- ソーシャルワーク演習ケースブック
- ソーシャルワーク演習教材開発研究会
- みらい / 2012年12月31日発売
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本の紹介は,次の通りです。
社会福祉士養成課程の「相談援助演習」の事例演習教材として開発。ソーシャルワークの価値や倫理などを事例の中から読み取れるよう工夫するとともに、支援プロセスの事例では、ソーシャルワークのモデルやアプローチを援助過程の中から具体的にイメージできるようにした。また、指導者や教員が演習をねらいどおりに効率よく行うための指導者用マニュアルを別途作成。姉妹本『ソーシャルワーク演習ワークブック』と併用すれば、さらに効果的な演習を展開することができます。
ソーシャルワークプロセスを分かりやすく説明したケースブックはそれほどあるわけではありません。学生への学びがよりよくなるための教材としてよく考えられていると思います。
2013年3月9日
- 精神保健福祉士の仕事
- 長崎 和則
- 朱鷺書房 / 2012年7月1日発売
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長崎和則が編者となって刊行された本です。
精神保健福祉士を取り巻く状況が大きく変わる中,精神保健福祉士の養成カリキュラムも変更されました。今回は,このような変更に伴い,新装版として編集しています。
変更になったのは,新しい精神保健福祉士カリキュラムの内容,初版本にはなかった,ACT(包括的地域支援プログラム),IMR(病気マネジメントとリカバリー)等の内容の紹介があります。
2013年3月9日
- 性犯罪被害にあうということ (朝日文庫)
- 小林美佳
- 朝日新聞出版 / 2011年7月7日発売
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以前から知っていましたが,読む機会がなかなかありませんでした。
読んでみて,当事者でないと分からない,いろいろなことが書かれていました。ご本人も書かれていますが,理解してもらうということの難しさを改めて感じました。
でも,支援を行う人は,当事者でないと分からないことを根気強く理解しようとすることを止めてはいけないとも思いました。
2011年8月19日
- かかわりの途上で: こころの伴走者、PSWが綴る19のショ-トスト-リ- (へるす出版新書)
- 相川章子
- へるす出版 / 2009年1月20日発売
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最近少しずつ出てきたPSW自身による仕事に関する本です。
サブタイトルに,「こころの伴走者,PSWが綴る19のショートストーリー」とあります。
PSWが仕事で出会う当事者とのかかわりについて書かれています。PSWが何を考え,どんなことをしているのかを知ることができます。
2009年6月16日
- 双極性障害: 躁うつ病への対処と治療 (ちくま新書 762)
- 加藤忠史
- 筑摩書房 / 2009年1月6日発売
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最新の躁うつ病に関する本です。医学的な治療だけでなく,社会生活の障害,復職,自殺予防などについても書かれている。当事者を対象にした講演会の内容もあり,わかりやすい。
2009年5月7日
- 「生きづらさ」について (光文社新書 358)
- 萱野稔人
- 光文社 / 2008年7月17日発売
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「生きづらさ」というタイトルに惹かれて購入した本です。
新しい貧困問題について,当事者の視点に触れています。福祉事務所等がこれらの貧困問題に対して対応できていないことについても書かれています。生きづらい状況について,心理的なことと社会的なことが関連していることについては分かりますが,ナショナリズムとは強引に結びつけているという印象です。確かに,社会システムや国の施策と大きな環境があるのですけど。
2008年9月29日
- スクールソーシャルワーク論: 歴史・理論・実践
- 日本スクールソーシャルワーク協会
- 学苑社 / 2008年2月1日発売
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スクールソーシャルワークの入門書です。
2008年度から導入のために文部科学省で予算化がされましたが,未だスクールソーシャルワークはあまり知られていません。
スクールソーシャルワークの歴史,理論,実践について知ることができる本です。
2008年2月16日
- 閉鎖病棟 (新潮文庫)
- 帚木蓬生
- 新潮社 / 1997年4月25日発売
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とある精神科病院。重い過去を引きづり,家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも,明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは,ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたのは何か?(裏表紙より)
精神科病院に入院する患者を,一人の人間として捉え,詳しく表現しています。詳しい個人的な背景を理解するためにぜひお読みください。
2008年2月14日
- ワードマップ グラウンデッド・セオリー・アプローチ―理論を生みだすまで
- 戈木クレイグヒル滋子
- 新曜社 / 2006年4月20日発売
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ストラウス先生から直接指導を受けられた著者がグラウンデッド・セオリー・アプローチによる研究とは何かについて,分かりやすく解説されている。
私はM-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)を使っていますが,比較して読むととても参考になります。
特に,概念化を行う時の,プロパティとディメンションを意識するところは分かりやすいです。
2007年12月27日
- 救急精神病棟 (講談社+α文庫)
- 野村進
- 講談社 / 2007年4月21日発売
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精神科救急病棟の様子について現場取材を踏まえて書かれている。プライバシー保護のためのデフォルメがされてるが,実際の様子がかなり詳しい。
現在の精神科医療を取り巻くさまざまな問題についても触れられている。
2007年6月10日
「ブッタとシッタカブッタ」シリーズの最新版。マンガと解説文章の組み合わせです。マンガだけより,かえって読みやすいかも。
2007年6月2日
- 子どもが出会う犯罪と暴力: 防犯対策の幻想 (生活人新書 191)
- 森田ゆり
- NHK出版 / 2006年9月1日発売
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CAP(子どもへの虐待防止)活動を日本に紹介され,子どもや女性のエンパワメントを図るさまざまな活動をされている森田ゆりさんの本です。
