- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488010188
感想・レビュー・書評
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大人が楽しめるハイテク現代冒険譚。本をめぐる話と思いきや、Googleがでてきて活字が出てきてetc…。映画化するととても面白そうな、想像力を刺激する、ビジュアルが見える小説。
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ベンチャー外食チェーンでweb広告をしていたクレイ、元オタクで今やアニメゲームの寵児ニール、グーグル社員で頭キレキレのキャット、24時間営業の奇妙な書店を実質経営するペナンブラ、4人が活躍するゲームソフトのようなファンタジー。しかしそれは後半の話で、その奇妙な書店に集まるこれまた奇妙な客、クレイの手伝いをする友人や仕事仲間とのやり取りからなる前半だけで十分面白い。圧倒的割合を持つ古い知識の集合OKとTKをwebやモバイルで自由に利用できる、そんな社会を語るグーグル社員の言葉。読書会での語り合いが楽しみだ。
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昔、マイコン大作戦っていう、アメリカの少年が自作(?)のコンピュータを使って色々するドラマがあって、夢中になってみたなぁ…なんてことを思い出した。ああいう楽しさが満載。
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<ミスター・ペナンブラの二十四時間書店>では奇妙なことが行われている。
題名とあらすじに惹かれて読んでみたけれど、あらすじ通り、盛りだくさんで面白かったです。
古書・暗号・謎解き・秘密結社から、エンジニア・グーグル・プログラミング、最新技術まで飛び出す物語。
大人が揃いもそろって謎解きに夢中(皆かなりの本気)でやりすぎなくらい。
読後感もよく、楽しかった。
におい、手触りはもちろん、まだ読んだ事のない本が本棚に並べられ、空間いっぱいに広がっている描写にわくわくしてしまうので、私は当分、紙の本がいいです。 -
高いはしごを使わないと届かない、見上げるほどの書架に埋め尽くされた秘密の24時間書店。そこは謎めいた貸本屋でもあり、風変わりな客と店主、ラブと冒険と500年に渡る謎が隠されており……という冒頭は思わず手に取らずにはいられない。
ヒロイン・キャット(グーグルに勤める才媛)がとってもキュートで主人公クレイとの恋愛模様も気になるところ。そのほかの友人たちも個性的で、でもグーグルなど実在するものも織り交ぜてあるので時々「これ、本当?」と思いながらひきつけられずにはいられない。
書店と500年の謎、というと古典の香りのする本のミステリーのようだが、最新のITを駆使したSFでもあり、謎を解いていく過程がまるでゲームのようでもあり、ゲーム好きにもわくわくするだろう。
ただ、一番の謎がITを駆使しても解けず、それこそ人脈と手作業で解いていき、現代と過去が融合した見事なミステリーになっていた。 -
24時間営業の書店、梯子付きの首が痛くなるほど高い本棚、ググっても見つからない本がたくさんあってそれは暗号で書かれているって聞いたら読みたくなるよね?導入部と謎は面白い。でも、解き方がちょっと自分の趣味とちょっと違うなぁ。モチベーションが若干下がりながらだったのと技術が解るようで解らんって感じで中だるみしつつも最後はこう来たかぁとちょっとジーンとしました。それと、布のスキンの電子書籍の機体がちょっと気になる。
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多摩市図書館ではティーンズコーナーに分類されているけど、これをスラスラと読んで理解出来るティーンズがいたらスゴイね。
若い頃は画面が真っ黒で白いプロンプトをキーボードから入力していた40代の理系女子は新しい用語にやや苦戦したけど、面白く読めました。
物語の中盤まではなんだか分からず読んでたけど、途中から面白くなってスピードアップ。
謎解きの答えがもうひとひねりあったら良かったかなとも思うけど、青春小説としたらこんなものかな。 -
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「ネット世代には楽しめる」
そんな感じなんですね(本屋と図書館の話だと、つい手が出るのですが)、、、「ネット世代には楽しめる」
そんな感じなんですね(本屋と図書館の話だと、つい手が出るのですが)、、、2014/04/30 -
2014/05/01
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今のところレヴューは、すぐりさんとまつかぜJUNさんだけですね。
すぐりさんのレヴューだと、私にはついてゆけない感じです。。。
http...今のところレヴューは、すぐりさんとまつかぜJUNさんだけですね。
すぐりさんのレヴューだと、私にはついてゆけない感じです。。。
http://booklog.jp/users/suguri22/archives/1/44880101802014/05/02
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滅多に読まない海外作品
アメリカを襲った外食産業大不況の影響により、失業してしまったクレイ・ジャノソンの冒険物語。
彼が見つけたのは24時間営業している求人ビラ。
その書店は、2つの書店が合併したような内装であり、書店内には3階までの高さがある本棚に本がぎっしり詰まっている。内装だけでなく、訪れる客層も少し変わっている書店。彼らが何を借りていくのか、その本には何が書かれているのか、働く際の条件は何故あるのか、どうして運営されているのか、店長は何者なのか、疑問が疑問を生んでいくクレイの冒険小説。
背景や書店という題材は良かったけど、最後が少しあっさりしているかな。読者を選ぶ作品かもしれないなと思った。