1日10分のときめき NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫 え 10-04)
- 双葉社 (2024年2月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575527261
感想・レビュー・書評
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キーワード「津村記久子」さんの新刊情報で知った本。
図書館に早くから予約しておいたので、早目に借りられた。ありがたい。
他に既刊の同シリーズ本が3冊あるようで、本書はシリーズ第4弾とのこと。
8名の作家さんの8作品それぞれを象徴するイラストが表紙になっている。
そういうパターンは好きである。
このシリーズは世界各国の言語に翻訳してラジオで朗読された作品集とのことだが、日本語でもなんだかちょっと意味不明の作品がいくつかあるので、他の言語でちゃんと理解してもらえたのかなぁ?と少し心配。
津村記久子さんの「給水塔と亀」は「浮遊霊ブラジル」に入っていたそうだが、あの本はあまりちゃんと読んでいなかったので、全く記憶に無かった。
それにしても、津村さんは以前から「うどん」について書いていらっしゃったということだ。
恩田陸さんの「私と踊って」は、読み始めてどうも違和感を感じ、あのパターンかな?と思ったらやはりそうだった。(ネタバレになるので、ここではなく非公開メモに残しておく)
本書には、私はもうこの作家さんの作品は(単独では)読まないことにしている方も含まれているのだが、やっぱりその方の作品は本書でも捉え所がなかった。
面白い作品もあったが、どうも「ときめき」は感じられなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アンソロジーを読むということは、よく知らない作家を知るいい機会なのだけれど、この作品は大御所が多く、できすぎた物語ばかりだった。
その中で森絵都さんの「太陽」が一番楽しめた。「代替ペイン」をめぐるどこかふわふわした、温かい物語。 -
野性時代2009年4月号石田衣良:出発、オール讀物2012年1月恩田陸:私と踊って、季刊真夜中2011EarlySpring(2011年1月)川上未映子:アイスクリーム熱、新潮2013年6月号津村記久子:給水塔と亀、中央公論新社2016年12月おばちゃんたちのいるところから松田青子:愛してた、徳間書店1992年5月刊現代の小説1992宮部みゆき:決して見えない、小説トリッパー2020年夏季号(2020年6月)森絵都:太陽、双葉社2011年5月刊家族の分け前から森浩美:父の背中で見た花火、の8つの短編を2024年2月双葉文庫刊。1日10分シリーズ4作目。松田さんの不思議さが心地よい。森さんの歯科医が素敵で面白い。いずれのお話も楽しさがありました。
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なんでこのタイトルなのかナゾ。
10分では読めないし
ときめきって感じでもない。
でもどれも読みやすくて
面白かった
特に森絵都さんは
ミステリーチックなのに
心温まるストーリーで好き -
選ばれた8名の作家さんたちが読んでみたい方ばかり。この方々の短編を一気に読めるなんてNHKさんに感謝。しかも世界の言語に翻訳された名作ぞろい、なんと贅沢な!
#1日10分のときめき
#NHK国際放送選
24/2/14出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
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#読みたい本
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宮部みゆきさんの短編がホラーっぽくて好き。ほかはほのぼの系のアンソロジーだった。確かに、10分で読めるのでスキマ読書にぴったりです。
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ホラーっぽいのもあるけど普通の話が良いかな。
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人気作家たちのサクッと読める短編集。
読ませる長さの人とサラッと書く著者のバランスが絶妙で、読みやすかったです。
父と息子の再出発、家族の温かさ…というありふれたテーマながら石田衣良氏の作品に思わずグッときました。作者の五十音順と思われますが、この作品がトップなのもまた良いです。
この本を手に取ったのは、津村記久子さんの作品が収録されていたからなのですが、すでに読んだ作品でした…!
が、再読でもほぼ覚えていなかったのもあり再び楽しく読めました。津村さんの作品は何度でも楽しめる…!
題名にケチを付けさせてもらうなら、「ときめき」よりは「ほんわか」とか「ほっこり」かな〜と思いました。 -
図書館の本⑨
タイトルの「ときめき」というワードに惹かれて手に取ったが、ときめく要素はあまり感じられなかった。
しかし、短編集なので隙間時間に切りよく読むことができた。
印象的だったのは、「アイスクリーム熱」。
◎うまく言葉にできないということは、誰にも共有されないということでもあるのだから。つまりそのよさは今のところ、わたしだけのものということだ。