- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396334062
感想・レビュー・書評
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本作はいわゆるホワイダニット系です。なので始めから犯人がわかっています。初めの章で殺害の描写シーンがありますし、犯人本人の視点で書かれています。
読みどころは、なぜ犯人は死体発見を遅らせたかったのかと、犯人と同等かそれ以上に頭のキレる探偵役の女性との攻防です。この二人の頭脳戦は読み応えがありました。
321ページなのでさくっと読めます。 -
201404/賛否両論らしい動機は気にならなかったけど、文庫加筆章を入れるより、そこに至る物語で登場人物達の描写を色濃くして欲しかった。カテゴライズされがちないかにもな大学サークルメンバーばかりで魅力的な人物がいないので、心にひっかからない。人ありきで起こった事件なのに、謎ありきで用意された人物達になってしまってるので、面白い題材なのに勿体ない。
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表紙の絵とってもイイ!雰囲気。
タイトルも好き、なのに・・・。
主人公の伏見の殺人の動機に驚愕。
アホくさすぎる。こんなことで人、殺さないでください。
2006年度のこのミステリーがすごい!第2位らしいけど。
こんな話が2位なの・・・?あり得ません。
伏見と優佳の息詰まる頭脳戦・・・?
伏見の態度にも優佳の態度にもイライラするし。
ストレスのたまるミステリーだった。 -
読みました。
読み応えたっぷりな倒叙ミステリーで、かなり良い作品でした。
犯人目線で描かれる息詰まる頭脳戦は、非常に素晴らしかったです。 -
倒叙ミステリーの傑作。
主人公が行った完璧とも思われる犯行を、探偵役が見事に解き明かしていく。探偵役の推理は実に腑に落ちるもので、これぞ本格派といえる作品であった。
また、犯人が扉を閉ざし続けた理由が分かった瞬間、モヤモヤしていたものが一気に晴れる感覚を味わえた。
風呂敷の畳み方が綺麗な良作であった。 -
通常のミステリーだと、犯罪が起きてから推理が行われる。本作は、密室のまま、犯罪が起きているか不確定で推理を始めてしまうのが特徴だ。通常のミステリーとは異なる展開に衝撃を受けた。