呼人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 974
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734790

感想・レビュー・書評

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  • 一応ミステリのカテゴリに入れたけどこれって正直ミステリじゃないよね。SFもどき?でもそれにしては題材は全然新鮮じゃないし。

  • 不死不老を人類はずっと、願ってきたのだろうか?12歳で、身長も心も成長が止まった呼人。1973年生まれの呼人の成長にあわせ、小説は進んでいく。永遠の愛がテーマなのかな?実在の赤軍派事件やら、バブルやら、日航機事故やらと、小説がからんで進んでいくのは、面白かった。登場人物にも好感が持てた・・が・・何やら、寂しさが残った本。2007.8

  • 未読

  • 切ないというか後味が悪いというか・・・。
    作品の完成度うんぬんというより
    この話しの残酷さだけが残って星2つ。

  • 06年12月31日読了。やっぱいいなあ野沢さん。

  • 確か野沢作品で初めて読んで、泣けた本。うまいですねー

  • はじめは面白いのだけど、段々と恐ろしくなっていく話の展開が素晴らしかったです!少し難しかったです。

  • 完読。

    テーマは永遠。

    永遠の命とか愛だとか。

    そして永遠の12歳を生きる主人公、呼人(よひと)の悲しみと苦悩。

    永遠の命がもしも実現するとすれば、それが本当の幸せなのか考えさせられる物語。


    時代の流れを自分だけ止まった時間の中で
    傷つきつまづきながら大人になっていく友人達を
    心を痛めながら見送ることしかできない呼人の変わらない心が
    切なくて泣ける。

    「もう傷つかずに生きていける?」と
    初恋の相手に言うシーンでは感動して泣いてしまった。

  • 永遠の12歳という設定に違和感あり.まぁおもしろい.

  • 長編力作でした。
    「呼人」というタイトルに、すべての想いが集約されているように思います。

  • 永遠の12歳の呼人の話。永遠に子供でいることはすばらしいこと?そうは思えない。わたしは永遠に子供であったらと思うと恐くてたまらなくなる。私は子供の頃の自分が大嫌い。でも、今の自分があるのはあの頃の大嫌いな自分があるからだし、多少なりともあの頃の大嫌いな自分を克服したから今の自分がいるんだろうって思う。でもこういう風に変わってこれたのは身長も伸びて、体重も増えて、顔つきも変わる毎日少しずつ変化する体を心が敏感に察知してのことだと思う。
    突っ込みどころは満載。これをかくとネタバレになるから書かないけど。最後に親子愛で纏め上げようとしているのもなんだか気に入らない。それでも、一日でこの本を読みきってしまったから、やっぱ面白い本なのだろう。

  • 12歳から心と体の成長が止まった永遠の少年・呼人が、自ら出生の秘密を追う青春小説(?)。呼んでる時には面白いんだけど、トータルで考えると何がいいたかったのかよく分からない。いろいろ考えさせられるけど、的が絞れていない感じでした。(04年)

  • 野沢尚さんはやっぱり巧いナーと思った本。これも読みやすいから、普段読まない人にお勧め☆

  • 切なかったです 12歳のまま時が過ぎて行く少年の物語 グリーンマイルを思い出しました 最後は泣きそうに...

  • 話が超非現実的すぎ。そこそこ面白かったが。

  • 私の野沢尚デビュー作

  • 12歳で成長が止まってしまった「呼人」。だけどそんな彼のまわりは成長とともに人生の辛さ、はかなさ、ダメージなどを体験していく。そんな彼らにとって永遠の12歳である「呼人」は自分の少年時代そのものであったりして「呼人」から与えられる忘れ得ない自分自身の永遠の12歳を感じて未来に向けて必死に生きようとする。
    彼らの人生の細やかな描写などすごいものがある。

  • この作者にしては珍しくサスペンスじゃなかった。
    12歳で心と体の成長が止まってしまった主人公の葛藤と彼の出生の秘密を軸にストーリー展開されてます。
    ずっと子どもだったらいいのにってみんな一度は思ったと思うけど、結局そうなったらなったで悩むんです。生きてる限り悩むんです。。

  • 名前が気になった。

  • 中途半端な未来予想って、嫌い。

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