国際ブックフェア2015にて柴崎友香さんが紹介されていた本。


詩人でもある著者。

キラキラと太陽の光を
水面に煌めかせながら、
サラサラ流れるせせらぎような
言葉の運び。

読んでいて、
気持ちがいい。
その流れに足を浸るような気持ちよさ。

読書状況 いま読んでる

ふじやんばかり本出して、
わたしの聞きたかったのは、
ずーっとずっとうれしーの言葉だったんだよ!

書籍とは、
購入前に扉をめくり、
試し読みのできるものだけれど、
それゆえにジャケ買いということは、
ほとんどない。

でも、この本は、
見つけた瞬間、間髪を入れず、
即購入。ものの5秒。

うれしーの、
ありがたい言葉。

うれしーの言葉に、
いつも救われる。

2015年8月11日

読書状況 読み終わった [2015年8月11日]
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ラジオ版学問ノススメで、
ムンクの接吻を装丁にしていると聞き興味をもち拝読。


文学らしい文学。
エンタテイメントとしてでなく、
文学としての文学という赴き。

こういう形のある文学を、
受け継ぐ人が、きちんといるからには、
読み手もそれに応えなければならない、
ということを考える。

他者の筆跡をそっくり再現できる
人と違う時間軸を生きる
火を愛する


到底、想像もできない設定に、
しかし現実にきっとどこかにそういう人は、
いるのであろうぎりぎりのところ。
人間の多様性と、唯一性への理解。

更に、東日本大震災を扱う小説は、生まれて初めて読んだ。
「なぜ、あの瞬間でなければならなかったのか」
という答えのでない問いに、小説という形でひとつのレビューを与えてくれていた。

2015年7月27日

読書状況 読み終わった [2015年7月27日]

職場で見つけた本
今まで絵本の1位は『オクリモノハナンニモナイ』だったけれど、この本が塗り替えそう。

最後のお父さんの言葉がいい。
この父娘の関係も気になる。
美しい。大人にぜひ読んで欲しい絵本。

2015年7月25日

読書状況 読み終わった [2015年7月25日]
読書状況 読み終わった [2015年7月25日]
読書状況 読み終わった [2015年7月25日]
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読書状況 読み終わった [2015年7月20日]
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児童書との出会い。
児童書というジャンルと邂逅して、
大きく世界が広がったように思う。

やさしい言葉で、
心の不思議を、
これでもかというくらい、
わかりやすく解いてくれる。

かなしみな、いつ消えるの?
楽しかった日は、ゆうがたになるとちゃっとなきたくなります。、どうして?
人は、しんだらよみがえらないの?
「ごめんね」がうまくいえない

ここに書かれていることは、
子どもであれば鵜呑みにできるけれど、
その事実を根底から理解することは大人にとってもむずかしい。

「人は死んだら、ぜったいに生き返らない」

子どもは、
ふーん、そうなんだと思うだろう。
でも、それは本当に理解することがむずかしい。


ここに書いてあるシンプルな答えを、
どうしてそのように実行できないのだろう。
やさしくなれる方法は、とっても簡単なのに、
なぜそれができないんだろう。

それは、わたしたちひとりひとりが、
不完全であり、模範解答ではないからだと思う。
わたしたちの心は、そんなに簡単じゃないんだと思う。

あたりまえのことを、
あたりまえにできないから、
心について人は考えるのだと思う。

2015年5月1日

読書状況 読み終わった [2015年5月1日]

「そんなひとり鎖国みたいな生活に、いい具合にぐりぐりと食い込んできたのが、読まされ本の数々であった。それは、ひとり鎖国という贅沢をさせてやる代わりに、これだけは読んどけよ、という、シャバからの差し入れのようでもあった。」ー著者あとがき

よしもとばなな、井上陽水、皆川明に飯島奈美。各分野の錚々たるメンバーからの読まされ本。

そこに、さかざきちはるの挿絵。

豪華すぎる。
うらやましい。
この本を作るとき、
聡美さんも、編集者さんも、
きっと楽しかったろうなと想像できる。


一番気になるのは、
やはり『股間男衆』だな。

2015年4月29日

読書状況 読み終わった [2015年4月29日]
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保健体育第2弾。
2日間で2冊読んでしまうという。

あいかわらずくだらない。
嘘八百。

でも、くだらないなかに、
真理をつく一説がある。

死後/霊界編が本当に出るのかは謎だけれど、
第2弾の終わりは本当に良かった。


幸せなエンディングを迎えているのは、これまでの人生に波風が立っていたからこそなのです。波風が立っても、ちゃんと家庭に戻ってきた、その「収まった」ときに、幸せというものを感じるわけです。ー133頁

フタを開ければわかるとおり、スイッチが山ほどある。その中で、人と比較してしまう、優しさに限度をつけてしまうスイッチだけ、オフにすればいいのです。ー140頁

2015年4月27日

読書状況 読み終わった [2015年4月27日]

太田治子さん。
数奇な人生を辿る人。

結局彼女は、
父を、太宰治をどのように思うのだろう。
それはきっと、彼女自身も説明できないんじゃないだろうか。

複雑と、一言で片付けるにはあまりに複雑。


感情移入は、全くできなかった。
誰も恨めないし、誰の味方もできない。

ただ、
「〜だという」
「〜だと思う」
「〜のような気がする」

という伝聞や推測の多い文中で、
本当のことがなにひとつわからない。

この物語のなかでの太宰治は、
何の魅力も感じない。
読後感が、とても微妙だった。

2015年4月26日

読書状況 読み終わった [2015年4月26日]

みうらじゅんの本を初めてきちんと読んだ。

なんだろう。
この独特の世界観は。
規制の事実をかんたんに、くつがえす。
そして、みうらじゅんの口からでまかせは、
すべて「嘘には聞こえない」から面白い。

みうらじゅんが、
「国会で決められています」といえば、
本当にそのような気がするし、
食事と健康についての結論はただひとつ、
「好きなものだけ食う」
本当にそれだけのような気がする。

この説得力はなんだ。


たまに本当に良いことも言う。
だから、全面的に信じてしまう。


大切な人のためにやるべきことでもっとも大事なことは、「その人よりも長生きをする」です。その人の死に水を取ることなのです。大切な人ができたら、その人より1日、1時間でも長く生きなくてはなりません。
大人になってからは奥さんのためですが、青春期に健康診断が義務づけられているのは、「大切な親よりも先に死んではいけない」からです。
診断後、その健康診断表を対決な人と比べるのです。そしてひとつでも負けている部分があれば、そこを改善していかねばなりません。「大切な人」はナチュラルに生きていいのですが、「大切な人を思う人」は不自然に生きていかねばならないのです。ー49頁

生まれることと死ぬことは、人は自分では決められません。決めてはいけないのです。ー142頁


命の執行猶予期間を、楽しく生きたいと思った。いい大人になんてなりたくない。思い出話をたくさんできる、トーナメントの優勝者でありたい。

2015年4月25日

読書状況 読み終わった [2015年4月25日]

@shinsyo_bot: 「文学」によって豊かになる感受性とは、自己の内面に深く沈潜する悲観的省察の類の情感であろう。『不勉強が身にしみる』長山靖生

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