- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043428090
感想・レビュー・書評
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唯一の救いは・・・・。
意外に純愛・・・?
ってことだけ。そう、刑事モノではなく、単なるラブストーリー。 -
とある高級ホテルで暴力団春日組の幹部が殺された。
多数うらまれる要素を持っている人間だったがあまりにもあっさり殺されており、かなり親しい人間の犯行であると思われた。
警視庁では殺人などを扱う捜査一課と暴力団の抗争を専門とする捜査四課と両方が動き出した。捜査一課の麻生は殺された幹部の側近に自分が昔逮捕したことのある山内練がいることがわかる。
彼は逮捕当時普通の大学院生だった。
暴力団に関与した理由とは・・・
ホモっぽい話が結構出てきて途中気持ち悪かったがそれをうわまわる展開だった。
この著者の話はきっとどれも面白いのだろう。
しばらくはこの著者の話を読んでみたいと思った。 -
何度読んでも切ない。
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殺害されたヤクザが非道な上に男も女も抱くので、人間関係が複雑です。
徐々に明らかにされる登場人物達の相関図と真犯人に、息つく暇もなく長さを感じさせません。
麻生刑事の推理と観察眼も楽しめました。
しかし、警察機構の実態は知りませんがいくらなんでもありえないような描写が多く、しらけてしまうことがあったのが残念です。
シリーズ物だからなのかもしれませんが、登場人物の描写も長くてしつこかったと思います。個人的には登場人物が好きではないのでシリーズとしての魅力は感じませんでした。 -
上巻でばら撒かれた、全てのピースが嵌まる感じの下巻。
麻生が犯人の正体に気づいたシーンでは、読んでて背筋に冷たいモンが走った。
登場人物では及川一押し。
不憫で健気過ぎる・・・マル暴だけど。 -
なんかすごかった。
周辺シリーズも、というかこっちのが周辺なのかもだけど、読んでみようと思いました。
互いに対する執着は見えてるのに、説明せずに思うように行動するのが良かった。結果自分が辛くても相手のためになればと。
必ずしも報われてはいないし、必ずしもそれがいいことだとも言えないけど。 -
長かったが、全く退屈しない。複数の人間の心理描写、複雑な人間関係の錯綜が、じっくり読ませる。セックス描写が結構あるけど、いやらしさがあんましないんだな。儀式っぽい。もしくはスポーツ。麻生の元奥さんや槙さんのことが解り易すぎた。何で気付かないんだ麻生!ほんっと鈍感で卑怯だ。でも憎めない・・・。どう転んでも刹那的にしか幸せになれない人だなぁ。練との関係が穏やかに持続することを願う。サイドストーリー「ガラスの蝶々」、透明な翅を持つ蝶の描写が素敵。
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及川さんいいキャラでした。とりあえずハッピーエンドでよかったです。途中途中救いようのない状況に感じたので…錬には幸せになってもらいたいと切に思います。そして緑子シリーズを一刻も早く読みたい。シリーズを読んでいなくても十分楽しめる内容でした。