食堂のおばちゃん (ハルキ文庫 や 11-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440561

感想・レビュー・書評

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  • ほのぼのした。姑さんとこんなに仲良く一緒に仕事できるのも、いいなと思った。

    一子の器の大きさ、言葉遣い、気遣いはすごい。80代でもこんな風に働けてたらいいな。長生きして、まだまだ二三と一緒に働いてほしい。

    万里と要、お似合いだと思う。結婚して2人で食堂の後継いだら最高。

    最後にレシピが載ってたのがうれしかった。

  • うわぁー、面白くて美味しそう。
    嫁姑がとても仲良くて二人の会話が
    心温まる。

  • 実家の母が作った料理が食べたくなる本。
    嫁・姑と聞くと何やら不穏なイメージだが、そんなことは全くなく、二人のコンビネーションが素敵!
    こんな食堂が近所にあったら、私も通いたい。
    シリーズがたくさん出ているみたいなので、美味しいお話が読みたいときに、手に取りたいと思う。

  • 食堂の2人とお客さんがゆるく対面する小さな大事件たち。
    そこへ差し込まれる家庭料理という超ご馳走。
    こんなお店があったら気持ちもお腹も退屈しない。
    美味しい一冊でした。

  • 安心して読めるというと失礼?なのかもしれない。

    でも大きな事件や刺激的なことではなく、あちこちにありそうな日常の一コマというところが、私はとても好き。私もこの「はじめ食堂」でごはんを食べたい。

  • 期待以上に良かった。

    軽くて面白い本が読みたい時にピッタリ。55歳の主人公のおばちゃんと82歳のお姑さん営む食堂が舞台の短編連作。

    ご都合主義的なストーリー展開は多分にあるが、毎回ちょっとした騒動が起こり、それがすっきりと解決されるので、読んでいて爽快感があって私は好き。

    出てくる食堂のメニューがどれも美味しそうで、鬱陶しくない程度に作り方が書かれていて、それもまた良い。

    シリーズ10巻まで出ているみたいなので、他の本こ合間に読んでいきたい。

  • それぞれの短編に美味しそうなお惣菜が出てくる。巻末にはそのレシピも載っている。
    82歳でもしっかり体と手を動かして現役って素晴らしいな。

    愛情は無理を強いるもの。やりたくないこと、嫌なこと、辛いことでも愛する誰かのためにせざるを得ないのが愛というもの。あなたのために相手が我慢することがないのは愛情がないから。

  • 「食べ物系短編連作」とでも言うのだろうか。このジャンルが好きで見つけては読んでしまう。本作は、ある食堂で起こる人々の営みや小さな事件を描く。食堂を知り尽くした著者ならではの視点があり、美味しそうなメニューとともに後味の良い仕上がりになっている。

  • さわやかであったかいお話

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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