ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

  • 三笠書房
3.80
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837956662

作品紹介・あらすじ

21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか-この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真っ正面から答えを示した、アメリカの大ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事を行う時に意識する6つのポイント
    1*「機能」だけでなく「デザイン」
    2*「議論」よりは「物語」
    3*「個別」よりも「全体の調和」
    4*「論理」ではなく「共感」
    5*「まじめ」だけでなく「遊び心」
    6*「モノ」よりも「生きがい」


  • 21世紀にまともな給料をもらって、良い生活を仕様と思ったときに何が必要か、何をしなければならないかについて。自己啓発本。(モチベーション3.0のダニエル・ピンクつながり)

    ■今の仕事をこのまま続けて良いか、3つのチェックポイント→今ある危機
    1.他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか→中国、インドなど安い労働力
    2.コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか→自動化による置き換え
    3.自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか→価値観の変化
    1と2の答えがイエス、あるいは3の答えがノーだと、このままでは不十分
    →コンセプトの時代。答えのない社会。この時代を生き抜き、
     社会を動かしていく力は、「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」の思考である。
     6つのセンスを磨くこと。

    ■コンセプトの時代に求められる6つの感性(センス)とは
    ・機能だけでなく「デザイン」
     デザインで感情に訴えかけてくるものを創る
     「デザイン専門誌」に触れる。How,ID, Metropolis, Nest, Print, Real Simple

    ・議論よりは「物語」
     相手を納得させる話ができる能力
     豊かな生活を送る人が増えるにつれ、生活の「意義」を追求する機会が増える。そんなとき、物語が意義を追求するための手段となることが少なくない

    ・個別よりも「全体の調和」
     全体像を描き、ばらばらなものをつなぎ合わせて印象的で新しい全体感を築くき上げる能力
     境界を越え、発明でき、比喩を作れる人。

    ・論理ではなく「共感」
     人の話を聞き、人と共感する

    ・まじめだけでなく「遊び心」

    ・モノよりも「生きがい」
     物質的には豊かになった現代では、目的、超越、精神の充足を追い求める
    「私は人生の究極の目的は、幸福の追求だと信じています。これははっきりしています。宗教を信じていようと今井と、あるいは、どの宗教を信仰していようとも、誰もが人生に何か良いことを見いだそうとしているのです。ですから、生きるという行為は、まさに幸福を目指しているのだと思います。(ダライ・ラマ)」

  • 田尻慎太郎先生 推薦

    いま私たちが欲しいのはアメリカでデザインされ中国で組み立てられているiPhoneだったりMacBookだったりするだろう。レッツノートを欲しいと思っている人は、果たして君たちの中に何人いることだろう?
    この事実は2つのことを示している。1つは工業生産(マス・プロダクション)の場所は時代とともにグローバルに移っていくということである。もう1つはデザインする力のほうが強い(=高収益を挙げられる)ということだ。
    かつてテレビの生産はアメリカで始まった。しかしより品質が良くて安いテレビを日本のソニーやパナソニックが作り出したことで、アメリカでのテレビ生産はほぼゼロになった。同じ事がいま日本と韓国・中国の間で起きている。歴史は繰り返すのである。工業生産だけではない。今やプログラミングをインドのプログラマーに任せた方が、ずっと安く優れたソフトウェアを作ってくれる。
    ダニエル・ピンクは、物事を効率良く生産することは左脳的能力(論理)と定義する。そして左脳的な仕事はどんどん賃金が安い場所に移っていくと考える。いま中国で作られているものも、10年後にはベトナムやラオスで作られているかもしれない。
    一方、これからの世界(特に先進国で暮らす人々)にとって大事なのは、感性を司る右脳の力だと言う。パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力などの「ハイ・コンセプト」と、他人と共感する能力などの「ハイ・タッチ」である。そうした力を身につけるためには、経営学を学ぶだけでは足りず、アートやデザイン、ストーリーテリングを身につけることが非常に大切なのである。いま嘉悦大学でもそうしたハイ・コンセプト的経営を学ぶ試みが少しずつ始まっているのだ。
    ダニエル・ピンクは他にも『フリーエージェント社会の到来』『モチベーション3.0』という時代の先を述べる世界的ベストセラーを書いている。いま起こりつつある社会の変化を知りたいあなたにオススメします。

