日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません
- ダイヤモンド社 (2011年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478017159
感想・レビュー・書評
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読みやすい。
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今まで感じていた多くの政治家が非合理的な政策を推し進めていることについて、背景が分かった。
失業はイノベーションのためには欠かせないことで、行政が企業に対して無理に雇用を強いることの弊害を強く感じた。 -
マクロ経済に興味を持つきっかけになった本。
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経済学を1から学ぶのにおすすめ。
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政府が成長産業を見抜きその分野に投資することは非常に困難で、また政府がそんなことをしなくても敏感な金融マーケットから自然にお金は集まってくる。政治は余計なことはせず、必要最低限のセーフティネットを用意したり、税制を改革して外資のインバウンドを促す等限られたことに注力すべきである。それは東西ドイツや北朝鮮と韓国を見れば一目瞭然だ。
消費税は薄く広く漏れを少なく集められ、安定的な推移が期待できる。一方で現在の日本は高所得者から多くを取ろうとして富裕層に逃げられ、結果として所得税でとれているのは3%程度である。法人税も所得税制累進課税と同様に引き下げるべき。
久々に数式見たら辛かった。税制、道州制といい、大前研一の主張と近いものを感じた。 -
著者のウィットに富んだ表現に引き込まれる。グローバル化=賃金の平準化であり、日本人にとっても耐えられない。競争は激しさを増し、生き残るには戦闘力を増すしかないのだ。
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Blog金融日記の著者が世界同時金融危機やホリエモン有罪判決などを切り口にグローバル経済をとても分かり易く解き明かす。日本のこれからに向けて数々の提言し、返す刀で既得権益者バッサリと切り捨てる。
提言など賛同する部分も多々あるが、基本的なところでの違和感は拭えないな。 -
実際に起こった出来事を題材にしつつ、経済学の考え方を分かりやすく説明した本。
経済学の門外漢からすると、実際に起こった出来事をどのように捕らえるべきかが書いてあるのはとても参考になる。
世界同時金融危機と東日本大震災の原発事故の類似点、失われた20年の総括、特に政府による財政政策や金融政策に対する評価など、なるほどと思った。
本書の最終章でアクションプランが述べられている。
税制は消費税(付加価値税)を中心とし所得税・法人税を緩和する、労働市場の自由化の推進、教育バウチャー制度、小さな政府、などなど。
そういえば、10年以上前に読んだとある本でも同じようなことが書かれていたことを思い出した。
この10年でこれらの施策がほとんど進捗していないことを考えると、この国の政治、それらを支える制度・組織などの変化の鈍さを感じ、残念な気持ちになった。 -
語り口が軽妙で読みやすいが、金融の基礎知識の復習と言った内容で新鮮味はなかった。
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少し前に読んだ「新自由主義の復権」(八代尚宏)や「通貨経済学入門」(宿輪純一)の復習として読む. 今後日本のとるべき道筋については基本的にほとんどの部分で賛同できるのだけれど、サブプライムから金融危機に至った原因を「国策」だけに求めるのは流石にどうかと思う. 他人のカネで「踊り過ぎる」原因の追求も併せて行うべき. すでに今、更なる景気悪化とそれに続く非伝統的金融緩和を当て込んで、他人のカネを目一杯張るという歪んだ行為が世界中で行われているのだから.
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少し前に読んだのだがすっかり記憶にないくらいだが、丁寧にさらっとグローバル経済がわかる良書
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★★消費税法案成立の日に読了。経済学部の学生の多くは4年間経済学を勉強しても、ニュースで話題になっている現実の世界経済の問題は理解出来ないという。。。世界同時金融危機と福島原発事故との類似点、マドフの6兆円詐欺事件と日本の年金問題との類似点などは分かりやすい。
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グローバル経済についての入門書ということで読んでみたところ、入門書とは言えやはりある程度の経済学の理解は必要なことを痛感!
これ一冊だけの知識でニュースでやりとりされている内容の本質を正確に理解するまでには至りません。
また、微妙に著者の持論に偏り過ぎてて、多角的で客観的な説明が不足している章もあるので、その部分はもう少しフラットな視点で自分の気持ちを脇に置いた分かりやすい説明が欲しかったところ。
かなり分かりやすくはあるけれど、個人的には「入門」という名前を関するにはあと一歩という印象 -
経済学の各理論を現実経済を例示にして解説。証明ばかりの大学の講義よりこの本の方が有意義に学べます。例えば、ユーロ危機をマンデルフレミングモデルで分析。
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外資系金融機関勤務でメルマガ「金融日記」の管理人が著者。今のグローバル化した経済の中で日本がどのような政策を取るべきか、かなり具体的な提言が書かれています。
よくよく考えると、大学でマクロ経済学もミクロ経済学も学んでいない(正確には出席していない)ため、途中の計算式や論理は、相当簡単に書かれている(らしい)のですが、良く理解できませんでした。ちゃんと机に向かいながら読むべきだったかも。
ただ最後の提言は分かりやすく、賛成できる内容なので、それだけでも十分読む価値はあると思います。この提言に違和感を感じないのは、自分が外資にいるからかなぁと思いつつ。あと、社会人である以上、経済学はちゃんと基礎からやるべきだと感じました。。 -
図書館で借りて 1/3 位までしか読めなかったけど、
これは買ってじっくり読みたいと思いました。
細部をバッサリ切り捨てて明快でシンプルな論理で
乱暴に断定しているきらいをちょっと感じるけど、
今の経済をざっくり俯瞰で理解するのにはとても役に立つ
わかりやすい内容だと思います。 -
平易な言葉で書かれており、読みやすく理解し易い
これは家族に読ませたいのでbuy
詳細は後日 -
ようやく読み終えた。
読みやすいし、わかりやすい。
ただ、著者の主張が基本的に「自由主義経済万歳」、そして、「頭のイイ人はもっと稼ぐべき」という2つの明快すぎる。
結果として、「努力している(つもり、も含む)けど、できない人」へのモチベーションは下がりますよね。
起業して成功する人や、いわゆる「高付加価値(金融がすべてではありませんが)」なお仕事だけが尊ばれる、ではそれ以外のひとは?となってしまうんじゃないかと思います。
個人的に主張は分かりやすいし、大筋では同じなんだけど、行き過ぎるのかなー、と。 -
為替、金利の仕組みの基本を理解するのに役立った。一番肝心のこれから日本が取るべき選択肢については、それほど目新しさは感じなかった。