- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796666763
感想・レビュー・書評
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法廷もののような演繹戦争だった。
守りたいものが箱庭であれば、箱庭の外界を提示すればよい。
しがみつく論を盾にするならば、しがみついた論を矛に置き換えれば良い。
求めるものを掴むためにもっと大きなものを求める、小さく見せればいい、逃げ込ませてあげればいい。
田口は操り人形を演じつつ、スポットライトを得た。
舞台を降ろされた白鳥は、次の巣づくりを得た。
表舞台に立てなかった彦根は、ゲリラ活動に打ってでた。
役者はこれからどう動くのか。
世論を味方にするのか、世論に潰されるのか。
続きを読もう。 -
シリーズ4作目。役人は国策という自分達が1番で、国民は二の次なのだという感じ。彦根の考えはすごい極端だけれど、お偉いさんの前で堂々と自分の意見が言えてかつ言い負けない人はすごいと思う。
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今回の物語は、会議でのシーンが主だったので、ミステリーを期待して読まない方が良いかも(^-^;いろいろな人の思惑が有って、理想を実現するのって本当に大変だなと…。田口、白鳥コンビより彦根がメインの作品という印象です。
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うーん、海堂さんの現在の厚生省への怒りやら、医療とは、とかをテーマにした論文のような感じでした。
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?チームバチスタ○
?ナイチンゲール×
?ジェネラルルージュ◎
と期待された第4弾でしたが、ミステリー色は皆無。
たぶんカテゴリーとしては新書。残念。
自作は螺鈿迷宮と重なりそうで少しだけ期待。 -
会議の現場での口舌バトル
現代医療と解剖と、厚生労働省の官僚と、
頭硬いお偉方教授と、田口講師とその仲間たち。
ジェネラルルージュをイメージして読み始めたので、
前半なかなか読み進められなかった
けど、彦根先生でてきてからは
面白かったな -
仕事は未来を見てするものだ。
今に立ち、過去に学ばないと仕事はできないけれど、でもその目線は未来を見ないと仕事は仕事にならない。
でも、そこで見てる未来は誰の未来?どこの未来? 国の仕事をしている人たちが見ている未来は国の未来なのかもしれないけど、そこにいる国民の未来なのかどうかはわからない。
本末転倒。
大事にしたいものがありすぎて、大事にしたいものが大事にしているはずのものが見えなくなる。
話は単純なことなのにと、外にいる人たちは思うのだろう。 -
中盤までのパワーゲームは面白かったのに、後半になって急に低空飛行に…
イノセントゲリラよ、もう少し頑張れ