毒殺協奏曲

  • 原書房
3.29
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本棚登録 : 260
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562053346

感想・レビュー・書評

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  • 短編なので次の方におすすめです
    ・元々読書があまり好きでは無い
    ・誰の本を呼んだらいいのか分からない
    ・暇つぶし程度に読みたい

    私は暇つぶしとして読んだ者です。印象に残る作品はあまりありませんでしたが、暇つぶしとしては面白かったです。

  • 毒殺を題材としたアンソロジー。
    今回も小林泰三さん目当てで借りた本。
    でも、当の小林泰三さんの話は方向性が微妙というか好きではなかったなぁ。
    収録作は
    ①永嶋恵美 伴奏者
    ②柴田よしき 猫は毒殺に関与しない
    ③新津きよみ 罪を認めてください
    ④有栖川有栖 劇的な幕切れ
    ⑤松村比呂美 ナザル
    ⑥小林泰三 吹雪の朝
    ⑦篠田真由美 完璧な蒐集
    ⑧光原百合 三人の女の物語

    ①は1作品目なので印象に残ってる。自分ではこんな感じの学園物(?)を読む機会がないし。

    ②は文章が新井素子さん的だった。前に柴田よしき作品読んだことがあるような気がするけど、こういう作風だったかなぁ?軽ーく読めるような作品。猫は関与しないよね、可愛い。

    ③は地味な話ではあるかな。
    テーマ的な問題で、薬剤師が出てくる作品がこれの他にもあって何だか気恥しい。
    (私が薬剤師なので…)

    ④はタイトル見ただけでは内容思い出せなかった。(読んでから感想を書くまでにタイムラグあり)
    まあ、有り得なくなさそうな話であり、若干捻った話になっているなと言う感じ。

    ⑤これはなかなか面白い話しで後味としても悪くない。ちょっと青の炎を思い出させる。

    ⑥は前述したが、微妙な話だったな。現実と空想(?)の区別がつかないような雰囲気は小林泰三独特のものかもしれないけれど、なんていうか陳腐な印象がある。

    ⑦は非常に美しい物語で作品全体にアンティークな雰囲気が漂っていて良かった。

    ⑧は物語というタイトル通り3つの『物語』からなっている。古代エジプトの王妃クレオパトラの話、童話の白雪姫(の継母)の話、最後に現代の夫婦の話。
    クレオパトラの話は外国の古い物語を訳したような語り口だったのに対して、白雪姫の話は親しみやすく、ユーモアがあって面白かった。最後の話は現代の童話?の様な話なのかな。

    アンソロジーって自分では選ばないような作家の作品に触れられてとても面白い!

  • 基本的に毒殺が絡む以上、
    読後感に関しては決して良くはありません。
    というか、いいわけないじゃない。

    最初の作品はある今もあるイベントが鬼な
    ゲームをやっている人はきっと
    ニンマリできることでしょう。
    登場人物に見覚えのある名称が出てきます。
    (著者はかなりのゲーマーさんです)

    作品として恐ろしいのは
    結局過去を拭い去れなかった女性の物語である
    「吹雪の朝」とか。
    彼女は自由になりたいと結婚したのに
    結局自由にはなれなかった…

    それは結局猜疑心へと変わり…
    もうなんというか救えない作品よ

  • 柴田よしきさんのTwitterプレゼント企画でいただいたサイン本。8人の作家さんのアンソロジー。自分では絶対に手に取らないであろう「毒殺縛り」の陰湿で泥々した内容。どの作家さんも面白く飽きずに楽しめました。白雪姫はよく知っている話なだけに上手いな❗と。アミの会の他の本も読んでみたいな

  • 前回の「捨てる」を読ませて頂いて勝手な思い込みでアミの会(仮)=女性作家の会だと思っていましたが、今回は有栖川有栖さん、小林泰三さんの男性作家二人の作品もありました。

    良く読んでいる新津さん、松村さんの作品はやはり面白く、又普段あまり手にしない作家さんの作品にも触れる事が出来てこのシリーズは楽しみにしています。

    全て描き下ろし作品と言うのも嬉しいのですが、前回の「捨てる」が全体的に面白かったのに比較すると今回のアンソロジーは短編ならではのキレがなく少し物足りなさが残りました。

  • 永嶋恵美/伴奏者
    柴田よしき/猫は毒殺に関与しない
    新津きよみ/罪を認めてください
    有栖川有栖/劇的な幕切れ
    松村比呂美/ナザル
    小林泰三/吹雪の朝
    篠田真由美/完璧な蒐集
    光原百合/三人の女の物語

    短編集なのですんなり読めた。

  • 図書館で借りたアンソロジー本。絶対に自分で買うことはないだろうけど、当たりがあったらラッキー読書枠として読んだ。残念ながら当たりには巡り合えず、時間泥棒。光原百合/三人の女の物語の白雪姫の話だけはまあ面白く読めたかな?

  • 短編集。読むのに少し時間がかかってしまいました。
    面白かったのは面白かったのですが
    あまり内容がはいってこないのもしばしばありました。

  • 最後の章のみ合わず、読み飛ばしてしまいました。すみません

  • ・伴奏者 ★★★
    面白かって読みやすかったけど、まあまあ。
    中学生にこんな事可能なんだろうか?
    学園モノがあんまり好きじゃないので、星3つ

    ・猫は毒殺に関与しない ★★★
    これも面白かったけど、登場人物が多く誰が誰かあまり分からない。

    ・罪を認めてください ★★★
    宮下さん、うざいね〜いい感じのうざさやったわ。

    ・劇的な幕切れ ★★★★
    面白かったー美礼は怪しさムンムンやったけどその通りやった

    ・ナザル ★★★★
    希江が嫌なやつやな〜と。最後はちょっとスッキリ!

    ・吹雪の朝 ★★★
    著者の本が好きでグロい系かと思ったら、そーでもなく。犯人も意外性がなかった。

    ・完璧な蒐集 ★★★★★
    面白い!狂気って感じ。

    ・三人の女の物語 ★★★★
    白雪姫の話が面白かった!

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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