- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758440561
感想・レビュー・書評
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こんな食堂が近所にあったら毎週行っちゃうな。
ランチだけじゃなくて夜の居酒屋も、お店じゃなくて家庭で食べているみたいな雰囲気がいい。
美味しいだけじゃなくて、ちょっとした事件が面白かった。全8冊あるみたい…制覇するぞ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お腹が空いてくる。ほのぼの小説
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とにかくお腹が空く本です!
大きな事件もないので安心してゆったり読めます。巻末にレシピが載っていたのも嬉しいポイント。 -
いわゆる大衆食堂のおばちゃんとお客さんとの物語。
洞察力が鋭く、さすが人生の先輩。人を見る目というか、言葉に深みが増しますね。
変に繕わず、ありのままを出せるお店はみんなの憩いの場であり、心の拠り所なのかな。
おかずを作る工程が丁寧に描かれているのでとても美味しそう。地元に根付いた食堂って本当、美味しいんですよねー。
ほっこりするし、お腹が空く本でした。 -
佃にあるはじめ食堂を舞台にしたお話。ほっこりした気持ちになる物語だった。
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昼は定食屋、夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三が営む「はじめ食堂」には、美味しくてきどらない料理をめあてにさまざまな人々が集まってくる。
新しいお客や常連さん、仕入れ先やご近所さんのちょっとした出来事の物語。
山口恵以子さん、初読。
新聞か何かで読んだ介護のエッセイが良くて、読もう読もうと思っていた。
さらっと素直に読めて、さっぱりとした読後感。
これなら、シリーズ無限に続けられそう。
それはもう、当然料理がどれも美味しそう。
いっそのこと、レシピだけまとめて『はじめ食堂の四季の献立』の本にして欲しい。 -
軽~く読めるだろうなと思ったらそのとおりだったけど、思っていた以上に心がほっこりした。1冊読んだだけなのに、主たる登場人物がみんな愛おしく思えてきた。続きが何冊か出てるから読むのが楽しみ。
著者が食堂のおばちゃんやってたってのは有名な話だけど、さすがに書かれている料理がおいしそう。いつも本を読むときはいいなと思った箇所やこれは至言ってところに付箋を貼っておくんだけど、この本は軽~く読める本なので、鰯のカレー揚げとか大根と缶詰の貝柱のサラダとかあぶたま(玉ねぎと油揚げの出汁煮の卵とじ)といったところに貼った。
「女たらし」に関するくだりがなるほどと思った。たらすのではなく勝手にたらされるのだと。フェロモン的なものが出てて、男側がアクションを起こさなくても女がはべっくてるみたいなことか。でもそれって、相手が寄ってくるからたらす側は人の扱いにぞんざいになるし、結局自分のことしか考えてない。好きになるって、相手のことを考えて無理をすることだけど、たらし屋はそれをしない(できない?)のだと。
主人公・二三さんがデパート勤めしてたときの上司が女たらしタイプの人でしばらくあこがれたけど、その人の奥さんの荒んだ姿かっこうを見て、たらし屋をパートナーにもつことの不幸を知って思いが覚めたっていうエピソードがあるんだけど、こういうのも社会でいろんな経験を積んできた著者の実体験まじりなんだろうな。かなりの卓見だと思うし、もちろん、男たらし、人たらしといった人たちにも同じことがいえると思う。 -
優しい話だ。続きも読んでみようかな。
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心が温かくなる作品。「はじめ食堂」の常連さん気分で物語の中にすんなり入っていける。一子さんがいつまでも元気でいてくれますように。万里くんの成長も見守りたい。