食堂のおばちゃん (ハルキ文庫 や 11-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440561

感想・レビュー・書評

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  • 昔ながらの食堂と昔からいる食堂のおばちゃん感が凄く良い!登場する料理が、本当においしそう。和食が多いのかな?と予測していたんですが、思ったより和洋折衷な感じで楽しかったです。
    料理以外にも食堂に訪れてくれる常連さんの話とか事情とかのストーリーもしっかりしているので、読み応え満載です。一話がそこまで長くなかったです。娘さんの恋模様も個人的に好きでした。母の二三さんと高さんの馴れ初めと一子さんとおじいちゃんの馴れ初めも素敵。娘の要もどっちかっていうとさばさば系には入ると思うけれど、まだ若いから紆余曲折して学んでいる途中なんだなって凄く思います。要に片思いしている万里も自分で動くのかも次回以降も楽しみだなぁ。
    一子さんも二三さんも若い方の分類にはならないかもしれないけど、本当に温かさが全面の方が。実際にこういう食堂があったらいいなって思ったし、私も一度は行ってみたいと願ってしまいました。
    最後に登場している料理のレシピも公開されています。分量や手順、ワンポイントアドバイスまで。気になっていた料理があったので、ありがたいなっと思います。あとがきがちょこっとあります。山口さんが食べる方だとは知りませんでした。「食べる人に合わせて、量を調節してください。」とあったので、実際に食堂で働いていたメニューだったのかな?読んでて作品の中で出ていた料理が自分で作れるのは、すごくありがたいです。気になっていた料理を作ってみたい!2巻以降もあるので、順番に読んでいこうと思います。

  • 美味しいごはんが出てくるお話は、それだけで幸せだ。そして、下町の人情があって、さらにお腹の底が温かくなる。
    さくさく読めるし、早く次が読みたい。

    いくつか作ってみたいレシピがあったので、メモ。
    ポテサラのにんじんをマッシュにするなんて!!

    万里の小説、いつか読める日がくるのかしら?笑

  • あたたかい食堂のお話。
    料理と店とそこに関わる人の話でした。

  • 家の近くにあればいいのに、、、読んでる途中何度も思った事です

    自家製タルタルソースで、エビフライ食べたい!
    ポテトサラダも、ビーフシチューも!!

    あまり魚は得意じゃないけど、チャレンジしたいと思うメニューがたくさん

    そして、一子と二三の関係性も素敵です!
    続きも読みます

    レシピにも挑戦してみようと思います!

  • 良い話。もう少しだけ分量が読みたいけど贅沢かな。

  • 焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴…。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説。

  • はじめ食堂を営む一(にのまえ)二三と姑の一子。50年前に一子夫婦が洋食屋を立ち上げ、30年前に夫が急死、息子の高と定食屋に変更して再出発。10年前に高が亡くなったあとも二三と一子で定食屋を守っている。そんな食堂には毎日来てくれる常連さんあり、出版社に勤める娘あり。
    どれもおいしそうなメニューで自分の家の近くにもほしい。
    長年食堂をやっているといろんな客がくるもんだな。退職後の人生、世代交代、、、身近にあることが取り上げられていて読みやすい。

    • cherry00さん
      > yururi4525様
      コメント機能に慣れていなくてすみません。
      いいですよね、このシリーズ。私はもっぱら図書館で借りていますが、レ...
      > yururi4525様
      コメント機能に慣れていなくてすみません。
      いいですよね、このシリーズ。私はもっぱら図書館で借りていますが、レシピも載っているし、手元に置いておきたい(=買いたい)衝動に駆られています(笑)
      2023/02/14
  • 町の食堂を舞台にした人情もの。とにかく登場する料理が美味しそうだった。

  • 高齢な一子さんの今後が心配。

  • 2022.10.4 読了。
    嫁姑二人で切り盛りする「家庭の味」お食事処はじめ食堂の物語。昔からある食堂には常連客も多く、時にやってくる新顔のお客さんとのやり取りもある。
    物語に描かれる料理が全部美味しそうだし、姑一子と嫁の二三との関係も良くて読んでいて苦しい感情がほとんど出てこなかった。
    巻末に物語に登場するレシピも載っていて作ってみたくなるが、自分は食べる専門がいいなぁ〜と、はじめ食堂に行って食べてみたいなぁ〜という気持ちの方が強かった。笑

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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