アンソロジー おやつ

  • パルコ
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865060553

感想・レビュー・書評

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  • こらいかん。夜中に読むではなかった。
    何も気にせずバケツいっぱい甘いモン食いたし。

  • おやつにまつわる随筆集

    多くの人たちが、子どものころの、今の、家族の、おやつにまつわる話をもってる。しかも結構思い入れが強い。家独特のおやつルールがあったり、自分の中で食べるか食べまいかの葛藤があったり、忘れられない出来事があったり、小さなことなのにみんな真剣で、それが微笑ましくって、あたたかい気持ちになった。いつか誰かに送りたい本。

    写真もあるのだけど、写真よりも文章を読んでいた方がお腹がすく。これ読む前に何か用意した方がいいです。
    これ読みながらカ○ディーのチョコレート一袋開けちゃいましたからね。しかも夜に。でもいいの、「ダイエットなんて、そんなの明日からやればいいじゃないですか」って村上春樹も言ってるから。

  • きけーん!お腹空くので読むのに時間かかった!カフェに行きたくなる。オーソドックスなおやつを食べたくなります。これを読んでる間に2回ケーキ食べた。

  • この本をお読みになる際は、お手元にお好きなおやつを
    ご準備の上、読み始められることを強くおすすめします。

    あくまで、スイーツじゃなくって「おやつ」を。

    夜中に眠れず読み始めたら、最初が森茉莉さんの

    「シュー・ア・ラ・クレーム」

    で、シュークリームが食べたくて食べたくて困りました。
    皮がぱりっと焦げ目がついてて、中にはバニラビーンズの
    しっかり効いたカスタード。

    袋に入ってるようなじゃなく、紙の箱に入ってて
    ケーキ屋さんで頂いて帰ってくるような。
    食べる時も無論、お皿をちゃんと出してダージリンと一緒に。

    夜中にコンビニに行くのも怖くて。
    で、結局どうしたか。

    翌日、家族にせがんで、箱に入ったシュークリーム…。

    カスタードと、ちょっと贅沢した気分でチョコレートの
    シュークリームを、買ってきてもらいました。

    お紅茶淹れて、食べれば大満足、という仕儀で。

    古めかしい文が多いというご批評もお見受けしましたが
    写真の雰囲気がレトロなのも、おそらくこの本が、
    「スイーツ」のエッセイ集ではなくて
    「おやつ」についての語りの本だから、こうなったのでは。

    雑誌やネットの情報を見て、物見高く試しに行く、そのくせ
    二度は食べない「スイーツ」ではなくて。

    ゆったりと、あるいは賑やかに。
    誰かの手によって用意された、心和むおいしい味。
    繰り返し味わって、話したり、静かに頂いたり、する
    「おやつ」がまだ用意されていた頃を活写すると
    こういう時代背景のイメージ・写真になるのではないかと。

    私はそう思います。

    どっちが悪いというのではなく、求めてる方向性が
    同じケーキ一個にしても、食べる時の姿勢とか
    空気感が違うと思うのです。

    手の込んだスイーツを、おしゃれして食べに行く
    それが悪いのではなく、それは「おやつ」とは
    ちょっと違うから。

    森村桂さんの文章とか、森茉莉さんのとか
    もともと読んでたものも懐かしく、開高健さんや
    獅子文六さんの文章はお初で、その滋味に唸らされたり。

    悪甘くなくて、気取らない。
    「おやつの時間」
    もう一度復活、させてみようかな?

  • おやつ。
    うちの家族がみんな大好きな響き。
    やんちゃ盛りのひとり息子のワンちゃんまで、しっぽをぶるぶる振りまくる。

    この本。
    たくさんの作家さんたちのおやつの思い出が詰まってる。
    なんだか思い出の中の先生方は、お隣のお兄ちゃん、お姉ちゃん。近所のおっちゃん、おばちゃんみたいで(失礼!)とっても身近に感じて、すっごく共感。

    楽しい思い出、甘酸っぱい思い出。ちょっぴりセンチメタルな思い出。。。
    おやつには、思い出がよく似合う。

    岡本真菜子さんの撮り下ろし写真がとっても素敵で、
    じつは写真に一目惚れ本なのです。

  • 各分野で著名な人々が、心の中に一つはある、思いでぶかいおやつについて、思い入れたっぷりに語るエッセイ。一人当たりの長さもちょうどいい.あなたと同じ思い入れのあるお菓子が幾つあるでしょうか?

  • このシリーズ、写真が毎回素敵なのですが、
    岡本真菜子さんの写真がとても好き。
    光の感じや、普段のおうちのおやつといったシーンが
    とても懐かしくて。

    夜、寝る前に少しずつ読んで、
    明日は何食べようかなあと考えながら
    眠りにつくという幸せ。
    お題がおやつなもので、より幸福感が増しました。

  • 読んでは検索し、検索し、検索し・・・・わわわ、どれもこれも美味しそすぎる!!!しかも、「今はもうない」とか、ひえ~!やめて~~!!!という感じにスイーツ欲求が高まってしまいますw

    お腹の空いてる時には読まない方がいいですよ。ええ、ホントに・・・w

  • 甘いものが欲しくなる。このシリーズ、まだまだ出してほしい。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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