サヨナライツカ ― Sayonara, toujours pres de moi (世界文化社)
- 世界文化社 (2001年1月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418015016
感想・レビュー・書評
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内容は男に都合のいい、夢物語。ただ、過ぎてしまった歳月は取り戻しようがない、という当たり前さが切ない物語ではある。
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1975年8月。タイのバンコクで東垣内豊は、真中沓子に出会った。
光子という婚約者を日本に残してきている豊は、12月の挙式まで、それまでの冒険のつもりだった。
二人はザ・オリエンタルバンコクのサマーセットモームスイートで、期限つきの、無謀で情熱的な愛の日々を送った。
そのたった4ヶ月という、人生におけるほんの一瞬を、忘れられずに生きていく二人。
これまでの同氏の作品に比べて、登場人物の独特なキャラクターが話の展開を握っているという感じがなく、それゆえに単純だが感情移入しやすかった。 -
ありえない話!と思いながらも、映画を見ていたので登場人物の設定がすぐ頭に浮かんで読みやすかった。
西島さんが個人的に好きなので、良かったです(笑) -
サヨナラに込められた想い。
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バンコクへ行く飛行機とホテルで読みました。
残念なことに、登場人物の誰にも共感できませんでした。
特に主人公。
婚約しているのに、猛烈アタックしてくるセクシー美女と官能に浸り、
結婚してもなお、きっかけがあれば会いに行ってしまうとは…
舞台になった
オリエンタルホテルに行ってきました。
その思い出に☆3です。 -
浮気の話とか,三角関係とか議論はあるけれど。光子が「サヨナラをいつも用意しておかなくてはならない」というのは,自分が愛した記憶をきちんと残すため。豊にはそれができなかったから,ずっと後悔し続けたんだと思う。そういう豊を見て,光子は再度サヨナライツカを手渡したのでは…
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感情に流されてはいけない
けど感情を抑えることができない
浮気をしてしまう男の人
ずるい。ほんとにずるい。
理解はできるけど。仕方ないこと。
感情に嘘をついた結婚を選んだ
彼にとってはそうするしかないこと
私が光子だったら、
夫の感情がここにないことに必ず気付くかな
私が沓子だったら、
一生自分のもとに戻らない男に
人生を捧げるようなことはしないかな
何より、条件で結婚相手を選ぶような
男の人と結婚することはしなくないな
最終的には、感情に正直にいるのが1番幸せだと思うから
【2012.4.19】