- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800272799
感想・レビュー・書評
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だんだんつまらなくなるというか、最後にダダダっと展開して終わるのが増えていった。
まとまっていないというのか、もう少し膨らまして書けば面白かっただろうなぁと思う。
アンソロジーではもったいなかったな。作数を減らして一作家の分量をもう少し増やしていれば良かったのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アンソロジーとなっていて、短い文章の中に大きな意味が込められている。それぞれのテーマはミステリーとなっている。
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父親、がテーマのアンソロジーだ。
ハートフルなものもあれば、最後の結末にぞっとするようなものもあり、さまざまなテイストの短編が並んでいる。 -
父親に関するミステリー集。
共感できる話や感動する話は1編も無かった。
後に残るものも無し。 -
父が登場するお話
お涙頂戴でもなんでもない。ただ、父が登場するだけだ。腕利きの作家さんが集まっているようだが、どれもピリッとはしないなぁ。つまり、あまり面白くなかったってこと。
詐欺の話はなかなか楽しかった。でも、ラストの自転車話が意味不明に近い。少し残念な短編集だなぁ。 -
お父さんアンソロジー。友清哲さんだけお初。
一等機関士のお父さん頑張った!【進水の日】、
小春とも幸せな未来作ればいいのに…【神様のペテン師】、
二人のすれ違い、お互いの思惑、帰ったら離婚か殺人にでもなるかとハラハラしたら途中から全く裏切る展開に!【家に帰ったら】、
彼女のした理由がわかんないけど、教授、カッコイイ【美女とお父さんと私】、
いいお父さん!期待に応えるいい息子!…と思ったら…コレ、日本の話?!【バイシクル】 -
2017年6月宝島社刊。父をテーマにした、5編の書下ろしアンソロジー。友清哲さんの「家に帰ったら」のラストに驚きました。一気に楽しい気持ちになりました。
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【収録作品】「進水の日」 岡崎琢磨/「神様のペテン師」 里見蘭/「家に帰ったら」 友清哲/「美女とお父さんと私」 小路幸也/「バイシクル」 冲方丁
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冲方丁、岡崎琢磨、里見蘭、小路幸也、友清哲――
大人気ストーリーテラーが贈る、「父」にまつわるミステリー。
大学教授の父が女子学生からセクハラの告発を受ける……?(小路幸也「美女とお父さんと私」)、
船乗りの父に憧れる僕だったけど、ある日、父が「船を降りる」と言い出して……?(岡崎琢磨「進水の日」)など5編。
魅力的な謎と、愛すべきお父さんたちに出会う、珠玉のミステリーアンソロジー!
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それぞれ味わいの違う物語である。感動するもの、胸にぐっとくるもの、温かい心持ちになるもの、そして目を疑うもの……。父にもいろいろあり、その父を持つ子もまたさまざまである。父と子の在り方に正解はないだろう。それぞれの子にとって、いちばんの父であってくれることを願うのみである。ぎゅっと詰まった一冊である。