- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781615288
感想・レビュー・書評
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精神疾患の方の特徴がわかりやすくまとめてある。実際にそういった方と接するときに活かせそう。
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よかった
人は本当は何を考えているかわからない -
とても心動かされる内容でした。素晴らしかったです。ですが!
確認しなかった私が悪いのですが、主人公は実在する人物ではなく
漫画家さんが精神科の看護師さんに取材して作り上げた架空の人物です。あとがきまでそれを気づかせない演出で、あとがきを読んだあとの虚無感がすごい…
これコミックエッセイじゃないよね… -
精神科の話しですが、自傷行為の裏側に本人の思いがあるのが、深い仕事だなと思いました。
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自分には知らないこういう世界があるのだと感じた。不可解な行動をするのも、自傷行為を行うのもその患者には、それを行う理由が心の中にある。閉じ込めた自分の感情を、自分の言葉で誰かに発することができれば、それが心の病気の予防や治療になる。
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ハートネットTVやNHKスペシャルで精神科の入院病棟や患者さんの様子を断片的に目にすることはあっても、その中の看護師さんのことを気にすることは今までなかったなと読みながら思いました。
色んな看護師さんがいらっしゃるのでしょうが、こんな風に患者さんに寄り添うような方は珍しいのでは、と何も知らない者は思ってしまいましたが実際はどうなんでしょうか…。
「生きたいから生きづらいと死にたくなるんだよ」
この言葉は自分にもスッと刺さりました。
そう、そうだよね。思わずそう呟いてしまいました。 -
N740/ミ
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心の状態が目に見えない分、辛いなあ…看護師も患者さんのメンタルに振り回されそうだし。患者さんの行為にも理由があるのだろうが、その人らしさを見つけてあげてもなかなか改善しない心の病。精神科は難しそうだ。
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ずっと以前に、雑誌で連載されていたときにも興味深く読んでいた。
精神科で過ごす人は、どのような人なのか、内部はどのようになっているのか、看護師さんと医師はどういう人でどういう対応をとるのか。
こういうことは日常、なかなか知ることができない。この作品でその一端に触れることができた。
看護師も医師も普通の人だし、精神科にいる患者さんも(この作品の中にいる人という範囲では)普通の人の域を出ないように思えた。そういう意味では、精神科と日常の世界というのはほとんど境界のないものであり、いつ、誰がどちらに行ってもおかしくないようにも思えた。