  • PCが出来ない、人間だけが出来る能力を磨く事で
    時代をうまく切り抜けられる、そしてその具体的方法を示した本。

    1.「機能」だけではなく「デザイン」
    「機能」だけなら、PCが勝手に仕事をしてくれる。
    成熟した消費者は、+αの付加価値が必要。
    デザインはデザイナーだけが極めればいいものではなくなる。
    感性・右脳を動かそう。
    ★優れた交響曲を聞く
    ★自分の興味以外の雑誌を読む
    ★本や雑誌で出会った良い比喩表現をメモする
    ★インスピレーションコラージュボードを持つ

    2.「議論」より「物語」
    脳はストーリーがあるものなら、頭に入りやすいようにできている。
    ばらばらの個々の現象ではなく、ストーリーを持たせよう。
    ★安さだけを売り出す広告ではなくストーリーで差をつける

    3.「個別」よりも「全体のシンフォニー」
    PCは、ばらばらの物事をひとつに組み合わせる能力はない。
    ★マルチタスクが出来る人。発明が出来る人。巧みな比喩が作れる人。
    ★自分自身をテスト(EQ、SQ:tinyurl.com)

    4.「論理」ではなく「共感」
    PCは共感と、話を聞いてアレンジすることが出来ない。
    ★カウンセラーなど

    5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
    PCはユーモアを持てない。
    ユーモアがもたらす、ビジネスへの効果。
    ★最近、社員のために手品師などを雇う企業もある

    6.「モノ」よりも「生きがい」
    結局、人間、ものがあって必ずしも満足する、わけではない・・
    「生きがい」があることが、人間の生きれる最低条件・・・だそう。
    ★自分の強みを発揮すれば、人生の主な満足感が得られる。
    ★自分の90歳の姿を思い描く。
    →何を達成したのか?後悔していることは何か?
    もし10年しか生きられなかったら、今の仕事を続けているか?
    ★モノではなく、経験にお金を使え
    ★文化を作る人か、文化を消費する人になろう

    以前からすごく気になっていた本で早く読みたいと思っていたんですが、
    久々に本当に読みごたえありすぎる本でした。
    Amazonでも4つ星評価が多いです。

  • 「IQ(左脳的思考力)は職業選択には影響するが、その職業での成功には関係しないことも多い」

    一瞬「そうか?」と疑問に思ったが、自分の会社での出世はあまり学歴と関係していないことに気付いて、少し納得した。

    創造する力(ハイ・コンセプト)や共感する力(ハイ・タッチ)に代表される右脳的思考の重要性が、増していると感じられる事例を、日々の生活で探してみようと思った。

  • 相手の求めるものを想像し作り出す、人とうまくやるという時代の変化を語る本、自分の苦手なところな感じがある
    モチベーション3.0と近いイメージが有る
    左脳主導思考の時代は3つの理由により成熟期を迎えている
    その中で戦うためにこの本で紹介している右脳主導の6つの武器がありそれらを語っていく。
    どれが自分の武器になりそうかを考えよう。

    仕事はAI、アジアの人、機械家によりより二極化するからそれを乗り切るためのは創造性が大事

    ①機能でなくデザイン、外観で感情に訴えかける
    ②議論よりは物語、納得させる話ができる能力
    ③個別よりは全体の調和、分析ではなく総括力、バラバラなものを組み合わせる
    ④論理ではなく共感、人間関係を気づき、他人を思いやる
    ⑤真面目だけではなく遊びごころ、楽しくやることで健康面でも仕事面でもうまくやれる
    ⑥ものよりも生きがい、物質的に豊かになり、生きがいを追い求められるようになった。

    成功する人
    ①境界を自分で超えていく人:マルチで専門分野の基盤を持っている人
    ②何かを発明できる人、新しい組み合わせを考える
    ③巧みな比喩が作れる人、他社と共感できる関係を作り経験を分かち合う

