路傍のフジイ(1) (ビッグコミックス) [Kindle]

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  • 人生で1番好きな漫画になるかもしれない。

    私の人生において、目標・理想となるような人を決めない代わりに内なる自分との対話をしながら道を歩んでいるのだが、
    途中で「これでいいのか」「自分に否定される声がする」等と心から堂々と歩めない場面もあった。なんなら今もそうだ。


    フジイは堂々としていた。
    優しさと好奇心と行動力と社交性を持ちながらも変に自分を曲げることなく意志を貫いてる。孤高な人。
    個性ある没個性。本人はただそこに在るように見えて、けれども周りはフジイから人生のヒントを得ていく。無論私も。

    フジイ、『やりたい事リスト』を作った事はあるのだろうか。やりたい事リストも充実してそうだ。
    フジイの台詞はどれも共感し染みるが、1番グッときたのは第一話の「なりたいものは不老不死(要約)」かもしれないな。どうしてかは分からないが、この台詞を見た瞬間私のなりたいものが定まった気がしたんだ。
    フジイさん、あんたスゲェよ。心から人生楽しんでるよ。
    無理やり輝かされてる訳でも輝きに目を潰されてる訳でも無い、それは穏やかで決して消えることの無い逞しき内側の輝きだよ。


    この漫画の素晴らしさを語るには自分の文章は拙い。
    それでも人生に納得いっている者もいない者も、1つの道標を見せてくれるこの漫画は一読する価値あり。と堂々と宣言させて欲しい。

  • 空気を読まないフジイなんだけど、とても誠実で、彼の良さを知った人たちが少しずつ周りに集まってくる。なんか勇気を与えられる。

  • 広告に出てきて、思わず読んじゃった。
    不思議な藤井さん。すごく特徴的だけど、理解は難しい。
    とりあえず2巻も読んでみよう。

  • こう、一見うまくやれている人というのは、そうできていない人を小馬鹿にしがちだよなあと思いつつも、そうであったとしてそれと自分の幸せというのは全く別の話なんだ、というのが描かれた面白い作品。サラサラ読めるけどなんだかこう、少しだけセンシティブなところをタッチしてくるような作品。

  • 俗っぽさから逸脱している超人としてのフジイ。江川達也のゴールデンボーイを思い出しました。フジイはしみじみ良いですね。不穏な空気が流れる終わり方で2巻が気になりますね

  • たしかに承認欲求とは無縁の人だ。今のご時世だからこそ生まれたキャラかも。

  • Twitterで一話無料公開してて面白かったので、単行本購入。会社にいても目立たない、何も面白味がなさそうで結婚式にも飲み会にも呼ばれない男、藤井。実は藤井が誰にも寄りかからない、自分だけの生き方をしていると知った同僚。興味が沸いてくる。

    という地味な話なんだけど、すごくよかった。第2巻が楽しみ。

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