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感想・レビュー・書評
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“芸術は爆発だ”の岡本太郎氏の著書。
自分をまもろうとするのではなく、自分自身と闘い、常に危険な道の方へと賭けることが、生きがいであり、ほんとうに生きることだと説かれている。
そうすれば、失敗していいし、不成功でいいし、自信も才能もない方がいいという言葉にハッとさせられる。
また、私も「幸せ」という言葉があまり好きではなく使わないようにしていたが、本書を読んで理由の一つが分かったような気がする。
常識を打ち破りたかったり、違うものの見方をしたかったりするときに読むとよいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりの読書。
中々過激な内容だった。
筆者がとても強い自分を持っているので書いてある内容をそのまま間に受けても簡単に真似できるものではないと思った。そのまま受け取ってしまうと普通の人は病んでしまうんじゃないかと思う。
しかし物事の本質をズバッとつくところはすごいし、そこに自分の意見をはっきりと持っていて表明できることはかっこいいなと思う。
自分と生死をかけて闘う。
一歩間違えれば自己否定の地獄に叩き落とされそうな毒のある言葉だと思う。
それに耐えられるだけの覚悟が欲しい。 -
マイナスを選ぶことこそ、情熱。
童話、グリム、アンデルセン、アラビアンナイト、ガリヴァー、西遊記、モーパッサン、トルストイ、ツルゲーネフ、ショーペンハウエル、スタンダール、パルムの僧院、アンドレ・マルロー、ニーチェ、キルケゴール、ヤスパース、
マックス・エルンスト、ジャコメッティ、マン・レイ、アンリ・ミショー、アトラン、パトリック・ワルドベルグ、写真家のブラッサイ、カンディンスキー、モンドリアン、ドローネー、モーリス・エイヌ、
モンパルナッスの「ル・ドーム」「クーポール」「クローズリー・デ・リラ」 -
甥っ子が進学した大学の課題図書に指定されたということで、読んでみた。
自分が大学に入学したころに読んでいたら、学生生活や、就職活動、今に至るまでの生活に変化はあっただろうか。
最近、映画を観るようにしている。邦画が中心。
切ない恋愛ものを好んで観ている。
登場するキレイな女優さんを観るのが楽しみ。
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ただ一言、「美しい」ということと「きれい」というのはまったく違うものであることだけをお話ししておきたい。
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これからは、「キレイ」ではなく「美しい」と表現していくことにしようかな。
人生、自分でレールを敷いて、ここまで来た。
安心、安全が一番と、レールを敷いてきたが、果たして、それで良かったのか。
一度の人生、後悔はないか。
毎日、仕事に明け暮れて、家族・家庭を顧みていない。
向き合っていない。
自分にとっての幸せは、何だろう。
考え続けることが幸せなのだろうな。 -
岡本太郎氏の思想が「爆発」しています。自分という枠を決めて生きてしまっていては、ダメだなあと感じました。とはいっても、岡本氏の様には生きられない(こんな言い訳をしているところがダメなんですが)と思いながら、自分の枠の中でもいいから、精一杯爆発しようと思う力をくれます。
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天才のメッセージは難解です。分かった気になっても
その本質までには辿り着けてない気がします。
①人間は無目的に、無条件で命を燃やし、爆発するべきである。
②純粋な人間性の発露そのものが芸術である
これを一言で表したのが、かの有名な名言「芸術は爆発だ」です。これは岡本太郎の価値観全てを集約した言葉なのかもしれません。
同調圧力が今より強い昭和の時代でこのマインド。驚きの連続です。