  • 借りたもの。
    ヨーロッパの中でも理性(左脳的思考)に偏重した価値観から、感性(右脳的思考)の重要性を、脳科学の見地から訴える一冊。
    それはロジカル(左脳的思考)に凝り固まった人たちに、感性の重要性を伝えている。
    労働者のグローバル化に伴うアジアの台頭や、AIの発達でナレッジ・ワーカーがそれらにとって代わられること……
    これから求められるスキルは、労働でも情報処理でもない。コンセプト(創造する人、他人と共感できる人)だという。
    そのために必要なものが感性である。

    1.「機能」だけでなく「デザイン」
    2.「議論」よりは「物語」
    3.「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」
    4.「議論」ではなく「共感」
    5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
    6.「モノ」よりも「生きがい」

    実例を挙げつつ、すぐにできる「6つの感性」の磨き方について提案。

    アメリカ陸軍の事例を挙げて、ゲームが人を夢中にさせることに注目し、『America's Aamy』( https://www.americasarmy.com/ )を作り、陸軍入隊のプロモーションにする事例は興味深い。実際のシミュレーションでもあるよう。そこでは軍隊として必要なスキル――任務遂行に必要なチームワークとルールの遵守――を疑似体験する。
    ゲーム――ないがしろにされがちな“遊び”にもルールがあり、その疑似体験が現実の困難に対してのシミュレーションでもある。

    山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』( https://booklog.jp/item/1/4334039960 )に言及されていたMFA型人材、ジョン・ガーズマ、マイケル・ダントニオ『女神的リーダーシップ』( https://booklog.jp/item/1/4833420678 )に紹介されていた共感能力、小暮真久『人生100年時代の新しい働き方』( https://booklog.jp/item/1/4478102244 )に紹介されていた五感を鍛えるエクササイズに近しいものなど、私がかつて読んだ本に関する言及が既にされていた。
    10年以上前に出版された本だが、現在求められている(話題になっている)スキルや姿勢について話しており、著者の先見の明に驚きつつ、時代がようやく追いついた、と思った。

  • 【第四の波、到来】
    1.「よその国、特に途上国にできること」を避ける
    2.「コンピュータやロボットにできること」を避ける
    3.「反復性のあること」を避ける
    ある日の日経記事、「コンピューターが仕事を奪う(下) -代替不能な能力こそ重要-革新的な発想育てよ」。
    1.ITは一部の人々の労働を完全に代替可能
    2.先進国の失業はITによる構造変化も要因
    3.「正解」のない問題に答える能力こそが重要
    言い古されていることかもしれないが、いわゆる「優等生」はコンピューターに置き換えられてしまう。

    【6つのセンス】
    1.機能だけでなく「デザイン」
    外観が美しく、感情に訴えかけてくるものを創る。「普通」は悪いこと。「オリジナル」であるかどうかを重視する。
    2.議論より「物語」
    情報があふれた今日、事実を提供する価値は低くなっている。そこで求められるのは、事実を「文脈」に取り入れ「感情的インパクト」を相手に伝える、物語力。
    3.個別よりも「全体の調和」
    ホワイトカラーの仕事がアジアへ流出し、ソフトウェアに取って代わるにつれ、「分析」より「統合(一見無関係に思える分野に関連性を見出す力)」、誰も考えなかった要素を組み合わせることで新しいものを創造する力が求められている。
    4.論理でなく「共感」
    「豊かさ、アジア、オートメーション」が進んだ今日、人々を動かす、他人を思いやる能力が大切。
    5.まじめだけでなく「遊び心」
    笑い、娯楽、ユーモアが、健康面でも仕事面でも大いに恩恵をもたらす。「わくわく」する。
    6.モノよりも「いきがい」
    何億もの人が日々の生活に苦しむことから解放され、より有意義な生きがい、すなわち目的・精神の充足が求められている。

    キーワード:「自分ならでは」って何だ?

