アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫 ふ 21-1)

著者 :
  • 幻冬舎
3.51
  • (58)
  • (276)
  • (302)
  • (33)
  • (7)
本棚登録 : 1809
感想 : 222
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344417069

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 警視庁上野署組織犯罪対策課、八神瑛子。
    警察に夫の死を自殺と断定され、まるで人が変わったように捜査にのめりこみ、数々の検挙数をほこる。

    ダーティヒロイン。
    違法捜査。そして暴力。

    暴力団組長の娘が殺され、同じ手口でまたも女子大生が殺される。
    捜査本部の幹部は八神を本部からはじきだそうとするが、かつての八神を知る先輩刑事とコンビを組み操作にあたることになる。

    暗く強くまっすぐすぎる女性刑事像です。
    シリーズ次作も読みます。。。

  • 八神瑛子の活躍を描くシリーズ第1弾。
    真相究明のためには、非合法なことにも手を染める彼女。
    女子大生刺殺事件の真相究明に乗り出す。

    徹底して自分を貫く強さ、結果的に周りを味方にしていくある意味の人望、
    魅力的な女性刑事の誕生となった。
    物語の展開も早く、刺激的で楽しめる内容。
    ストロベリーナイトのような長く続くシリーズを期待したい。

  • 女刑事を主人公に少しアウトロー的なスパイスを加えて。アクションも気の抜けた炭酸のような平凡な描写。どこかで読んだような気がするし。旦那の死去理由は気にはなるが、シリーズを読み続けようという気にはならない。これより読みたい本はいくらでもある。

  • 警察小説にニューヒロイン誕生!ということで期待したが、音道貴子ほどのインパクトはイマイチ。
    夫を殺された事件を、事故とかたずけた警察への復讐心が行動原理だとか。シリーズなので、次回作に期待しようか。

  • 八神瑛子は事件解決のためなら、マル暴や裏社会の中国人実力者とも接触し情報を入手することも厭わない女刑事で、このような女刑事を主人公に設定した警察小説は珍しいと思う。ストーリーはスピーディーで、一気に読破した。ある事件で夫を亡くしたことにより、八神がいわゆる悪徳警官に転身したことが少し触れられていて、次作以降で明らかにされていくのだと思う。富永警察署長やマル暴の裏をかいたり、情報提供者やボディガードまがいの協力者がいたりと24時間フルパワーで働く彼女を思わず応援したくなる。

  • 最近あまりない、バイオレンス系の警察連続ドラマを見ているようでした。

    もしかして、私が知らないだけで既にドラマ化されてる?

     ある事件をキッカケに、警察組織を信用しなくなった女性刑事の暗躍をスピード感たっぷりに描いています。たまにはこんな感じの話もドキドキして面白い。
     続編「アウトクラッシュ」をすぐに読みたい!

     最近の警察ものは、いいかげんネタ切れ感があるし、映像にして描写が残酷だと、すぐにクレームが来る。作るほうも大変ですね。

     小さい頃に「Gメン」や「西部警察」を怖がりながらも見た世代には懐かしく、更に今の時代のシェイプされた涼しさ(寒さ)も感じられます。
    表紙の写真と裏表紙だけみて手に取りましたが、面白かった。

  • 刑事モノは結構好きで読んだりしますが、女性刑事モノ結構好きだなぁ。。と思ってましたが、組対の刑事が主人公のは初めてかなぁ。。。
    八神刑事カッコイイなぁ~。
    ハードボイルドっていう感じですかね。
    ダークな部分もあって。。読者にも何を考えてるかわからないって言う。。。なぜ犯人に行き着いたのかとか、そのヒントをどうして得たのかといったところが描かれていないので、ちょっとえ?って処もあるんですけど、そのミステリアスなところが、彼女の魅力なんだろうなと。。。続きシリーズも読んでみたいですね。

  • アウトローな刑事ものはいろいろあるが、ここまでアウトローで且つ女性刑事という設定が、初めのうちは、ないよねー。。。と、思いながら読んでいたが、だんだんスピード感に引き込まれて、あっという間に読み終えました。瑛子かっこいー!自分も強い女に、憧れました。

  • 最高のエンタメ小説。続編が楽しみ。

  • 警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事・八神瑛子は夫を亡くして以来、その美貌からは想像もつかない手法で数々の事件を解決し、警視総監賞や方面本部賞を何度も受けている。そんな瑛子が管轄する区域で広域指定暴力団・印旗会の組長の娘が刺殺された・・・。

    女刑事モノは読んだことなかったかな。ドラマでは多いけど。
    だけどこの本の八神が異質なのは、かなりアウトローだってこと。
    ヤクザや中国マフィアとは対等に付き合う。
    利用もするし、利用されてはいるけど、自分の立場を追い込むような協力はしない。
    凛としていて強い女。
    だけど、強いだけじゃなく、謎の死を遂げた夫の事件が重くのしかかっていて、影を落としている。
    そこがとても魅力的だと思った。

    なぞ解きよりもアクションのシーンの方がおもしろかったから、この作者の本領はそっちなのかもしれない。
    続編への謎も最後に残され、次作も読んでみたくなった。

全222件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

深町秋生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
東野 圭吾
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×