豆腐小僧双六道中ふりだし

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1324
感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (676ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062122146

感想・レビュー・書評

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  • 京極さんのユーモアセンスは最高、しかも最高潮

  • 面白かった。妖怪についてとてもよく分かった。
    妖怪のいないんだけどいる感じがよく出てて、うまいなーと感心。
    京極夏彦のいないけどいる、ないけどある感じを説明するのがすごく上手なので、読むたびにいつもすごく納得する。でもこの納得する感じを人に伝えるのは、結構難しい。

  •  そもそも正式タイトルはどれだ?(笑)
     「本朝妖怪盛衰録豆腐小僧双六道中ふりだし」までか?
     それは置いといて。
     普通に面白かった。笑える、という意味で。ある意味、「どすこい(仮)」のノリで真面目に(かどうかは知らんが)妖怪について書いたって感じ。
     妖怪に対する薀蓄とか、そういったものも面白かったし。(まぁ、いつもの通り途中斜め読みしてるが。)
     ラストも、大きなオチはないがなるほどね、と。(ただ、きっちり理解はしてない。)
     どこかの予告で「手前はなぜ豆腐を持っているのでしょう」って文章があった気がしたけど、どうやらそれは思い違いだったらしい。ちょっとそれに惹かれたのに。残念。
     抜粋。
     ――家ン中で笠被って。
     馬ッ鹿じゃなかろうか。
     かなりはじめの方にある文章。ここで爆笑。
     豆腐小僧ってのは豆腐もって、大きな笠を被っている妖怪らしいです。

     そこまで馬鹿にしなくても。
     ねぇ。
     しょうがないじゃん。
     ……ねぇ。

    03.12.28

  • つきもの落としと変わらない?

  • 厚さ5センチ以上あります…。
    一部に狂信的ファンを抱える京極さんですが、私にはあんまり…。

    終始落語っぽいトーンなのは興味深いけど。
    文庫なのかハードカバーなのか判断しかねる形態で、やたら腕が疲れました。筋力アップ?

  • 初京極夏彦。話が長くて一回だれたけど、読み終わってみると面白かった。得たいの知れない恐怖に姿形、理由を付けたのが妖怪で、恐怖を克服するため、共存するために牙をぬいたのが滑稽な妖怪、豆腐小僧という解釈は面白い。

  • 豆腐小僧は和みキャラだけど、だからどうした的な感じで、途中で止まったままになっています。
    続きを読みたい気もあるけど、どうにも優先順位は低いです。

    続編も気になるけど、読む優先順位が上がらない限りは買わないかも。

  • 帯裏
    そして小僧、
    少し立ち止まりますな・・・。

  • 妖怪とは何か、豊富なうんちくを使って説明する物語。豆腐小僧のキャラクターに和む。

  • 豆腐小僧のお馬鹿さにただただ和んだ一冊。
    お手軽に読めてよいです。
    妖怪の定義ってなんだか新鮮でした。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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