  • お前の進む方向はそっちでいいぞ。と背中を押されたような気持ち。

  • <作品紹介>
    21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか―この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真っ正面から答えを示した、アメリカの大ベストセラー。

  • ロジカルシンキングの先。右脳的思考の重要性。これをどう高めていくかの方法論について知りたい。

    『建築プロデュース学入門』の中で紹介。

    この本の中で紹介されている『脳の右側で描け』を読んでみる。

  • 数年前にも読んだ本だけど、今読んでも色褪せてない!いろんな本や体験をして、6つの感性を伸ばしていきたい。


    ~時代の流れ~
    18世紀:農業の時代(農夫)
    19世紀:工業の時代(工場労働者)
    20世紀:情報の時代(ナレッジ・ワーカー)
    21世紀:コンセプトの時代(創造する人、他人と共感できる人)


    「左脳主導思考」の重要度が低くなり、「右脳主導思考」の重要度が増す原因として【3つの要因】
    ①過剰な豊かさ
    ⇒物質的ニーズは満たされ、感情面を重視する傾向が強まり、物事の意味への追求に拍車がかかった。
    ②競争相手
    ⇒アジアの国々で安いコスト
    ③代行
    ⇒上記の国々に仕事を奪われている


    今の仕事をこのまま続けていいかの3つのチェック
    ①他の国であれば、もっと安くやれるか?
    ②コンピューターなら、これをもっとうまく、早くやれるか?
    ③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中で需要があるか?

    これから求められる「6つの感性(センス)」
    ①デザイン
    ⇒機能だけではなく、感情に訴えかけてくるもの
    ②物語
    ⇒相手を納得させる話ができる能力
    ③全体の調和
    ⇒ばらばらなものをひとつにまとめる能力、総括力
    ④共感
    ⇒何が人を動かすのかを理解し、人間関係を築き、他人を思いやる能力
    ⑤遊び心
    ⑥生きがい

  • おそらく3度目の読了。
    「コンセプトの時代」を生き延びるため、デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがいの6つの能力を磨く必要がある。
    これからも定期的に読んで人生のエンジンとしたい。

  • ハイ・コンセプトとは、芸術的・感情的な美を創造する能力、パターンやチャンスを見出す能力、つまり右脳での思考である。 今後、ビジネスにおいて経営を左右するのは、自分自身の仕事が①豊かさ②アジア③オートメションに取って変わられるのであれば、期待出来ない。 そう、次の時代は、右脳が支配する世界に取って変わられる。

  • 『モチベーション3.0』などで知られる、ダニエル・ピンク氏の著書です。原著が2005年の発行と少し古いのですが、この本をテーマとした勉強会があると聞いて、手に取ってみました。残念ながら勉強会のほうには都合がつかなくなってしまったのですが、書籍は十分に読む価値があったといえます。

    まず衝撃的だったのが、社会のIT化とグローバル化にあわせて、自分たちの仕事が価値を失っていく、という事実を突きつけられたことです。それは私が勤めるIT業界、システム開発の仕事も例外ではなく、コストの安い外国と競争できるのか、その仕事自体がITに取って代わられないか、と考えていくと、いずれコスト競争に陥り、仕事に対する報酬がどんどん下がっていくことになります。
    勤め先で、社長が労働集約型の業務にならないように常に意識していく、といった趣旨のことを繰り返し話していますが、まさしくこのことにあたるかと思います。「労働集約型」という言葉がまだ自分の中で咀嚼できていないのですが、辞書的な意味では人間の労働力に対する依存度が高い状況のことで、働く側も楽ではないし、いつシステムや低コストの労働者に置き換えられるかわからない、という不安の中で働くことになります。

