていう感じですかね。
ダークな部分もあって。。読者にも何を考えてるかわからないって言う。。。なぜ犯人に行き着いたのかとか、そのヒントをどうして得たのかといったところが描かれていないので、ちょっとえ?って処もあるんですけど、そのミステリアスなところが、彼女の魅力なんだろうなと。。。続きシリーズも読んでみたいですね。 -
アウトローな刑事ものはいろいろあるが、ここまでアウトローで且つ女性刑事という設定が、初めのうちは、ないよねー。。。と、思いながら読んでいたが、だんだんスピード感に引き込まれて、あっという間に読み終えました。瑛子かっこいー!自分も強い女に、憧れました。
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最高のエンタメ小説。続編が楽しみ。
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警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事・八神瑛子は夫を亡くして以来、その美貌からは想像もつかない手法で数々の事件を解決し、警視総監賞や方面本部賞を何度も受けている。そんな瑛子が管轄する区域で広域指定暴力団・印旗会の組長の娘が刺殺された・・・。
女刑事モノは読んだことなかったかな。ドラマでは多いけど。
だけどこの本の八神が異質なのは、かなりアウトローだってこと。
ヤクザや中国マフィアとは対等に付き合う。
利用もするし、利用されてはいるけど、自分の立場を追い込むような協力はしない。
凛としていて強い女。
だけど、強いだけじゃなく、謎の死を遂げた夫の事件が重くのしかかっていて、影を落としている。
そこがとても魅力的だと思った。
なぞ解きよりもアクションのシーンの方がおもしろかったから、この作者の本領はそっちなのかもしれない。
続編への謎も最後に残され、次作も読んでみたくなった。