冬至前後のこの時期、長い夜に一篇一篇大事に読みたい素晴らしい1冊でした。
タイトルからも分かるとおり、芥川龍之介が海軍学校の教師時代に編纂した英語の副読本から、クラシカルな怪異幻想譚を選抜してきた、選りすぐりの20篇を収録したアンソロジー。
本書の「売り」については冒頭の「はじめに」で編者の方が詳しく&簡潔に書かれているので気になる人は書店で手に取って目次とそこだけでもパラパラと見て貰えればと思います。
翻訳者も豪華で、11篇が本邦初訳(既訳があるものも全て、今回すべて新訳で収録!!)とたいへん贅沢。
芥川が訳した「春の心臓」、菊池寛と共訳の「アリス物語(1、2章)」、短篇「馬の脚」と収録してこれで3000円しないの超お買い得でした…!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文豪関連
- 感想投稿日 : 2018年12月28日
- 読了日 : 2018年12月28日
- 本棚登録日 : 2018年12月28日
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