    よく言われるのが、新しいことを考えることは機械にはできないわけで、その部分を人間が仕事にしていく必要がある、となります。本書にはその方法として6つのコンセプトが示されており、これからの働き方を考える上での重要な指針となります。
    本編は導入として人間の脳の構造を扱うのですが(ここだけ見ていると訳は大前研一ではなく、茂木健一郎かと勘違いしてしまう(笑))、美的センスや感情を司る右脳の力を、もっとビジネスに生かしていくことが求められています。
    6つの「ハイ・コンセプト」は、左脳優位な考え方だけでは決して達成できず、右脳優位の領域を生かしていくものとなっています。つまり仕事で成功する方法は論理や数式によってマニュアルが作れるものではなく、誰かの示した方法に従うだけではダメだということになります。

    (1)機能だけではなく「デザイン」、(2)議論よりは「物語」、(3)個別よりも「全体の調和」、(4)論理ではなく「共感」、(5)まじめだけではなく「遊び心」、(6)モノよりも「生きがい」。
    こうやって並べると、先日この世を去った、あるIT起業家の名前が浮かんできます。
    その人物、スティーブ・ジョブズ氏は、iMacやiPhoneといった独特なデザインの製品を次々と発表し、低迷していたアップルの業績を世界一のレベルまで引き上げました。また、自分たちの製品に物語を与え、ユーザーがアップル社の製品を使うことでステータスが高まるように仕向けました。もちろん競合他社が現れるのですが、デザインや物語性の部分、そしてユーザーへの共感という部分で、アップル社とは大きく水をあけられていると感じます。

    各章末には6つのコンセプトを手に入れる手がかりとなるサイトや書籍、考え方などの情報が出ています。英語のサイトが多いのでどこまで参考にできるかわかりませんが、考え方などは意識していくことはできそうです。

  • 衝撃的一冊。人生のバイブルたりえる内容。常に手元に置いておきたい一冊。右脳と左脳のキャッチボールによる自己確立は今後の自分の方針ともシンクロする。

  • ①この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか
    ②この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか
    ③自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか
    という問題定義にぐっときた。
    自分が提供しているものってなんだろう。
    そこがあいまいだから仕事もなぁなぁなんだろうな。
    何を提供できるのか、何を提供していきたいのか考えないと。

    そしてこれからは右脳を使った能力が求められるって。
    以下6つの感性。
    ・機能(実用性)だけでなくデザイン(有意性)
    ・物語ー人はSTORYによって理解する
    ・バラバラの断片をつなぎあわせる調和
    ・論理ではなく共感
    ・まじめだけでなく遊び心 ーリーダーに求められる
    ・モノよりも生きがい
    これが本当なら自信になるわw
    designの勉強しようって思った。

    あと、やっぱmulti playerじゃないと生き残れないって。
    働いてから得意なことは得意な人に任せた方が効率いいしお互いhappyって思ったけど、出来ることは増やさないとね。
    視野も狭くなるし調和・統括できなくなっちゃう。
    ちょうど上司にも言われたばっかだったから、やっぱりそうなんだって思った。
    いい変化は大事だしねー

    H.Pinkのtwitter登録しちゃった!w

    後大前さんの訳もすごく分かりやすくてやっぱこの人すごいって思ったのと、原書読めなきゃなーって。

  • 体力→知識→想像力の時代への転換

    この様な状況が進んでいく21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか・・・

    答え:「6つの感性」を磨かなければならない。
    ①「機能」だけでなく「デザイン」
    ②「議論」よりは「物語」
    ③「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」
    ④「論理」ではなく「共感」
    ⑤「まじめ」だけでなく「遊び心」
    ⑥「モノ」よりも「生きがい」
    以上6つの感性を磨き上げていくことで、これからの「ハイコンセプトの時代」で良い生活を送ることが出来る。

  • アーティストになりましょー。
    好きなことを仕事にしましょー。埋もれずに成長しましょー。
    色眼鏡をはずしましょー。あるがままを見ましょー。
    友と語らいましょー。
    意味を見出しましょー。時にはレールから外れましょー。
    お笑いを追求しましょー。好奇心を持ちましょー。
    人生を、楽しみましょう。

    この本の珠玉のメッセージ。
    詠むべし!!

