扉は閉ざされたまま: 長編本格推理 (祥伝社文庫 い 17-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 3356
感想 : 383
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334062

感想・レビュー・書評

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  • 私のようなミステリー初心者におすすめ。
    女探偵が結構鬱陶しい。

  • 本作はいわゆるホワイダニット系です。なので始めから犯人がわかっています。初めの章で殺害の描写シーンがありますし、犯人本人の視点で書かれています。

    読みどころは、なぜ犯人は死体発見を遅らせたかったのかと、犯人と同等かそれ以上に頭のキレる探偵役の女性との攻防です。この二人の頭脳戦は読み応えがありました。

    321ページなのでさくっと読めます。

  • 201404/賛否両論らしい動機は気にならなかったけど、文庫加筆章を入れるより、そこに至る物語で登場人物達の描写を色濃くして欲しかった。カテゴライズされがちないかにもな大学サークルメンバーばかりで魅力的な人物がいないので、心にひっかからない。人ありきで起こった事件なのに、謎ありきで用意された人物達になってしまってるので、面白い題材なのに勿体ない。

  • 表紙の絵とってもイイ!雰囲気。
    タイトルも好き、なのに・・・。

    主人公の伏見の殺人の動機に驚愕。
    アホくさすぎる。こんなことで人、殺さないでください。
    2006年度のこのミステリーがすごい!第2位らしいけど。
    こんな話が2位なの・・・?あり得ません。
    伏見と優佳の息詰まる頭脳戦・・・?
    伏見の態度にも優佳の態度にもイライラするし。
    ストレスのたまるミステリーだった。

  • 読みました。
    読み応えたっぷりな倒叙ミステリーで、かなり良い作品でした。
    犯人目線で描かれる息詰まる頭脳戦は、非常に素晴らしかったです。

  • 10年振りくらいに再読。サクサク読めた。
    ハッピーエンド(?)なのは、よかった。

    ただ、そんなに鍵閉めたことに引っかかるかなぁ。
    なんとなく、ドアストッパーかけることあると思うけど。
    非合理なことあると、そこを執拗に疑うという点にどうしても違和感を感じてしまう。

    ミステリーものはしょうがないんだけどね…

  • 絶対に敵わない相手にジワジワと追い込まれていく様が加害者側なのに怖かった〜

  • 倒叙ミステリーの傑作。
    主人公が行った完璧とも思われる犯行を、探偵役が見事に解き明かしていく。探偵役の推理は実に腑に落ちるもので、これぞ本格派といえる作品であった。
    また、犯人が扉を閉ざし続けた理由が分かった瞬間、モヤモヤしていたものが一気に晴れる感覚を味わえた。
    風呂敷の畳み方が綺麗な良作であった。

  • タイトルにある通り殺した友人がいる扉は閉ざされたまま、殺人を起こしたことをバレないようにする伏見と、会話の中の少しの異変に気づいて扉を開けようとする優花との間での静かな推理思考攻防戦。最終的にどうなったのか気になるところで終わりますが、推理のやり取り過程を楽しめた。

  • 通常のミステリーだと、犯罪が起きてから推理が行われる。本作は、密室のまま、犯罪が起きているか不確定で推理を始めてしまうのが特徴だ。通常のミステリーとは異なる展開に衝撃を受けた。

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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