エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 826
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940146

感想・レビュー・書評

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  • プロローグ的な物語だった。
    純粋培養、硬めのお嬢さんと、自分を貫く我儘で誠実な男の子(あくまで男の子だがやたらと器が大きく見える)という組合せ…好きだなあと思う。
    続きが楽しみだ。

    • komoroさん
      荻原規子なんですね。
      ファンタジーっぽくないタイトルですが。
      好きですね。
      いつまでも乙女だね。
      荻原規子なんですね。
      ファンタジーっぽくないタイトルですが。
      好きですね。
      いつまでも乙女だね。
      2016/04/24
  • イギリスへ旅立った家族とわかれ自宅に残った大学1年生の美綾
    “モノクロ”と名づけた迷い犬とともに新生活がはじまるが...

    荻原規子の新シリーズは八百万の神と同居する女子大生の物語

  • 普通の女子大生と、パピヨンになっている神様とのお話。
    「樹上のゆりかご」と「RDG」の世界観に近いような気がします。
    物質界に下りて、この世界のなにかになる、という面倒なこと(らしい)を試してみている真っ最中の神様が、多神教の神様らしく、ご利益もなにもなく、主人公になんにもしてくれない、というところがいい。
    パピヨンになってるのも、しれっと「かわいいから」「ペットのほうが楽だから」と言っているし。
    ストーリー自体は、なんとなく「樹上」と似ているな、と思ったせいか、こういう展開かなーと珍しく読めてしまいましたが、設定はとてもおもしろかったので、今後に期待したいです。

  • 拾った犬は神様だった⁉︎
    少女の自立、人間になりたい神様との認識のズレ、事故死した旧友の幽霊騒動。様々な要素が絡み合うため、結局平板になってしまった印象もある。
    でもそれぞれが補完し合い物語が進む様は面白かった。

  • 再読。荻原さん作品の中では星3つかな?とは思いますが、やっぱり荻原さんの物語はとても魅力的。ファンタジーなのにリアル。

  • 久しぶりの荻原規子さん。神様が出てくるし、ちょいファンタジー風味なので真相はどうなのかこちらも読みながら迷った。結局はやっぱりそうなのか、とちょっと残念。つまらない、という意味ではなく、いい友人だったらよかったのに、と思う。続きが楽しみ

  • S

  • 主人公美綾が意図的に鈍感でなんだかなぁ、と。恵まれてることに気付かない人って、本人に悪気なくても反感買うよなー。智佳の幽霊が見える云々も大学生にしては稚拙なやり口。こういう気の惹き方をする子、小中学生の時ならいたな。モノクロの八百万の神っていう設定は面白い。犬の姿を借りて人間になるための調整中。神様視点の人間というものとか。

  • 大学入学と同時に家族が渡英し、実家での独り暮らしを始めた美綾が出会ったのは、喋るパピヨン…の姿をした神。音楽の絡む話ではない。
    亡くなった小学校の同級生の幽霊にまつわる話が中心だが、比較的早くから不穏な気配が漂っており、美綾の鈍感さはちょっとどうかな、という感じである。モノクロイケメン(笑)との今後が気になるが、当分は無理かな。新しい環境に馴染むまでの、居所のない感じはなんとなくわかるが、歳をとるにつれてあまり気にならなくなってきたかもしれない。

  • まあまあ・・・
    荻原さんの本は勾玉が一番好き。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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