- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784394301042
感想・レビュー・書評
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表題作がなんとも魅惑的でしたねぇ…一度読んだことがあるのですけれども、あまり話の筋を覚えていなかったため、今回再読してみた次第なんですけれども…素晴らしい!
という感じで絶賛していますけれども、☆が三つなのはアレですね、基本的に娯楽小説というか…いやまあ、それでいいんですけれどもまあ、純文学のような深い感動があるのかと問われればそれは無い、ですねぇ…でもまあ、江戸川さんのこういった、ともすれば変態ッ! とも受け取られかねない世界観は好きなんですけれどもねぇ…。
角川文庫でどうやらシリーズ化されているみたいですから、この際順繰りに読んでみるのもいいかもしれませんねぇ…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
(収録作品)火星の運河/屋根裏の散歩者/疑惑/押絵と旅する男/鏡地獄/目羅博士の不思議な犯罪/虫
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春陽堂から大正時代に刊行された江戸川乱歩短編集を文庫で復刊したものです。表紙も含め春陽堂版が一番雰囲気が出ていると思います。本短編集には、"屋根裏の散歩者(1925)""鑑地獄(1926)""押絵と旅する男(1926)""火星の運河(1926)""目羅博士の不思議な犯罪(1931)""虫(1929)""疑惑(1925)"の7篇を収録。表題作の"屋根裏~"は、ご存知 名探偵明智小五郎が登場する作品ですが、その他のものは人の狂気が垣間見える作品です。現代にも通じる変態趣味が満載です。
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一気に読み上げました。屋根裏の散歩者と暗黒星と二つの作品。私的には後者の方がとても読み応えがありましたし色々考察しながら読める内容。犯人はやっぱりそうだったか、と言った感じですが見えざる真実と云うか、兎に角面白かった。
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「虫」と「疑惑」が好き。
「虫」の主人公の健気さにちょっと絆されそうになる。
「疑惑」は会話文だけでもちゃんと展開していけるんだなあと思った。 -
2012/12/29
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表題作を読みたくてamazonで購入。
「火星の銀河」と「虫」は他の短編集で既読だったが、未読の作品も多く楽しめた。
明智小五郎の登場する表題作「屋根裏の散歩者」はもちろんおもしろかった。
一番のお気に入りは「目羅博士の不思議な犯罪」です。
江戸川乱歩が創り出すその雰囲気や情景、心理描写は、やはりいつの時代でも独特であり最高ですね。 -
コレ映画化されてたけど乱歩の正しい解釈ではなかったね。