子どもが出会う犯罪や暴力は家族やよく知る大人たちから受けるということを踏まえ,どのような対応が求められるのかについて書かれている本です。
エンパワメントについて分かりやすく書かれており,ソーシャルワーク実践を行なう時に知っておくべきことが書かれています。
2007年4月14日
- 不安の力 (集英社文庫)
- 五木寛之
- 集英社 / 2005年7月15日発売
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人は「不安」になることをよししないところがあります。「不安」は避けるべきこと,「不安」はなくすべきことと考える人は多いようです。この本では,「不安」を感じることは正常であるということを主張しています。「不安」は人間に備わっている予防感覚のようなもので,なくてはならないものであると考え,「不安」とどうつき合っていくのかを考えることのほうが建設的ではないかと考えられます。
2007年4月4日
- 「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)
- 冷泉彰彦
- 講談社 / 2006年6月21日発売
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大学時代にはまった山本七平の「空気の研究」を日本語という切り口から説明しています。2者間の「関係の空気」と3名以上の「場の空気」に分けて,日本語の特性という視点で書かれています。
日本語の特殊性である高コンテキストという概念がありますが,これを異なる表現で解説している感じです。
個人的には面白く読むことができました。
2007年3月20日
- 原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)
- 齋藤孝
- 大和書房 / 2007年2月9日発売
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明治大学教授の齋藤孝さんの本。
原稿用紙10枚以上書くには構築力が必要だと言う。ものごとを3つのキーワードで表しその関係を考えることが必要だと言う。
レポートや論文を書くために必要なことが分かりやすい言葉で説明されています。
2007年3月15日
- ビレッジから学ぶリカバリーへの道―精神の病から立ち直ることを支援する
- マーク・レーガン
- 金剛出版 / 2005年5月13日発売
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「統合失調症などの重い精神の病を持っていても,人は立ち直ることができる」という理念を実現する活動をしているところとしてヴィレッジがあります。当事者の視点によるリカバリーについて,その中心的なスタッフであるマーク・レーガンによるわかりやすい本です。
2007年2月25日
「語りを哲学する」というコンセプトで書かれている本です。
患者さんの語りをはじめとして「弱い」と考えられている人の語りを通して存在の意味を深く追求されています。
「浦河べてるの家」も出てきます。
2007年2月5日
- ソ-シャル・ケ-ス・ワ-クとは何か
- メアリー・E.リッチモンド
- 中央法規出版 / 1991年5月1日発売
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ケースワークの母としてとても有名なメアリー・リッチモンドの本です。
ソーシャルワーカーを目指す人には是非読んでほしいと思います。何故ケースワークが必要となったのか,ケースワークとは何かということについて面白く読めます。同時期に生きたヘレンケラー女史のことも出てきます。
2007年2月5日
- エコロジカル・ソーシャルワーク: カレル・ジャーメイン名論文集
- カレル・ジャーメイン
- 学苑社 / 1992年4月1日発売
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今でも良く使われる「エコロジカルソーシャルワーク」に関する本です。
私は以前「ソーシャルワークを学ぶ会」という勉強会で読みました。ソーシャルワーカーがどのような視点で問題解決に取り組んでいくのかについて,多くの示唆があります。
2007年2月5日
- 心の専門家はいらない (新書y 57)
- 小沢牧子
- 洋泉社 / 2002年3月1日発売
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カウンセラーについて,マイナスの側面について書かれている本です。
一般的に,カウンセリングは必要とされており,カウンセラーは人気の職種です。しかし,カウンセリングを行うことで問題の本質を覆い隠してしまうことになるという視点も重要です。カウンセラーについて,そんな視点もあるよという意味で重要だと思います。
2007年2月5日
- レッスンとうごうしっちょうしょう
- 三野善央
- メディカ出版 / 2003年11月15日発売
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精神障害者のEE(Expressed Emotion:感情表出)の研究で有名な三野先生が書かれています。元は,『ぜんかれん』の連載ものだった記事がまとめられて一冊の本になっています。
統合失調症の原因や治療方法等について詳しく,かつ読みやすく書かれいてます。
2007年2月5日
- 「情報を見せる」技術 (光文社新書)
- 中川佳子
- 光文社 / 2003年7月17日発売
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デザインやパワーポイント,書類等を「見せる」という視点から説明している本です。「ビジュアルセンスがすぐに身につく」とサブタイトルにあります。なかなか難しいことですが,注意する点や考えておくことを知っていることによって,改善できそうです。
内容を読むと,いろいろな「仕事」の段取りの共通点等も分かります。
2007年2月3日
- 新編教えるということ (ちくま学芸文庫 オ 6-3)
- 大村はま
- 筑摩書房 / 1996年6月10日発売
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以前慶應義塾高校の高橋誠先生の講演のなかで触れられたことがあった「大村はま」さんの本です。
教師は,教えることのプロでなくてはならないのに,教えず,その結果子ども(小学生の先生だった)が勉強しないということをいいわけにすると書かれています。「勉強しなさい」と言わず,子ども(学生)が学ぶようにすることをどうすればよいのかということを考えるきっかけとなります。
2007年2月3日
- 「現場」のちから:社会福祉実践における現場とは何か
- 尾崎 新
- 誠信書房 / 2002年3月20日発売
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さまざまな社会福祉実践における「現場」の力とは何かについて書かれている本。
メンタルクリニック,保健所,児童養護施設,高齢者施設,母子生活支援施設,精神科病院etc におけるそれぞれのソーシャルワーク実践について,「実践力」「強さ」「魅力」「可能性」などについて深く掘り下げ,見つめている。
2007年1月25日