アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫 ふ 21-1)

著者 : 深町秋生

• 幻冬舎 (2011年7月25日発売)

感想・レビュー・書評

[みかりんさんの感想 · 2012年6月6日]

八神瑛子シリーズ1作目。

女性刑事にもかかわらず、女禿鷹？女鮫島？みたいな主人公のアウトローっぷり。女性刑事が主人公の作品は他にも多々あるけれど、男性社会の中で変に突っ張って女々しく孤軍奮闘している女性主人公モノよりも、女性であることをむしろ潔しとしている感が見える八神みたいなキャラの方がカッコ良くて好きかも。さほど多くないページ数ながら、八神のアウトローな捜査手腕、その後の展開を匂わせる彼女の背景、事件モノとしてのストーリー、脇役キャラの描写、てんこ盛りな内容をちゃんと収めていて且つ面白い。今後のシリーズ展開がとても気になる感じで終わらせていて、期待させられる。

[akito178さんの感想 · 2012年6月4日]

＜あらすじ＞
暴力を躊躇わず、金で同僚を飼い、悪党と手を結ぶ。上野署組織犯罪対策課の八神瑛子は誰もが認める美貌を持つが、容姿から想像できない苛烈な捜査で数々の犯人を挙げてきた。
そんな瑛子が世間を震撼させる女子大生刺殺事件を調べ始める...
真相究明のためなら手段を選ばない、危険な女刑事が躍動する、ジェットコースター警察小説シリーズ誕生。

[momokeitaさんの感想 · 2012年5月31日]

おもしろかったです!!
内容はちょっと大人向き・・
暴力シーンなどなども少しありって感じです
主役は上野組織犯罪課の八神瑛子
一癖も二癖もある美人刑事であります
この八神・・・事件を解決するためなら手段を選ばない
情報を得るためならと裏の社会にも顔が利くという人物
ですが、元からこのような刑事ではなかったのです
ある事件がきっかけで・・・
彼女の夫は以前亡くなっています・・・自殺をして・・・ショックで子供も流産して・・・
しかし、不審な点が多い・・・彼女は自殺とは思っていません
これもお話の一端を担う事柄として根底に流れています
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-137.htmlより

[norimotokさんの感想 · 2012年5月31日]

面白い！女刑事が主人公だけど、精神面でも体力面でも全く弱さを感じさせず常に冷静。キャラとしては姫川玲子より好きかも。彼女の過去が明かされないままなので続編をぜひ読みたい。

[はりっこさんの感想 · 2012年5月24日]

事件そのものを追う刑事物とは一味違ったけれど、読みやすいし、八神瑛子の真意がわかりそうでわからない感じが面白い。でも実際にこんな刑事いたら速攻懲戒免職ものだろうなｗ
続きを読みたいと思わせてくれる作品でよかった。

[b-ryuf-bさんの感想 · 2012年5月20日]

面白い♪　悪徳ではないんだけど、ハリウッド映画に出てきそうなヤリ過ぎ強すぎ暴力すぎる女刑事が主人公の作品は、他にもけっこうあったりする（ジウとかストロベリー～とかw）が、そこには何だか違和感を感じるものが多かった。けれど、この作品の主人公はなぜだか全くそれがない。リアリティとも違う（それならハリウッド云々は当てはまらない）。エンタメに徹していて、説教臭さがないから、なのかな？と思ったりしたw
早く続き（続編）が読みたい♪

[patayaumiさんの感想 · 2012年5月17日]

最後、若干の違和感はあるがテンポの良い映画のような展開。一気に読み込んでしまうおもしろさあり。

[eri0529さんの感想 · 2012年4月26日]

疾走感あって面白い！
八神さんかっこいー☆

[yusuke1122さんの感想 · 2012年4月24日]

カッコいい女主人公登場って感じ。
読みやすく、どんどん進みます。
そしてこれはシリーズ物。
続きが楽しみ(^-^)/

[mayukosanさんの感想 · 2012年4月5日]

姫川玲子とかぶってる？と最初思っている読んでたけど全然違った。
八神瑛子の目的はなんだろう。夫の事件の真相など、気になることがたくさん。つづきが楽しみ。

著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」