  • デザインとか、物語とか、調和とか、生きがいとか、そういうものが重要になる。右脳型が重要。左脳的なシゴトは機械とか、もっと人件費がかからない国で出来ちゃう。

  • 20年前近くに書かれた本だと言うことに驚いた。本書にある通り、時代は個人へ、そして右脳を使う人達の時代になってきている。

  • 数年前に一度読んだことがある。

    この本が書かれていた当時、中国やインドのエンジニアに下請けに出していたような仕事を、これからはAIがするようになると思われる。
    中国やインドは、自国の文化の厚みがものすごいため、彼らはクリエイティブな分野に簡単に進出できて独自性を発揮できるだろう。(政治とかカースト制がいらないことをしなければ)
    日本人は総力戦では勝ち目はないが、個人で独自性を発揮することはできると思う。

    ☆あとこの本で言う男脳・女脳というのは今の脳科学では否定されていると思うのでそのへんお含みおきください。


    1,デザイン
    トースターを使う時間は一日15分。それ以外の時間は「優位性」を示すための時間。
    ☆気になったデザインは( ..)φメモメモ
    携帯のカメラで撮ってもよい。
    本多静六さんの著書にもそんなことが書いてあった。
    小さいメジャーを携帯していて、海外に行って気になるものはなんでも測ってメモを取ったそうだ。

    ☆デザイン専門誌を購読する
    日本で購読できるかは不明。
    ☆自分オリジナルのものをオーダーする
    これも本多静六さんの本に書いてあった。風呂桶をオーダーしたそうだ。もっともそのころは既製品というものがあまりない時代だったかもしれない。

    ☆愛着があるものを点検

    ☆デザイン美術館
    世界各国の美術館が並んでいるが、日本にこれにそうとうするものはあるのだろうか?





    ★インスピレーションコラージュボードを持つ

    2.「議論」より「物語」
    脳はストーリーがあるものなら、頭に入りやすい。
    ☆おすすめ本
    「ストーリー」ロバート・マッキー
    「マンガ学」スコット・マクラウド美術出版社
    「千の顔を持つ英雄」ジョーゼフ・キャンベル著人文書院

    3.「個別」よりも「全体のシンフォニー」

    「脳の右側で描け」ベティ・エドワーズ

    ★境界を越えていく人。
    発明が出来る人。
    巧みな比喩が作れる人。

    ☆優れた交響曲を聞く
    ・ベートーベンの第九
    ・モーツアルト第35番ハフナー
    最期の部分の木管楽器に着目してほしい。
    ・マーラー四番ト長調
    インスピレーション
    ・チャイコフスキーの祝典序曲
    ・ハイドン94番ト長調「驚愕」

    ★雑誌売り場で、今まで興味のなかった雑誌をニ十分で十冊選ぶ。

    ★本や雑誌で出会った良い比喩表現をメモする
    ☆ネガスペースを探す→余白
    ペン習字

    バランス感覚を高める本
    ・音楽する脳 ウィリアム・ベンゾン
    角川書店 (2005年12月23日発売)

    ・パワーズ オブ テン―宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅
    フィリス・モリソン 本 1983年10月30日

    ・デザインの諸問題 (1965年) - – 古書, 1965/1/1
    ジョージ・ネルソン (著), 長 狂平 (翻訳)??


    4.「論理」ではなく「共感」
    最近はクライアントの音声を分析して、感情をくみ取るソフトがカウンセリングの分野で導入されているらしい。
    ☆ボランティアの効用



    5.「まじめ」だけでなく「遊び心」

    ユーモアがもたらす、ビジネスへの効果。
    ★いわゆるゲーム
    ☆笑い倶楽部
    (日本にあるのか?)

