文藝春秋2020年9月号[雑誌] [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • メモ。

    「経済」か「感染防止」か。
    感染対策の要諦は「三密+大声」。満員電車すらクラスター無し、声が出ていないから。
    菅官房長官のインタビュー読ませる。
    同時に東京都医師会会長のインタビューはStay home!力説で雑誌としてのバランス感はさすがの安心感。

    武漢からの邦人脱出全記録。何人かの中国人の尽力なくしては達成できなかったこと。国家の利益が対立することはあっても、個々の人の結びつきは絶対に絶やしてはいけない。

    対中政策、香港、尖閣。河野防衛相インタビュー。いよいよ日本でも国防は目をそらせられない論点へ。
    徴用工問題、韓国人学者の見解。

    将棋。そうた君の強さを対戦者が解説。

    と、いいつつ今月号のメインはもちろん芥川賞作品全文掲載。これは別途で。

  • 第163回芥川賞。久しぶりの芥川賞のような気がしてしまい、それ故か分かりませんが、受賞2作品とも非常に面白く読ませていただきました。「首里の馬」は主人公の趣味ともとれる日々の作業への静かな情熱を感じられ、それにシンクロするかのような馬の登場が、静かな日常にアクセントを与えられ、そのなんでもないような日常の心地よさを感じました。最後に馬に乗って街を歩くところに羨ましささえ感じました。「破局」は、一転読んでいて不快さも感じるもので、そういったところを狙っているかのようなものを感じました。なかなか最後は驚くような展開で引き込まれてしまいました。
    ほか、「総力特集」コロナですが、もう第5回。いままでの振り返りもですが、コロナ前にあった課題についても、これからのために解決を考えていかなければならないとばかりに出てきたように感じます。

  • 『首里の馬』高山羽根子
    純文学にしては読みやすかった印象。

    『破局』遠野遥
    途中まで『スクラップ・アンド・ビルド』に似た主人公かと思っていたが、どうやらそうでもないと感じながら読んでいた。最後は恐ろしくなって一気に読んでしまった。

  • 『破局』を読む
    就活中の学生の不安や言語化できない不穏と狂気。
    自動販売機の前で泣いてしまう主人公、そのあとケロッとしてしまうところとか。
    チワワと車のナンバーの「チ」
    泣いている子どもと目が合うシーン

    かくれんぼ的な仕掛けが随所にあり、何度か読み返す必要がある。読後感が何ともいえない。
    次回作がとても楽しみ。改良も読もうと思う。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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