- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569819303
作品紹介・あらすじ
東大法学部を首席で卒業し、現在弁護士として活躍する著者が、ライバルに差をつけるための本当に身につく勉強のハウツーを紹介。
感想・レビュー・書評
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努力の天才、山口真由さんの実体験を辿りながら、いかに勉強法・マインドセットを確立したか書かれている。
「7回読み勉強法」
・30分~1時間の流し読み×7セット(ご本人は30分で300ページ読む)
全体像(1回目)見出し把握(2回目)アウトライン把握(3回目)アウトライン明確化
内容(4回目)キーワード意識(5回目)キーワード間の要旨理解
細部(6回目)ディテール意識(7回目)不明点ピックアップ、定着
・できれば1日以内に繰り返し読むことで、認知から理解への道筋を作る
・1週間で7回よめば、平読み1回とほぼ同じ時間か少し短いくらいだが、記憶への定着度が高い詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筆者の事は知らなかった、知ってたら敬遠していたと思うが非常に面白い内容。
勉強に対する向上心、小さな目標設定、最小限度の少し上を目指すなど、参考になった -
本の題名が何となく著者の属性を微妙なものにしているような雰囲気を感じつつ、興味本位で手に取って読んでみた。
7回読みって、どんだけ根性あるんだよ…と思いつつ本の中では、3回目までは全体像の把握と言う事で、見出しを中心に読んで構造や書かれている事を自身の頭にインプットし、4,5回目でキーボードの把握、6,7回目で内容に入って行くとの事で、なんか、前に同じ様なやり方を言ってる人がいたなと。確か、齋藤孝氏の本では、目次を10回読む方法だったかな。読むという行為を頭から読み進めて行くというより、鳥になって空から全体を俯瞰して辺りを眺めてどこに何が有るのかを認知してから陸に降りて調べて行く様な感じ。
書かれているのは、勉強法なので、小説や映画でストーリーがどうなるのか分からないドキドキ感を追いかけて読むのが好きな人は、切り替えが必要。
読むとは言っても、娯楽の為に読むのでは無く、生きる為に読むのだ。
7回読みのベースになっているのは、「認知」から「理解」という考え方や繰り返し学習。これらは、脳科学的な雰囲気も漂っているし、AIの進化の歴史とも繋がりありそうで、こういうノウハウは、人類の共通知識として整理されて小学生くらいの授業に還元されても良いんじゃなかろうか。(別の本が出ていそう)
その上の学校からは、読んでくるのは当たり前で、自分の意見を組み立てたり。
因みに、この本では、読むだけじゃなくて、書いたり解いたりといったアレンジも書かれている。
そして、人間だから、やり過ぎも良くない例として、彼女が大学時代の猛烈な勉強で蛍の光を幻聴で聞いていたエピソードも…
この本の想定読者って、社会人なのかな。中高生が読むにはちとヘビーな感じもするし、窮屈に感じる人の方が大多数だろう。まあ、ここが時間の使い方とかの限界だなという基準として受け止めるのが良いかも。
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びっくりするほどつまんない自叙伝.古本にしといて良かった
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1冊の基本書を決めて、それを何回も目を通すことで、網羅的な知識を身につける「7回読み」勉強法を紹介している本です。
本書のタイトルにもなっている「7回読み」勉強法そのものは、確かに効果がありそうです。ただ「7回読み」勉強法それ自体の方法はシンプルなので、一般的な勉強の心構えや気をつけるべきことを書き加えて水増ししているような印象を受けてしまいました。
とはいえ、これまでの人生で7回も読んだ本がほとんどないことに気づかされ、自分の勉強の仕方について反省させられるところがあったという意味では、有益な読書だったかなと思っています。 -
ガリ勉女性の典型のような印象なのだが、実務はどうなんだろうか?財務省300時間残業が当たり前ってのがイチバン驚き。
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図書館で借りた。7
回は飽きる -
東大法学部を首席で卒業した著者の勉強方法を紹介している。
東大を首席で卒業し、在学中に司法試験、キャリア試験に合格したことなどから、勉強が大好きな人なのかと思ったが、著者自身は自分は本当の天才ではなく、勉強は楽しいモノではないと感じていること。
その辺は自分と同じだと思ったが、この差はなんだと思った。
彼女の勉強方法は、同じ問題を何度も(7回)繰り返し、説いて覚えるという方法。
その勉強方法は坂井優基さんの現役ジャンボ基調が編み出した超高速勉強法」の「漆塗り勉強作成」と同じだと感じた。 -
【1回目】 ここでは、「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みましょう。文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握しましょう。こうして、全体像を大まかに感じ取ります。
【2回目】 1回目を読んで「見出し」が頭に入った段階で、全体を流し読みします。項目だけではなく、より細かいレベルで読んでいきます。
このクールを終えると、「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということが把握できます。全体のアウトラインや構造がだいたい頭に入るのです。「前半は総論と背景、中盤は現状、最終部分でこれからの展望を語っている」といったイメージがつかめてくるでしょう。
【3回目】 この段階も2回目と、基本的に同じです。つまり、全体を軽く流し読みしている段階です。2回目にはアウトラインがわかるようになりますが、これはまだうっすらとしたもの。そのアウトラインをより詳細、かつ、明確なものにしていくのが、この3回目読みの作業です。
【4回目】 ここからは、文章の中のキーワードを意識して読みます。よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。ただし、それを「理解しよう」「覚えよう」とはしないこと。「頻出語」「詳しく書いてある」と感じ取るだけで十分です。
【5回目】 作業内容は4回目と同じです。4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。つまり、そのキーワードがどのように説明されているのかに目を向ける段階です。キーワードとキーワードの間をつなげば、その段落の要旨をつかめるようになります。要旨をつかむことは、本を読む上で一番大きな仕事なので、4回目と5回目の2回に分けて行います。
【6回目】 ここからはディテールにも目を向けます。私達、法律家の読む本で言えば、細かな事例の説明などがその典型です。ひとつの判例に対して、「この判例で論点になったポイントはここで、それについてこんな説がある」というのが要旨であり、「その説に基づいた事例として、この判例のほかにはこんなものがある」という説明がディテールにあたります。その部分に意識を向けながら読んでいきます。
なお6回目以降は、「答え合わせ」の感覚を持ちながら読むのがおすすめです。
これまでの5回で確認済みの要旨について、「そうそう、このキーワードの意味はこうなんだ」「このキーワードとこのキーワードの関係はこうなんだ」などと思いながら読み進めましょう。すると、だんだん理解に近づいていることを実感できます。
【7回目】 6回目を終えたら、頭の中のノートにだいたい本が写し取れているはずです。しかし、まだ鮮明ではないので、7回目でしっかり定着させます。
「今ひとつ頭に入っていない」と思う箇所があれば、そこだけピックアップして読めば、さらに万全になります。