    6.「モノ」よりも「生きがい」
    ビクトル・フランクル
    ゴッド・ヘルメット
    (右脳半球に弱い電磁放射線?!を浴びせた。被験者のほとんどが神の存在や宇宙との一体感を感じた。

    神経神学

    セリグマンのポジティブ心理学

    迷路→動禅

    おすすめ本
    ・「夜と霧」ビクトール。フランクル
    ・「世界で一つだけの幸せ」セリグマン
    ・「フロー体験」チクセントミハイ
    ・「ダライ・ラマ 心の育て方」求龍堂

  • 2005年の本ですが、2023年に読んでも、全然古くないです。
    2005年に書かれていた通りの未来が到来していると思います。
    6つの感性「デザイン」「物語」「全体の調和」「共感」「遊び心」「生きがい」の大切さについて、説明されています。

  • 21世紀の3つの危機
    1.豊かさ→機能だけでなく、美しさ、など重要
    2.アジア→グローバル化、日本人も出稼ぎ?!
    3.オートメーション→AI、テクノロジー


    今の仕事をこのまま続けていいか 3つチェック
    ①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
    ②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
    ③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか
    →一つでもNOは深刻
    今後の判断基準にしたい!

    印象に残ったこと
    6つのセンスの特に2点
    「議論」よりは「物語」
    事実は誰にでも瞬時にアクセスできるため、一つひとつの事実の価値は低くなる

    事実を「文脈」に取り入れ、「感情的インパクト」を相手に伝える能力
    =感情によって豊かになった文脈
    =物を語る能力の本質

    これからは、感情が重要なんだと知った。
    相手に伝えるのが苦手なので、日頃から自分の感情に目を向けようと思う。


    「個別」よりも「全体の調和」
    バラバラの断面をつなぎ合わせる能力
    物事の関連性を見出し、全体像へ統合する

    現代は選択肢や、刺激があふれている
    →本当に重要なことを見極める力が、個人の幸福を追求する上で決定的な強みを持つ

    今の自分は一つのことにとらわれがち。
    全体像を捉える意識をもつ。

  • 自分の仕事が、自分の事業が、自分の会社が、グローバリズムの広がりとコンピュータが台頭する中で少しでも長く生き延びるための指針を得ようと読んだ。その上で「生き残るための3つの問い」を立てた。

    1 自分のこの仕事は、他の国ならもっと安くできるだろうか?
    2 自分のこの仕事は、コンピュータならもっと早く、正確に、数多くできるだろうか?
    3 ゼロから生み出した自分の仕事は、相手に独特な体感・価値を提供できているだろうか?

    僕はこの問いのうち1と2を今でも初めてお邪魔するクライアントとの打合せの席で必ず言う。自分自身に言い聞かせるためにも。

  • この本によると、これからは想像できる人、他人と共感できる人が強い世の中になるらしい。モノより経験が重視される世の中になるらしい。今の世は、モノで溢れている。。
    確かに、もう色々持ってるし、コロナになってから見栄を張るための「衣」は必要以上に要らないし、経験することに重きが置かれるっていうのがわかる気がする。
    読み終えて、「居心地良く」「楽しく」「自分のために」「自分が世の中のために良いと思うことを」追求してやっていこう、と思った。

  • これもストーリーテリングをちゃんとしないとビジネスにならないって話ですね

  • .
    ハイコンセプト/Daniel Pink 著.

    Daniel Pinkさんの本は本当に面白い。
    訳者の人も相当優秀なんだろうけど、原書ならもっと面白いんだろうか。
    英語勉強して、洋書読みまくりたいなぁ。

    これからの正解のない時代には、右脳をいかに使うかが大事らしいです。
    右脳は全体を捉えたり、デザインしたりするときに働く脳で、これまで評価されてきた分析だったり、論理に関する左脳とは違うもの。
    でも、右脳全開で良いかというとそうではなく、右脳で生まれたアイデアを市場に適用できるかどうかを左脳で判断して実行していく必要があるのだと。

    だから、独創性があり、分析的でもある人が活躍できるような時代になる。

    そのためには、日頃からデザインを見たり、良い物語を読んだり、芸術を鑑賞したり、右脳を刺激する必要があるそうです。

    ふと、絵を描きたくなったり、音楽に興味持ったりすることがあるので、そういう感性を大事にしていきたいと思いました。

  • 非認知能力、デザイン思考など、最近のビジネス書によくある内容だけど、物語に着目したところは読み応えがあった。

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著者プロフィール

Daniel H. Pink
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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